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春の陽気に誘われて高尾山エリアへ、京王電鉄サイクルトレイン実証実験を体験!

3月11日(土)に3回目となる京王電鉄サイクルトレイン実証実験が行われた。過去2回行われた実証実験はジャイアントストア会員向けであったが、今回は初めて一般向けに実施。新宿駅~高尾山口駅を結ぶ座席指定列車 Mt.TAKAO号に愛車と共に乗り込み、春の陽気の中、高尾山周辺をサイクリング楽しんだ。都会のど真ん中、新宿駅から高尾山口駅を往復するサイクルトレインの様子をPodcast番組RadioRuedaのMCオッチーがお届けします。

▼2023年1月に行われた京王電鉄サイクルトレイン実証実験の記事はこちら

新宿駅にそのまま自転車を持ち込み高尾山口駅へ! 京王線でサイクルトレインの実証実験

新宿駅にそのまま自転車を持ち込み高尾山口駅へ! 京王線でサイクルトレインの実証実験

2023年01月30日

新宿駅の裏側を垣間見る、秘密の通路で新宿駅のホームへ直結

ライド出発前の筆者。隈研吾デザインの駅舎と登山客に溢れる駅前にて

土曜日の朝8時、事前に指定された新宿駅西側にあるM1のエレベータ前に到着すると、京王電鉄のスタッフが出迎えてくれた。誘導されたエレベーターで地下2階まで降りると地下駐車場の一角で臨時の受付会場が設けられ受付を済ませる。ここで他の参加者と一緒に実証実験の示す札をバイクに取付け簡単な説明の後、バリアフリーの通路を通り、いよいよ京王線のホームへ誘導され改札を通らずに出る。最初に地下2階まで降りているので、この移動での上下階への動きはなく快適である。

地下駐車場で行程と注意事項など簡単な説明を受ける参加者
朝ではあるが、人の多いホームを進む

休日で乗客は比較的少なめと聞かされていたが、そこは新宿駅のホーム。人の数は多いがスタッフの誘導で待機場所までスムーズに誘導された。人々が行き交うホームを自転車を押しながら歩くのは、周りの乗客の目線も含めてそれだけで非日常を感じる場面であった。

始発終点駅である新宿駅らしい構図で記念写真を撮ることができた

乗車するMt.TAKAO号が入線してくるまでの間、限られたスペースではあるが記念撮影OK。電車とホームを背景に写真を撮る参加者が多く、特別な体験を記念として残す事ができるのもうれしいサービスだ。

新宿駅のホームに自転車をそのまま持ち込む非現実感が高揚感を産む

9時ちょうどに出発予定のサイクルトレインで使用する車両は、京王線初の全席座席指定の京王ライナーやMt.TAKAO号で使用される5000系の車両。ホームで乗車待機する際には、自転車を乗せやすい様に京王ライナーの特徴でもあるクロスシートからロングシートへ転換する様子を車外から見ることができる。シート転換を見れるのは、個人的にはちょっとうれしいポイントであった。
Mt.TAKAO号に乗り込むと、まず感じるのは、照明は通常在来線より暖色系に変更されており、落ち着いたやわらかい雰囲気。音楽が車内に流れ、普段の在来電車とは一線を博す”おもてなし”の雰囲気を感じる事ができる。

席に設置されたライドルートの資料と固定方法の説明資料
クロスシートから自転車が乗せやすいロングシートで運行される列車内。端の車両であるため車掌室、もしくは運転室からの車窓が眺められるのも、鉄道好きとしてはポイントが高い
筆者の場合シートポストで固定であったが、移動中不安を感じることはなかった

早速、指定された席へバイクを固定する。用意された平面ファスナーでシート脇のパイプと自転車を固定するだけだが、簡単な手順でもしっかりと自転車が固定でき、固定方法への工夫がみられた。
今回の実証実験での参加者は私を含め8名、車内ではゆったりとした距離感覚で座れる。座席指定車両という事もあり、シート幅も余裕があり座り心地良く、移動中は快適に過ごすことができた。

駅員さんによるお見送り横断幕はウェルカムな雰囲気を感じ、京王電鉄の本気がうかがえる

出発の際、新宿駅の駅員さんお手製の横断幕でお見送りをしてもらい、高尾山口駅までは43分で到着。車内では路線沿線の説明や景観などの説明を耳にしながら、各席に備えられた到着後のライドルート提案の資料を眺めたりと、時間が過ぎるのはとても早く快適だ。

高尾山口駅では広々としたスペースでライドの準備ができる

高尾山口駅に着き改札を抜ければ、世界で一番登山者が多いと言われる高尾山だけに登山客でにぎわっている、人が多い中スムーズな誘導で高架下に用意されたスペースでサイクルトレインの参加者は余裕をもってライド準備ができるのはとてもありがたかった。
すぐ横にはコインロッカーが常設されているため、ライド後に温泉で汗を流したり荷物が多めのサイクリストにも、荷物を預けることができるのもホスピタリティとしてはありがたい点だ。

復路出発時間など再集合の説明を受けた後、10時過ぎに各自早速ライドへ出発。

高尾山口が出発点、自転車の機動力を生かして満喫のライドルート

歴史を感じることができる五街道の一つ甲州街道の交差点にて。街道を走るだけでも歴史を感じることができる

私は甲州街道西の玄関口でもある大垂水峠を越え相模湖経由で、相模原市のオギノパンで名物揚げパンを購入し近くの広場でデイキャンプ。
春の陽気の中、自然に囲まれて行うデイキャンプのなんてすばらしい事か。

オギノパンは多様なパンが選べるサイクリストにとっても補給と地元の名物が食べられる名所
最近のお気に入りは椅子に腰掛け、ライド&デイキャンプ。お湯を沸かしてコーヒーをたしなむ

わざわざチェアーと湯沸かしの道具を持ってきた甲斐があったと思う瞬間である。
自転車にさまざまなキャンプ装備をパッキングした状態で電車に乗り込むことができるメリットは、自転車のメカトラブルや輪行の煩わしさから解放されると共に、体力を温存したまま、所謂ライドルートのおいしい所のみを堪能する事ができる恩恵は計り知れない。
昼食兼デイキャンプの後はオリンピックで話題になった小倉橋を通過し高尾山周辺に戻ってきたのは13時過ぎ。出発時間まで時間的に余裕があったため、ちょうど梅の見ごろを迎えた小仏峠方面に足を伸ば
し寄り道、自転車は途中で停めて峠の分岐までハイキング。やはり人気のある高尾山へ続く登山道の要所だけに、にぎやかな雰囲気は歩いていても気持ちの良いもの。

甲州街道の旧道と聞いていたが、行ってみれば旧道というより登山道。行けるところまで自転車で行ってみるのも面白い。グラベルバイクの本領発揮

その後は峠から一気に下り、高尾山口駅に戻ってきたのは15時前。せっかくなので高尾山への参道を散策し、お土産店や商店などを眺めると、時間はあっという間に集合時間の15時50分。
高尾山口駅前で参加者全員で記念撮影の後、ホームまで誘導して頂き、行きと同様に乗車。帰りともなれば参加者も各自車両へのバイク固定も手慣れたもので、列車の出発後はライドの思い出話や京王電鉄へのアンケート回答などの時間を思い思いに過ごす。新宿に着けば、朝のルートを逆に移動し、地下2階17時過ぎに解散となった。

帰りの車内ではライドルートの話やサイクルトレインに馳せる想いに花が咲く

ライトユーザーだけじゃない、ベテランサイクリストにもサイクルトレインを勧めたい理由

自分の自転車とホームに入線した電車を撮るのはサイクルトレインの面白さ

サイクルトレインというと、利用客の少ない地方路線の活性化と、サイクルツーリズムの一環というイメージがあります。しかし、今回の京王電鉄のサイクルトレインでは新宿から西へ向かう利用客の多い路線、さらにサイクリストの需要も多いエリアで実証実験を行っていることに驚きを覚えました。

京王電鉄計画管理部需要創出担当大門正明さんにお話を聞いたところ「利用者の観光需要は一定ではなく時期によっては波がある、車両一両を貸し切りとしても比較的従来からのお客さまに影響の少ない時期というのもありますが、サイクリストのニーズによってはさまざまな季節でサービスを検討していきたい」とのこと。利用料金を含めた検討を実証実験から集約した意見やアイデアを参考に、さらなるサービスの拡充に向けて行きたいとのことでした。

京王電鉄鉄道事業本部 計画管理部 需要創出担当の大門正明さんにインタビュー

新宿の大都会から一気に電車で郊外まで行くことにより、競技系のサイクリストにとってもいわゆるジャンクマイルと呼ばれる市街地通過時のトレーニングにならない距離を省略することで、一気にトレーニングの効率化を図り、移動時の交通リスクを低減することができると思います。
トレーニングで気持ちよく山々を駆け巡り疲れ切ってしまっても、電車で帰れる安心感は大きなメリットと言えます。

今では輪行という手段もあります。しかし、分解・組み立ての知識と技術、さらには乗客への影響(混んでいる時間帯であればなおさら)を考慮し、今一歩踏み出しにくかったサイクリストも多いと思います。

自転車を始めたばかりのユーザーはもちろん、ベテランサイクリストにおいても新宿から片道50km程度ではあるが、東京の市街地における交通のストレスを感じずに、自然豊かな八王子・高尾山地域の玄関口まで移動できるサイクルトレイン、実現した際には都内のサイクリストへ与える影響は大きいものになるのではないかと思い、これからの京王電鉄の取り組みが非常に楽しみです。

▼オッチーさんのポッドキャストRadio Rueda こちらから視聴できます
ep178: 高尾ライナー(京王電鉄サイクルトレイン実証実験)


京王グループ公式サイト

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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