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沼津〜富士編|ちょもかの太平洋岸自転車道ポレポレ旅作戦

ポレポレはスワヒリ語で「ゆっくり、のんびり」の意味。太平洋岸自転車道を舞台に、自転車ゆる旅スタイルを追求します! ガチでない人のための、がんばらなくてもいいサイクリング、今回はキャンピングカーで沼津へ。太平洋沿いのルートでも屈指の駿河湾の絶景でサイクリング!

静岡県沼津沿岸の絶景ポイント、太平洋岸自転車道を走る!

ここまで太平洋が近いうえ、長くて快適な自転車道はけっこう貴重!

ソロキャン系車中泊女子ユーチューバーとして人気のちょもかさん。いつもはダイハツ・ハイゼットカーゴの愛車ナマステ号で車中泊旅を楽しんでいるが、今回はちょっと豪華にキャンピングカー+自転車にトライ。

キャンピングカーというとハードルが高そうだけれども、レンタルすれば気軽に楽しめる。「ワンダーウォール」などオーナーたちが登録しているサイトがあり、空いているキャンピングカーをレンタルできる。

レンタル料金はタイプにもよるが、1日2〜3万円くらい。キャンピングカーには4人くらい寝られるから、移動手段&ホテル&非日常なアクティビティーと考えればけっこう安い。ユーザーは手軽にキャンピングカーを体験し、オーナーは維持費のプラスにもなるという、ウィンウィンなサービスといえる。

さて、この日は静岡・函南にあるキャンピングカーを手配。まずはここから沼津方面に行って、太平洋岸自転車道サイクリングを楽しむ計画だ。

太平洋岸自転車道は2021年にナショナルサイクルルートに指定。まだ未整備なクルマ多めの県道なども含まれているけれど、沼津から富士くらいまでの太平洋岸は、走りやすさでは日本屈指ともいえる。
左に青々とした駿河湾の海、右に富士山というザ・東海道なビューを味わうサイクリング。海風をさんざん吸って走ってから、しらす丼も満喫。

ちょっとはしゃぎすぎて疲れたので、キャンピングカーに戻って休息。クーラーも冷蔵庫もあるので、涼んで水分補給して、次のドライブに備える。

沼津港から松林の道を抜けていく。海の方向に向かい、堤防が見えたらその上に自転車と上がる。すると堤防の上に見晴らしのいいサイクリングロードが延びている
ランチは、お待ちかねのしらす丼。ぜいたくに生しらすと釜揚げしらすとサクラエビの3色丼に。太平洋を満喫したら、次は富士山の麓、朝霧高原へキャンピングカーでゴー
けっこう走って疲れたので、キャンピングカーの中で着替えて水分補給。ドライブの前にちょっと涼んでひと休み。キャンピングカーは休息スポットとしても使えるのがよい
サイクリストほか、地元のランナーなども走る堤防上の自転車歩行者道。クルマが来ず、かつ平坦で超快適。ただし日陰がないので熱中症には要注意。こまめな水分補給を

富士山麓の朝霧高原で涼しくたき火&車中泊

標高の低いエリアは、まだまだ暑い夏季。涼しく寝られるように標高の高い場所へ移動するのは、車中泊でも常とう手段だ。100m上れば0.6℃気温が下がる。クーラーがあるにはあるけれど、アウトドアっぽく涼しいところでたき火なども楽しみたいので、富士山麓の朝霧高原でキャンピングカー泊をすることにした。

富士市から朝霧高原は30㎞ほど。40分ほどのドライブで到着できる。ほとんど上りでかつ交通量も多い国道なので、やっぱりガチなサイクリストでないなら、クルマのほうがいいかな。

キャンピングカーで国道139号を約30km上っていけば、富士山麓の朝霧高原へ

ここで忘れちゃいけないのが、ファミリーマートでの買い出し。ちょもか的に気になるのは、静岡の県民的ファミリーレストラン「さわやか」とほぼ同じ味を楽しめ、「ジェネリックさわやか」とウワサされる冷凍生ハンバーグ。これを必ず手に入れないと。ファミマでは静岡県の限定商品で、こいつをたき火で焼く計画だ。

先ほどの海の絶景とは対照的な、富士山麓の高原へ。富士山がドーンとある朝霧ジャンボリーオートキャンプ場に来た。まずは涼しい周辺をサイクリング。

高原のキャンプ場に到着したら、まずは周辺の森をサイクリング。さっきの海とはまったく違う情景の、涼しいライドを楽しめる

サイトに戻ってみるとちょっと虫が多い。虫よけ効果のためにもたき火は必要だ。所有しているいちばん大きなたき火台を持ってきた。折りたたみのテーブルとチェアはキャンピングカーに備品としてある。

アウトドアで富士山と緑を楽しみつつくつろぎコーヒータイム。クルマなのででっかいたき火台を持ってきた。夜は豪快に火も楽しめるぞ!

ジェネリックさわやかを堪能!

こちらが噂の「そのまんま肉バーグ」。すぎもとミート製でさわやかの製造ではないが、味は激似と静岡県民も認める

たき火がおき火になったところで、解凍したハンバーグをスキレットへ。表面を焼いてフタをして数分蒸す。俵状のハンバーグは半分に切り、赤い部分を下にして熱いスキレットの底に押し付ける、さわやかの儀式。もう少し火が通れば完成だ!

味は、まんまさわやかで大変満足。昼のしらす丼と併せて静岡完食だ。夜はゆっくりキャンピングカーでくつろぐつもりが、遊びすぎで疲れて、早々に爆睡してしまった。寝心地はさすがにナマステ号より上質だった。これで長旅してみたいなあ!

慣れた手つきで火を起こし、たき火料理。炭になったところで金網を置き、その上でスキレットを温める
スキレットで焼く。巨大なので、3個はちょっと多すぎた
コンビニサラダでも盛り付けると映えます
ハンバーグ好きのちょもかも納得の味

こんなキャンピングカーと自転車の旅も大いにアリ!

借りたキャンピングカーはコレ

トヨタ・タウンエースを改造したレジストロアウル。MYSミスティック製。ユーチューブ「キャンピングカーTV」が運営する「ワンダーウォール」でレンタル。
https://wonderwall.fun

 

2台と一緒に自撮りショット
私でもラクに取りまわせる
車内のリビング。テーブルを設置するとこんな感じ。豪華なくつろぎスペース。座っているベンチ部分は展開するとベッドにもなる
車内のリビングのテーブルは簡単に取り外せるので、テーブルをどけてそこに愛車チェレステ号を入れて運ぶ
キャンピングカーの冷蔵庫。飲料や食材保管も安心
クーラーの室外機。冷房効率を上げるためパネルをオープン
前部天井側にロフトスペース。ここも全面マットになって、2人でも余裕で寝られる広々としたベッドに。普通の車中泊とはくらべものにならないほどぜいたく

ライダープロフィール

ちょもか

ソロキャンプ系女子ユーチューバー&インスタグラマー。茨城県在住。3年前より車中泊やソロキャンプの様子をchomocampで配信中。人気を集め、昨年は車中泊雑誌やBSのTVなどにも登場。愛車はダイハツ・ハイゼットカーゴ&ビアンキ・アンコラ。

太平洋岸自転車道とは

千葉県銚子市の銚子駅前から和歌山県和歌山市の加太港まで続く、全長1400kmにおよぶ大規模サイクリングロード構想。太平洋岸に自転車道の標識やサイクルステーションなどが整備されている。ナショナルサイクルルートに認定されている。

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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