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日本初! アンチロックブレーキ機能「ABS」と、新型電動アシストシステム「Smart System」を紹介|Bosch

世界各国でモビリティソリューションなどを提供するボッシュが、新モデルとなる新型電動アシストシステム 「Smart Systemシリーズ」と、日本初上陸となるABSシステム 「Bosch eBike ABS」を発表。それらを搭載したeMTBの試乗体験ができるイベントを、トレイルアドベンチャー・よこはまで開催した。その様子をレポートする。

新型アシストシステムSmart Systemシリーズ

「一人ひとりのやりたいことを実現できるのがSmart Systemです」

ボッシュebike部門の豊田祐一さんに新型のスマートシステムについて教えてもらった

さっそく新型アシストシステム「Smart System」について、ボッシュのebike部門に所属する豊田祐一さんに、その進化ポイントを聞いてみた。

「ボッシュのPerformance Line CXが、第2世代から第3世代に進化し、呼び名として「Smart System」と名付けられました。外側のサイズなどは第2世代と同様(互換性無し)ながら、内部構造の一つひとつが改善・改良され、よりスムーズなアシストを行います」

新型ユニットの内部構造。外側からは見えないが、内部のギヤとしては一つひとつが進化を果たしている

「内部アシストの制御システムも以前より精緻化され、2つの新しい走行モードである「AUTO」、「TOUR+」が追加されました。またこのTOUR+モードとeMTBモードでは『ライダーが強く踏んだら強くアシスト、弱く踏んだら弱くアシストする』ことを自動調整してくれます。これによりトラクションがコントロールがしやすくなるのです」

AUTOモードは簡単にいうと「直近の平均速度をユニット側が自動で読み取って、その値に近づくようアシスト力を自動調整してくれる」というもの。「流してラクに走る」のにもっとも向く
アシストモードは全部で7つあり。販売店で任意の4つを選定する(後で入れ替え可能)。ほかには「SPORTS」「TOUR」などアシストの強弱変化のほか、さまざまなモードあり
ハンドルの左側に付ける「LEDリモート」は、本体の左右や高さなどを調整可能。思いどおりの位置で操作しやすくなった

「まとめると。新型Smart Systemは各ライダー一人ひとりのやりたいことが、上記カスタマイズによって100%実現できるようになったということです」

eバイク初のABS(オートブレーキシステム)がボッシュから登場

日本初上陸のボッシュのABS。急ブレーキ時の前輪のロックを防いでくれるため、安全性の向上につながる

日本初上陸となる「Bosch eBike ABS」には主に2つの基本機能がある。一つめは前輪のアンチロックブレーキ機能で、車輪の速度を常時監視することにより、ブレーキ圧を自動的に調整。ブレーキング時に前輪がロックするとブレーキ圧を自動で抜いてくれるといった流れだ。

ディスクローターの外側にある、手前の肉抜きプレートがホイールの回転、もしくはロック状態か否かの動作を感知しているセンサー

実際に編集部も試したみたABS

ABSのデモンストレーションを行ってくれたスタッフ。高速でフロントブレーキレバーのみ引いても、後輪が浮くことはなかった

会場スタッフの実演後に編集部も試してみたが、フロントのブレーキレバーを引いている間、そのままブレーキ圧が抜きっぱなしになるのではなく「合間に細かくブレーキ圧の抜きを入れる状態」となるため、きちんとブレーキングが成立する。

前輪ブレーキが1~2秒の間に「効く→効かない→効く→効かない」を交互に素早く繰り返す感じといえば伝わるだろうか。フロントタイヤが地面を「ザッ!……ザッ!……ザッ!……」と断続的につかむ音が印象に残っている。

ABSがもたらすものは、安全で楽しいライディング

後輪のディスクブレーキキャリパー部分。ついに自転車界にもABSが搭載された。新しい安全がより快適で楽しいeバイクライフを提供する

そして、後輪のリフト制御機能。グリップの高い路面で後輪が浮き上がるリスクを軽減。ハンドルバーに投げ出される可能性が低くなり、安全で事故のないライディングに大きく貢献する。

前述の豊田さんいわく「ABSがあることで、恐怖心なく、自転車を楽しめるようになるのが一番の利点です。例えば路肩に停められたクルマのドアが急に開いたときの急ブレーキでも、安全に停止が可能。またeMTBを楽しむ場合なら、下りの際に威力を発揮します。高度なテクニックがない人でも、ABSなら安全に下れるという安心が得られますよね。『安全だから、より楽しめる』というわけです」

現状、日本でボッシュのABSが搭載されたバイクはまだ展開されていないが、すでにシステム自体は認可されている。そのため、海外ですでに発売されているABS搭載モデルが、今後日本のスポーツバイク界に仲間入りする可能性は高い。スポーツバイクにおける、事故のないライディングライフを目指す手助けとなるか要注目だ。

初お披露目になったオルベアのeMTB「WILD M20」

オルベア・ワイルドM20 112万900円(完成車)※来月以降入荷予定

会場では最新eバイクのオルベア・ワイルドM20も初お披露目されていた。第3世代となるボッシュ・SmartSystemをユニットとして搭載しつつ、フレームカラーほか一部パーツの仕様が選べるMyOにも対応(ABSは搭載していない)。

MyOについて詳しくはこちらから

※また今回発表できなかった、Smart System搭載の一部eMTBについては後日発表予定だ。

問:Bosch eBike https://www.bosch-ebike.com/jp

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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