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110km近く逃げ続けた山本、首位はステージ2位のジョナサン・ミランへ|サウジツアー2023

UCI2-1のステージレース「SAUDI TOUR 2023(サウジツアー)」に参戦中のJCL TEAM UKYO。第2ステージまでの砂漠地帯から赤い岩肌の山々に囲まれた丘陵地に舞台を変えて行われた第3ステージ。選手たちの疲労も日に日に増すなか、スタートから間もなく発生した逃げに山本大喜選手が追いつき、最大8分差をつけ後半の登坂区間まで集団から逃げ続けた。この日のチーム最高順位は岡 篤志選手の39位という結果となった。以下、プレスリリースより。

最大8分差をつけた山本選手のエスケープ

アップダウンが目立つ中でもやはりサウジアラビアの風の洗礼を受け続けながら走る第3ステージ。JCL TEAM UKYOは登坂力とスプリント力を兼ね備えた岡選手でゴール順位を狙い、総合で上位に希望がある山本選手は総合成績を上げる走りを作戦とし、レースに挑みました。

スタートして間もなく発生した4名のアタック、ここに単独で山本選手が追いつきエスケープが成立、利害関係が一致したメンバーは時間が10分過ぎるごとにプロトンとのギャップを1分ずつ伸ばす力走が続き、1時間経過地点で6分半のアドバンテージを稼ぎます。

サウジアラビアの砂漠の中を走るコース

グループを形成しているのは過去実績のあるコラテックの選手2名、クライマーのエウスカディの選手1名と地元サウジアラビアの選手1名、そして総合成績はトップから1分55秒遅れで最も上位につけている山本選手。タイム差が安定しサポートカーから現時点でバーチャルリーダーであることを伝えると、より走りにも集中力が増してきます。

110km近くのロングエスケープに成功した山本選手

このリードアウトが56㎞地点で8分45秒差まで広がると、プロトンはモビスターとコフィディスを中心としたスピードアップがはじまります。アップダウンと横風の中でのハイペースにプロトンは細分化しながら先行とのギャップを埋めてきます。一方先行グループでは73㎞地点のスプリント賞に向け活性化。先手を切ってアタックしたのは山本選手でしたが、メンバーを振り切れず4位で通過します。そして、後半の20㎞の登坂に入る頃にはプロトンとのギャップは3分半まで縮まります。山本選手は猛追してくるプロトンに捕まるタイミングに警戒し、エスケープグループが上りで分解してもあきらめずに粘ります。山本選手を吸収したプロトンは山頂に設置された122.8km地点のボーナスポイントにむけ活性化するも前方からの向かい風が強く、落車も発生したことでペースダウン。

ゴール前最後の上りにさしかかる石橋選手

結果、プロトンは崩れずにゴールまでラスト4kmの上りに差し掛かります。そびえ立つ巨岩を急勾配で切り通したヒルクライムでの優勝争いに展開は激化。デゲンコルブ選手など有力選手が次々と脱落しながら、トップグループはゴールに突き進みます。この激戦のレースを制したのは昨年の世界選手権U23TTの金メダリストUNO-Xのソレン・バレンショルト選手。軽量でスプリント力のある岡選手は力及ばず、35秒差の39位でゴールをしました。このステージで2位に入ったジョナサン・ミラン選手が総合トップとなりリーダーが入れ替わり明日の山岳ステージを迎えることとなりました。

コメント

山本大喜選手コメント

「逃げ出しから協調して大きくリードできました。スプリント賞を取りに行く動きを自分から仕掛けたものの、皆強くて逆に奪われてしまいました。 110km 近く積極的に逃げて捕まりましたが、最終展開まで走りをつなげたのはコンディションに手ごたえも感じることができました」

岡 篤志選手コメント

「最後の展開に向けポジションアップを図りましたが、強い向かい風とワールドクラスが勝負する上りのスピードに必死で食らいつくも最後に離されてしまいましたが、トップが見える位置でゴールできました。次はもっと上を目指します」

清水裕輔監督コメント

「今日は山本選手が大きく逃げてバーチャルリーダーになるなど、チームとしての積極性が話題になる展開になりました。彼は逃げ続けるだけでなく、捕まった先の展開も意識しての走りが見られるなどこのツアーで成長したところも見られました。岡選手をチームで引き上げてスプリントに挑みましたが、ここはひとつ及ばない結果となりましたがそれぞれが戦う意思をもってこのツアーに挑戦している事に価値も見出せました」

SAUDI TOUR 2023

大会期間:2023年1月30日~2月3日
カテゴリー:UCI 2-1

第3ステージ/Al Manshiyah Train Station > Abu Rakah(159.5km)

リザルト

1 WÆRENSKJOLD Søren UNO X 4h23’18”
2 MILAN Jonathan BAHRAIN VICTRIOUS +00″
3 BOL Cees ASTANA QAZAQSTAN +00″

39 OKA ATSUSHI JCL TEAM UKYO +35”
42 BENJAMIN PRADES JCL TEAM UKYO +35”

JCL公式サイト

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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