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愛媛県松山市にプロロードレースチーム「ヴェロリアン松山」誕生! 2024年のJCL加盟に向け動き出す

四国初のプロロードレースチームとして、愛媛県松山市を拠点とする「ヴェロリアン松山」の発足が決まり、4月11日に同市で記者発表が行われた。チームは近いうちに態勢を整えて、2024年シーズンからのJCL(三菱地所JCLプロロードレースツアー)参戦を目指すことを明らかに。地域密着型を掲げ、将来的なグランツールライダーの輩出を目標にするとした。

将来のトップチーム入り、グランツールレーサーの輩出を目指す

松山市の観光名所「道後温泉本館」の前に位置する坊ちゃん広場に設けられた記者発表の場には、チームの運営会社である「株式会社サイクルドリームプラス」の代表取締役社長・金城正信氏が出席。愛媛県内の4社(金城産業・星企画・伊予銀行・テレビ愛媛)による合弁で2023年2月に同社が開設されたことやチーム概要についての説明があった。

株式会社サイクルドリームプラス・金城正信社長(同社提供)

金城社長みずからも自転車乗りで、ロードレースファン。観戦を楽しむ中で、愛媛県が世界に誇るサイクリストの聖地「しまなみ海道」や、西日本最高峰・石鎚山といった魅力的な環境がありながら、同県にプロチームが存在していないことを不思議に思っていたという。そこで、チーム設立を目指して宇都宮ブリッツェンの活動を視察。地域密着型のチーム運営を目の当たりにして、さらなる刺激を得たという。

看板となるチーム名は「ヴェロリアン松山」。フランス語で自転車を意味する「ヴェロ」と絆を意味する「リアン」の造語で、ロードレースを通じて街の人たちとのつながり、そしてチームワーク(絆)を大切にしていこうとの思いが込められている。ロゴマークには、瀬戸内海をイメージした3つの島と波、太平洋をイメージしたもう一つの波、さらには四国を想起させる楕円が記される。ロゴ内左側の赤丸は、将来海外でのレース出場をした際にひと目で日本チームと分かるよう、日の丸が模されている。中央部の「V」は勝利のVロードにかけられている。

ヴェロリアン松山のチームロゴ

チームの使命として「サイクルスポーツをメジャーに」と掲げ、10年以内のトップチーム入りが当面の目標に。将来的には世界に通用し、グランツール出場をかなえるようなライダーの輩出も目指していきたいという。加えて、チーム貢献活動を通した環境や健康促進、誰もが自転車を愛する乗り物にできるような取り組みも進めていく。

現時点では監督候補者の選定中で、後には所属を目指す選手との交渉も行っていく運び。2024年1月にチームは始動し、同3月頃からのレース活動を見越している。

記者発表には、JCLの片山右京チェアマン、同・加藤康則社長がオンラインで出席。片山チェアマンからは、「松山は自転車業界において先進的な地域で、世界的にも注目度が高い。そこを拠点に、どれだけチームを強化し、地域貢献をしていけるか。これはみんなで進めていくチャレンジ」とエール。加藤社長からも、「チームとして発展できるよう、JCL全体でバックアップしていきたい」との約束がなされた。

将来的には、松山市内をベースとするホームレースも考えていきたいと金城社長。地域社会とのつながりを通じてロードレースを知ってもらい、レースへの機運を高めていく意思を見せた。また、UCIコンチネンタルチーム登録も今後検討していきたいとした。

道後温泉旅館協同組合の関係者を交えての記念撮影(株式会社サイクルドリームプラス提供)

Velolien Matsuyama(ヴェロリアン松山)

運営会社:株式会社サイクルドリームプラス (愛媛県松山市真砂町119番地テレビ愛媛内)
代表取締役:金城正信
創立:2023年2月
資本金:600万円(主要株主:株式会社テレビ愛媛、星企画株式会社、金城産業株式会社、株式会社伊予銀行)
事業内容:自転車に関わるあらゆる事業
1. プロチーム運営(トップアマチュア・ジュニアチーム運営)→地元選手の積極採用と次世代の愛媛のプロサイクルチームを担うジュニアの育成支援
2. レース企画運営(国際レース・国内レース・ホビレース主催 共催 協力) →県内における国際・国内レースの開催で、県内の観光事業の活性化
3. サイクルイベント企画運営(ロングライド・ポタリング・サイクルツーリズム主催 共催 協力) →自転車人口増加での、CO2排出削減と健康への取り組み
4. 指定管理事業
→レンタサイクルの活性化で自転車がより身近なものに
5. 地域貢献活動(自転車安全教室・交通安全講話・介護予防事業など)
→ヘルメット等自転車ルールなどの訴求で交通事故削減への取り組み
6. 自転車関連物品の販売

ホームタウン:愛媛県松山市
チーム創設:2024年1月
チームカラー:スカイブルー
チーム所在地:愛媛県松山市
チーム構成(フロント):監督、メカニック、マネージャー(現時点では未定)
選手構成:10人を予定

 

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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