1級山岳へフィニッシュする203km、好調な走りでミランをサポート|ユキヤ通信
Bicycle Club編集部
- 2023年05月24日
ジロ・デ・イタリアに参戦中の新城幸也。
第16ステージは最終週の始まりを告げる難易度5つ星のステージ。ガルダ湖のほとりに沿って約60kmの平坦区間を走り1級山岳へ。その後も続けざまに3級、2級、2級そして最後は1級山岳モンテ・ボンドーネ峠の山頂フィニッシュという203kmを走る。
スタートから晴れて気温も上がり、久しぶりにレインウェアを着用しなくてよい一日になるかと思いきや、フィニッシュ地点の山頂は雷雨に見舞われ、雨のフィニッシュとなった。
そんな中でも新城は、3週目の山場にして体がグランツール仕様になり上がり調子に。最後の2級山岳までメイングループでこなし、終盤も体力を温存するためスプリントジャージのジョナタン・ミラン(イタリア)をサポートしつつ、102位でフィニッシュしている。
176人の選手がスタートしたジロ・デ・イタリアだが、現時点で出走できるのは128人に。グランツール史上最難易度と言われていたコースに加え、連日の悪天候や新型コロナウイルスの影響など、予想を上回る過酷なツアーとなっている。
バーレーンはチーム総合1位を守り、エースのダミアーノ・カルーゾ(イタリア)は今日の山岳ステージで総合4位にジャンプアップ。表彰台まであと一歩に近づき、ジョナタン・ミランはマリア・チクラミーノを守っている。
新城幸也のコメント
「6時間38分。今日走った時間。獲得標高5000m超えの5500KJ……予告どおりのきついステージだったね。しかも良い天気でスタートしたのに、フィニッシュではまたしても雨に降られた(苦笑)。もう、今回のジロで晴れは諦めましょうねぇ〜と言われているみたいだ。総合勢にとっては今日からジロが始まったと言ってもおかしくないよね。自分は休息日でしっかりと休めたおかげで、調子良く走ることができ、疲労も最低限におさえられたと思う。明日はスプリントステージ! 僕にとっては、山岳ステージよりもハードかもしれない(笑)」
Race公式サイト
Giro d’Italia 2023 | Official site (giroditalia.it)
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