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ミズノとワイズロードがコラボ、アンダーウェア「ロードバイク専用ブレスサーモ」を試してみた

本格的に寒くなってきたこの時期。ロードバイクに乗るための冬物ウェアの準備はお済みだろうか? この度、スポーツメーカーミズノと、スポーツ自転車専門店ワイズロードがコラボしたインナーウェアが登場! バイシクルクラブ編集部員がこの新開発のインナーウエアをテスト、そのレビューをお届けする。

ミズノ・ブレスサーモをロードバイク用に特化させた一着

ミズノとワイズロードがコラボしたアンダーウェアは、ロードバイク専用のブレスサーモアンダーだ

「ブレスサーモ」とはミズノが開発した独自の吸湿発熱素材。体から発生する水分(汗)を吸収して発熱し、保温力があり、汗冷えを抑制する。すでにミズノが展開するあらゆるスポーツ、アウトドア、カジュアルのインダーウェアに採用されている。

ブレスサーモとは?

そんな高品質素材ブレスサーモを採用したインナーウェアに、「ロードバイク用」としてワイズロードの知見が生かされた特別な一着が追加された。

ミズノ
インナーウェア 長袖 ブレスサーモアンダー ワイズロードオリジナルモデル ブラック

SPEC

価格:6,380円
サイズ:M(165~175㎝)、L(175~185㎝)、LL(185~195㎝)※値は目安
カラー:ブラック
暖かさレベル:レベル3(最大4)
厚さ:中厚(ロードバイク乗車時の発汗量を考慮した中厚素材を採用)
※全国のワイズロード店舗およびワイズロードオンラインで独占販売

ワイズロードオンライン

元ショップ店員であり、既存のブレスサーモユーザーでもある浜田がテスト

ロードバイク専用のポイント3つを再確認!

左のブルーが従来のノーマルブレスサーモアンダー。右のブラックが新開発のロードバイク専用ブレスサーモアンダー

バイシクルクラブ編集部の浜田が、着て走る前にまずは実物に触れてその詳細を確かめてみた。じつは浜田はすでに2年前に購入済みの「ロードバイク専用でない」ノーマルブレスサーモアンダーを今も使用しており、今回は改めて「ロードバイク専用」を試すことになる。公式が紹介する以下3つのポイントからチェックしよう。

後ろ丈を長く設定し、ロードバイク特有の前傾姿勢に対応

腰の下部まで届く後ろ丈が延長されている。後ろ面がゆるいアーチを描くようなラインだ

ロードバイク用アンダーウェアに求められる基本設計をしっかり押さえてきたという印象だ。後ろ丈がゆるくアーチを描きながら長く延長されて中央最長部分は約8cmほど伸ばされている。サイクリング用のウェアであれば普段からあまりズリ上がりに悩まされることはないが、これまでブレスサーモ素材で後ろ丈の長いモデルがなかっただけにこれは嬉しい仕様だ。

前傾が深いフォームに対応し、ずり上がりを防止。裾をパンツの内側に収納するのもいいだろう

ハイネック仕様で首元も温かく保てる

首元をピタッと覆うハイネック。しかしそれほど高くはなく、喉仏にはかからない。中央部にはミズノのランバードロゴが

試着前は「要るかな?ハイネック」という印象だった。というのも首元はネックウォーマーで覆えるし、ネックウォーマーが不要になるほどの「ハイネック」ではないだろうと思ったからだ。だが着てみると、特に首の後ろ側にふわっと温かさが感じられる。実際には「ミドルネック」とでもいう長さだろうか。ピタッと張り付くような感触だが、首まわりを絞めつけるような窮屈さはない。着心地や機能に関係ないが、ロゴ位置がノーマルとは異なっており、上に着用するサイクルジャージとのコーディネートが考慮されている。

生地は中厚素材を採用

中厚の生地を採用したロードバイク専用ブレスサーモアンダー。走行により発汗量が多くなることを想定した選択になっている

これは個人的にもっとも気にしていた部分。というのも浜田が所持していたノーマルのブレスサーモアンダーは少し透けるほど生地が薄手であり、その薄さに惹かれた面もあるからだ。着てみるとふたつは大きく着心地が異なり、ノーマルは乾燥したサラっとした着心地でややタイト。ロードバイク専用はふわっと柔らかく包み込む感じだ。新しいブレスサーモアンダーは中厚ということでかなり温かさに振った作りに思える。実際肌に触れた感じでも後者のほうが温かさを感じる。この違いがライドシチュエーションにどう影響するのか?

こちらはノーマルの薄手ブレスサーモアンダー。ランバードやブレスサーモロゴは使い古してほぼ消え去り、中央にわずかに赤みが残るのみ

実際に着用して寒空の下をサイクリングし、試乗テスト

温かいのは当たり前。発熱は「燃えるような」ではなく「ぬくぬく」

ロードバイク専用ブレスサーモアンダーを着て、さっそくライディングテストへ。10℃を下まわる気温のなかを40kmほどサイクリング

気温8℃の曇りのなか、ロードバイク専用ブレスサーモアンダーと防風ジャケットを着てサイクリングへ。事前に着ていたノーマルモデルのタイトな感触ではなく、新モデルはフィットしつつも締め付け感がない。体型的に中肉な自分にとって締め付けの少なさ=ストレスの少なさにつながっている印象だ。

「発熱」というワードからは「内側から燃えるような熱さ」というイメージが浮かびやすいが、一定速度のサイクリングなら「ぬくぬく状態が続いている」と感じられるくらいの温かさだ。裏生地の肌触りのよさが、そのぬくぬくに拍車をかけているようだ。もちろん外側からの寒さを胴体に感じさせることもない(これはアウタージャケットのおかげでもある)。

アップダウンのあるコースへと向かい、運動強度を上げてみる。登坂では頑張りぎみに上って汗をかき、下りではペダリングせず体を冷やすことを繰り返す。これをしばらく繰り返しても胴体部分には汗で濡れた感触が長く残らない。自分で自分の体温の上昇や下降を調整することは不可能だが、ブレースサーモはそれを補正するかのように機能してくれ、なるべく早く「ぬくぬく状態」に戻してくれる。

ミズノの知見や技術が生きるディテールのよさ

肩まわりや肘まわりの動きのよさは、他ブランドのインナーウェアよりも優れていると強く感じた。これがミズノならではの強みだ

部分的なよさを感じさせたのは首まわりと腕まわりだ。ロングネックはジャケットのファスナーを少し下げても前からの寒風を寄せ付けず、ネックウォーマーと組み合わせれば首元への隙間風を生じさせない。またダンシングをした際、腕まわり(肩下から肘、手首まで)がとても動かしやすい! 自転車を降りてストレッチするように上半身を動かしてもそれは明らかだ。ロードバイクでは腕や肩を動かすアクションはさほど多くないが、上半身を駆使する野球やテニスもサポートするミズノならではの動きやすさを感じた。

ユーザー目線に話を移すと、今後このブレスサーモアンダーを長期使うことを想定した際「このインナーはヘタレにくいのではないか?」と推察できる。中厚生地は温かさを増強するため採用されたものだが、服というものは基本的に生地は厚いほど耐久性が高くなる。首まわりや袖口のヘタレが起きづらいタフさは、数シーズン使用&洗濯を繰り返すユーザーにとってありがたい。6380円という価格は繰り返す使うことでこそコスパの良さにつながるはずだ。

「ロードバイク専用」は伊達じゃない。量販店の安物インナーウェアを毎年買い替えるより、高品質な一着を長く使った方が効率的だ

今回は製品レビューを行っているからこそ、あえて上記のような細かな部分までチェックしてしまったが、簡潔に表現するならば、ストレスを感じさせずにぬくぬく温かい状態を快適に保ってくれる「ロードバイクに最適化されたアンダーウェア」。

温かさはもちろんのこと、あちこちのディテールから「ロードバイクのこと、ちゃんとわかってるな~」と感じさせる一着。さすがミズノとワイズロードの知見が活かされたコラボウェアだ。

ワイズロードオンライン
ブレスサーモページへ

問:ワイズロード https://online.ysroad.co.jp/shop/default.aspx

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PROFILE

ハマダ

Bicycle Club / 編集部員

ハマダ

元自転車ショップ店員であり、最新バイクや新製品の情報を日々追っている編集部員。短期ツーリングや週末サイクリングを好むザ・アベレージ サイクリスト。国内外の選手たちを熱く見守るロードレースファンでもある。趣味はパン屋巡り。

ハマダの記事一覧

元自転車ショップ店員であり、最新バイクや新製品の情報を日々追っている編集部員。短期ツーリングや週末サイクリングを好むザ・アベレージ サイクリスト。国内外の選手たちを熱く見守るロードレースファンでもある。趣味はパン屋巡り。

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