長男のために650Cのチェレステロードを作る|レストア家族計画
ニシヤマ
- 2022年12月14日
編集部・西山が持ち前のレストア力を生かして家族の自転車をメイキング! ジャンクから、使い倒せる自転車を作る。今回は80年代のビアンキフレームを息子のためにレストア。
ベースは1985年製の650Cビアンキ
家族の成長に合わせて自転車を作り続けるのがライフワークだ。そして、必ずなんらかの記事となって登場する。
今回のフレームは長男のためのロードバイク。彼には以前にも22インチのロードを作ったが、またたく間に成長してつんつるてん自転車状態となった。
そんな時期が来るだろうと用意しておいたフレームがある。これも譲りうけたものだ。子ども用自転車は服と同じくお下がりがよくまわってくる。これも時期が来たら次の少年に渡ると思う。しかし手荒な男子2人が乗り潰したところで、原型をとどめているか自信がない。
80年代のビアンキフレーム。26.4mmというシート径からしてハイテン鋼だ。しかしハイテンは柔らかいパイプなので硬くなりがちな小さいフレームにはちょうどいいだろう。
今野製作所でフレームの問題を修正
ホイールをフレームに入れてみたものの入らない。80年代のフレームのエンド幅126mmにいまどきの130mmリアハブが入らないのは想定内。想定外だったのは、ロードエンドの口が曲がり、ハブ軸が入らないこと。
使いやすさを優先にジャンクパーツをかきあつめた
650Cホイールは手組みしようかと思っていたが、完組を買ったほうが、だんぜん手っ取りばやいので買ってしまった。タイヤ&ホイール以外は新たに買ってない。ほかはジャンクパーツの寄せ集めだが、ジュニアでも使いやすいように実用重視。
中坊にはぜいたくなイタリアンロードが完成
よせ集めジャンクパーツで作った、まかない的ロードバイクだ。しかしけっこうカッコいいのはチェレステカラ―の力だろう。10万円する新品のジュニアロードは買ってあげられないが、本物のヴィンテージフレームなのだから、中学生には、けっこうぜいたくだぞ!
※この記事はBiCYCLECLUB別冊[クロモリバイク徹底レストアBOOK]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- TEXT:西山貴之 PHOTO:蟹由香/大星直輝
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