悪天候で短縮ステージ。新城幸也はミランをアシストして無事フィニッシュ｜ユキヤ通信

ジロ・デ・イタリアに参戦中の新城幸也。
第13ステージはこの最難関、最高難易度の山岳ステージとなるはずだったが、イタリアを襲う記録的な連日の大雨で大会最標高地点のグラン・サンベルナール峠の走行は危険と判断され短縮コースでの開催となった。

本来のスタート地点でスタートサインとパレード走行を行った後、選手たちはチームバスでコース終盤に設定されていた1級山岳の麓にまで移動し、正式なレーススタートとなる74.6kmの短縮コースで行われた。距離が207kmから74kmに短縮されたとはいえ、新たなスタート地点からいきなり上り始める急勾配の1級山岳クロワ・ド・クールと、その後長い下りの途中でスイスに入国し、フィニッシュまで再び1級山岳のクラン・モンタナ山頂へ13km上るショート山岳ステージとなった。

新城はこの日も、スプリントリーダージャージをキープするジョナタン・ミラン(イタリア)をサポートしながら2度の1級山岳を越え、105位でフィニッシュしている。

なお、第12ステージでの落車が心配されたジャック・ヘイグ(オーストラリア)だが、今日もレースを続行できており、ダミアーノ・カルーゾ(イタリア)の総合5位もキープ。そして、マリアチクラミーノ、(スプリントリーダージャージ)もジョナタン・ミラン(イタリア)が守っている。新城のバーレーンは現在チーム総合3位につけている。

新城幸也のコメント

「今日も無事に1日が終わった。朝からいろいろな事がありすぎて、話題が多い1日だったね。ひとまず時間制限内にゴールできて、ホッとしたよ。距離が短いとタイムアウトの時間も制限時間も短いので……。スタートからジョナタン(ミラン)と一緒に上って、下りで大きなグルペットに合流できて、任務完了。最後の上り口ではメイン集団から2分しか遅れてなかったので、グルペットもかなりペースを上げたということ。今日の制限時間はおおよそ30分だったし、ゆっくりしていらられないんだよね。明日はスプリントの大事なステージ。あきれるぐらいまた雨の予報だけど(苦笑)　スプリントリーダージャージのジョナタンのために頑張る、やりがいがあるステージだ！」

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