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長男から次男へ、お下がりロードをフラットバー化|レストア家族計画

編集部・西山が持ち前のレストア力を生かして家族の自転車をメイキング! ジャンクから、使い倒せる自転車を作る。今回は3年前に長男に作ったジュニアロードを、次男向けにカスタム。小学生にも扱いやすいフラットバー化に挑戦してみた。

お下がりになったロードバイクはめでたく次男のバイクに

兄のドロップハンドルに強烈に憧れていた弟。だが小3には、ちょっとハンドルが遠すぎた。そこで思いついたのがフラットハンドルだ。フラットバーロード化すれば、ハンドルを近くできる。
フラットハンドルなんてダサいからイヤだと弟は抗議した。おっ、わかってるな、と内心思いつつもなだめすかすがきかない。
実際乗ってみたらすぐ転んだ。それで観念したのだろう。ようやくフラット化認可。

こちらが3年前に作ったジュニアロード
子どもがいる同僚のジュニアロードからホイールを借りてなんとか乗れるように。その後も探し続け、ようやくジャイアントの倉庫にリム1ペアを発見。1年後に完成した

まだちょい大きめだったのでフラットバー化

ちょうど次男の自転車も限界だったので、タイミングとしてはよかった。しかし、長男がロードに乗ったタイミングよりも1年以上早く、自転車が大きい。フラットバー化で、成長するまで時間稼ぎをすることに。3年間長男が乗ってだいぶくたびれていたので、チェーンやブレーキシューなども交換した。

ドロップハンドルに乗りたい!と強く希望したが、またがってみるとほらけっこう遠い。ムリに乗ったがすぐに転んだ
3年間長男が乗ってだいぶくたびれていたドロップハンドルを外す
レストア家族計画①で外したダホンのバー&レバーを使う。どこまでもリサイクル
肩幅に対してバーが広かったので両端を2cmグラインダーで切った。コラムについた7速のレバーも操作しやすい

初めての細タイヤ、その速さに興奮!

次男のバイクとして、あと3年ぐらいは乗れそうだ。まあ来年早々には、またドロップ化の改造が必要となるが。やはり自転車をいじれるといろいろ役に立つなあ

軽い25Cタイヤは、想像以上に速く、弟は目をキラキラさせて感激していた。以前は20インチで35Cの太いタイヤで走っていた。それにくらべるとこの軽快さはかなり新鮮だったよう。
「オレちょっと遠くに行ってくる」といって出て行った。やがて擦過傷だらけになって帰ってきた。転んだ理由は排水路のフタだ。細いタイヤは溝にはまることを教えるのを忘れていた。
とはいえ、自転車の楽しさに目覚めた様子を見ると作ったかいがある。

乗車ポジションも自然に。小学3年くらいだとフラットのほうがブレーキングしやすく安心だ

※この記事はBiCYCLECLUB別冊[クロモリバイク徹底レストアBOOK]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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PROFILE

ニシヤマ

Bicycle Club / 副編集長

ニシヤマ

自転車暦35年以上。中学時代からランドナーに乗る、ヴィンテージ(ジャンク)自転車大好き人間。バイシクルクラブのバイク&キャンプなアウトドア系記事、自転車レストア&カスタム記事など製作。またマニアックな自転車ムック職人。加えて最近は、付録職人でもある

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自転車暦35年以上。中学時代からランドナーに乗る、ヴィンテージ(ジャンク)自転車大好き人間。バイシクルクラブのバイク&キャンプなアウトドア系記事、自転車レストア&カスタム記事など製作。またマニアックな自転車ムック職人。加えて最近は、付録職人でもある

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