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九十九里浜を行くぞ!編|ちょもかの太平洋岸自転車道ポレポレ旅作戦

ポレポレはスワヒリ語で「ゆっくり、のんびり」の意味。太平洋岸自転車道を舞台に、自転車ゆる旅スタイルを追求します! ガチでない人のための、がんばらなくてもいいサイクリング、第2回は日本最大級の浜、九十九里浜を行くぞ!

車中泊と輪行で九十九里浜を楽しむ

車中泊&ソロキャン女子にして今シーズン、ついに念願のサイクリング本格デビューを果たしたユーチューバー、ちょもかさん。
レトロなスタイリングが気に入って手に入れたクロモリのツーリング車、ビアンキ・アンコラを相棒に、太平洋岸自転車道を走る連載の第2回。
前回は、太平洋岸自転車道のスタートポイント銚子を舞台に周遊ポタリングを楽しんだが、今回は、千葉のロングビーチ九十九里浜を行く。

全長66kmにもなる日本最大級の浜は、初級者にはなかなかにハード。真夏シーズンでもあるし、それに風向きや路面状況もある。そこで、九十九里浜の北端に近い旭市あたりから、南下できるだけ行ってみる。どこまでいけるかな?
得意技である車中泊を武器に、輪行との合わせ技でエスケープ手段を確保する作戦で行くことにした。

毎回、サイクリング手段のステップアップがもうひとつのテーマとなっているこの連載。第2回にしてハードルの高い「輪行」にちょもかさんが挑戦することに!

自転車とクルマと鉄道で行く九十九里浜、なかなかに盛りだくさんになりそうな気配。ではレッツゴー!

車中泊&輪行テクを駆使

今回は、クルマに加えて輪行を使っての鉄道による移動にもチャレンジ! クルマで来て、自転車で走って、輪行で戻るという合わせ技で太平洋岸自動車道にアタック!

輪行のハードルを下げてラクに

クルマで現地に来るとそこまで戻って来なくてはならないのが宿命。そこで今回は九十九里浜沿いを行くところまで行って輪行で戻ってくる作戦。
海岸沿いを走るのに疲れたら、内陸に向かって4kmほど走れば総武本線が走っている。
慣れない輪行ということもある。もともとビアンキ・アンコラに付いていたマッドガードは、ちょっと輪行しずらいので外すことに。
輪行袋は女性サイクリストが開発したグランジ・キャリーを使用した。ベルトを多用せず、袋に入れるだけ。直観的で分かりやすいと初級者にも好評の輪行袋だ。
輪行袋やカメラ機材はサドルバッグへ。サドルバッグループがあるブルックスのサドルに対応したキャラダイスのサドルラックは超便利。金具をループに入れてベルト1本でサドルバッグを着脱できる。輪行ライドにオススメだ。

今回のちょもかスタイル

カジュアルなサイクリングウェアに。ステムデザイン・サイクルDRY Tシャツ(トップス)。ペダリングショーツ(ボトムス)。
問:ステムデザイン www.stemdesign.net

チェレステ号の装備はこちら

輪行しやすくカスタム

チェレステ号は、もともとガード付きのツーリング車。ガード付きを輪行対応にするには、ガード分割加工などカスタムが必要となるので、今回はガードを外した。また着脱しやすいキャラダイスのサドルバック&クラシックサドルラックを導入。

グランジ・キャリーでカンタン輪行

使いやすい輪行袋で女性ユーザーにオススメのキャリー。付属のホイールバッグに前後輪を収納し、フレームを挟むように入れて本体袋のファスナーを閉じれば完了という手軽さ。袋はフレームサイズ520㎜以下を目安に設計されており、中身の遊びが少なく安定しているのも特徴。
問:東京サンエス https://tsss.co.jp

まずキャリー輪行袋のファスナーを開いて地面に広げる。自転車は逆さまにして袋の上に置く
逆さまにした自転車の前後ホイールを外す。ホイールは自転車を逆さまにせず外してもよい
付属のホイールバッグ2つに、外した前後ホイールをそれぞれ入れる
袋の上に置いた自転車のフレームを前後のホイールで挟むように置く
ファスナーを閉じれば完成! 袋はぴったり目に作られているので遊びが少なく、ベルトがないのでカンタン
ショルダーベルトも袋に付いているので長さを調節するだけ。外袋も輪行袋に縫い付けてあるので紛失の心配もない
ラックごと外したサドルバッグと輪行袋を持って駅の構内を移動。スチールフレームなので、ちょい重いけど頑張れ!

クルマ旅と自転車旅のいいとこ取りを追求!

クルマで九十九里浜へやってきた。車中泊女子なので、クルマでサイクリングはひとつのテーマ。なのだけど、太平洋岸自転車道を行ったらクルマのところまで戻って来なくてはならないのが難点。
悩んだ末に、クルマのある場所まで電車で戻ってくる方法を思いついた。「輪行」ってやつだ。いつかはと思っていたが、意外に早くチャレンジする機会が訪れた。

JR総武本線の旭駅。駅のコインパーキングに停めて愛車をクルマのナマステ号から自転車チェレステ号へ乗り換え海岸へ。
今回輪行を簡単にするために、泥ヨケを外してのストリップ状態。でもこれはこれでシンプルでカッコイイかも。

潮騒ふれあい広場レストハウスから九十九里浜をスタート。ここから5kmくらいは気持ちいい海沿いのサイクリングロードを楽しめる

海岸沿いのサイクリングロードで九十九里浜スタート! じつはこの道は太平洋岸自転車道じゃない。自転車道に設定されているのは、浜から見ると松林の向こうの県道だ。
九十九里浜サイクリングというと、雄大な浜をバックに永遠に続くような浜辺の道のイメージが浮かぶ。たしかにそういう道もあるけれど実際は数kmで、全体から見るとほんのちょっと。
走ってみると整備されたての道も砂に覆われていたりして、そのまま突っ込むとタイヤをとられてキケン。そこは押して歩いたほうがいい。

というわけで、ロードバイクでの走行を考えると自転車道に県道のほうが指定されているのは、まあ分かる。とはいえ、県道も道が狭くて、クルマの往来もけっこう多く、かつスピードも出ていて怖い。かつ暑くて早々に消耗した。

はまぐりラーメンで塩分チャージをしていると雲行きが怪しい。見ると銚子方面に真っ黒い雷雲。時刻表を見ると最寄り駅の出発が50分後くらい。慣れない輪行を考えるとギリなタイミングだが行くしかない。
輪行に手間取り、輪行袋をかついで気合いで駅階段を駆け上り、電車に乗ると雷雨がやってきた、すごい土砂降り。地元の高校生が車窓を閉めて回っていたのがエライなあ。

駅からクルマで東金方面へ、ここに車中泊の場所をカーステイで予約しておいた。シャワーもあるので、さっぱりしたら愛車ですぐ寝られるのがよい。
走行距離はあまり稼げなかったけど、いろいろ初めてにチャレンジして達成感に満足しつつ、すぐ眠りに落ちた。

道の駅オライ・はすぬま
車中泊できるRVパークも併設されており九十九里浜観光のベースに最適
名産のイチゴを使ったアイスやジェラートなどが暑い日の補給にイチオシ
蓮沼海浜公園。九十九里浜は70km近くもある広大な日本最大級のビーチ、海辺の公園も多くオーシャンビューを楽しめる絶景スポットも多い
浜辺の砂がサイクリングロードに入ってしまっているところも。砂にタイヤをとられると激しく転倒するので要注意
どでかいはまぐりが入った名物のはまぐり醤油ラーメン。食堂はやさかにて
太平洋岸自転車道に設定されているのは、九十九里ビーチラインと呼ばれている県道20号線。狭いながら交通量はあり、バスも通る
輪行は、JR総武本線、横芝駅から旭駅まで。電車に乗ったところでちょうど大雨がきた。この日走ったのは25kmほど、九十九里浜の3分の1くらいだけど、なかなか達成感
輪行と組み合わせて正解だった!
東金にあった車中泊ポイントを予約。軽ワンボックスの上にルーフトップテントを乗せているナマステ号
ルーフトップテントの中はゆったり寝られる広さ
自転車はこんな感じで収納。ゴリックスの自転車カバーを装着

ライダープロフィール

ちょもか

ソロキャンプ系女子ユーチューバー&インスタグラマー。茨城県在住。3年前より車中泊やソロキャンプの様子をchomocampで配信中。人気を集め、昨年は車中泊雑誌やBSのTVなどにも登場。愛車はダイハツ・ハイゼットカーゴ&ビアンキ・アンコラ。

太平洋岸自転車道とは

千葉県銚子市の銚子駅前から和歌山県和歌山市の加太港まで続く、全長1400kmにおよぶ大規模サイクリングロード構想。太平洋岸に自転車道の標識やサイクルステーションなどが整備されている。ナショナルサイクルルートに認定されている。

詳細はこちら

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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