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部位別に紹介! サイクリストが知るべきスポーツバイクメンテと必携工具|FORCE【後編】

クロスバイクやロードバイクの部位別メンテナンスを紹介している記事の後編。前編に引き続き、サイクルライフアドバイザーの山口貴司さんに、自転車の各部位ごとのメンテナンスの理由やポイントを聞きとりしつつ、必要とされる工具を教えてもらった。

前編「1.走行前のメンテナンス」「2.走行後のメンテナンス」はこちらから
部位別に紹介! サイクリストが知るべきスポーツバイクメンテと必携工具|FORCE【前編】

部位別に紹介! サイクリストが知るべきスポーツバイクメンテと必携工具|FORCE【前編】

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3.そのほか異常解消やパーツ交換が必要な際のメンテナンス

3つめのメンテナンスはやや専門的なもの。摩耗し切った外部パーツの交換や、ベアリングのような内部パーツの調整・リフレッシュ作業などだ。作業頻度はあまり高くないものの、こうした作業が自分でできるようになるとかっこいいかも?

A.スプロケットの交換

「後輪の中心にある複数のギヤのかたまりがスプロケットです。ここもいずれ摩耗した際に交換の必要があります。外す際には共回りを防ぐためふたつの工具が必要で、今回はロックリング外しとスプロケット抜きを使います。強く力を入れる必要があるため、工具ごと滑らないようチェーンにプライヤーがしっかりかかっているかチェックしましょう」

ロックリング外しを中心に差し込み、スプロケット抜きでスプロケットを固定してからロックリング外しを回すことでスプロケットの固定を解く。逆に、スプロケットを装着する際はロックリング外しのみで固定可能
左手に持ったスプロケット抜きが共回りを防ぐ役目を果たす。右手でグッと下に力をかけ、中心の軸部分だけを回転させればOK

使用工具 FORCE ロックリング外し ハンドル付き

カセットスプロケットやディスクローターを留めるロックリングに使用する。ハンドル一体型なので使いやすく力を入れやすい。4510円

使用工具 FORCE スプロケット抜き

スプロケットを外すための定番リムーバー。スプロケットのギヤに、チェーン部分を引っ掛けることで共回りを防ぐ。2530円

使用工具 FORCE カセットプライヤー

カセットスプロケットを外す際に使用するリムーバー。上下からスプロケットを挟み込むタイプなので操作しやすい。5170円

B.チェーンの交換

「チェーンはとくに摩耗が激しいパーツのひとつ。お客さまには『大体の目安として3000~5000km走行で交換です』と伝えています。チェーンはリンク同士でつながれ、途中のマスターリンク部分を外して交換します。そのための工具がマスターリンクプライヤーです。ただチェーンによっては連結方式が異なる(チェーンピン固定タイプもある)ので、その際はまた別の工具を使いましょう」

マスターリンク部分をプライヤーで挟んで、チェーンの「継ぎ目」を外す。指で外すのはかなり困難な部位だ

使用工具 FORCE マスターリンクプライヤー

マスターリンクタイプのチェーンの着脱、交換に使用する専用プライヤー。チェーンのオイルや汚れが手につかず、スマートに作業ができる。2310円

C.ワイヤーの交換や再調整

「自転車のシフト・ブレーキワイヤーは経年劣化で伸びたり、外側がひび割れたりしてしまいます。そうなると交換が必要で、その際にワイヤーカッターを使います。使用時の注意点はワイヤーに対して切断を直角に行うこと、インナーワイヤーとアウターワイヤーを同時に切らないことですね。また切った後のアウターの穴を整えると、ブレーキやシフト操作がスムーズになります」

工具先端中央にアウター切断面のつぶれた穴を丸く整えるライナーニードルがある。インナーワイヤーとの干渉をなくすとスムーズにレバーが引けるようになる

使用工具 FORCE ワイヤーカッター ライナー二ードル付き

インナー・アウターワイヤーを切断できるカッター。アウター切断部を整え、インナーを通しやすくするライナーニードル付き。4950円

D.クランクセット&ボトムブラケットのチェックや交換

「自転車の中心にあるクランクセットの軸受け部分をボトムブラケットといいます。このふたつのパーツ脱着をひとつの工具が行えるのがボトムブラケットツールです。一般には4~5年くらいで摩耗をチェックするのがいいでしょう。チェーンを外してからでないとクランクもボトムブラケットも取り外せないので、チェーン交換のタイミングでいっしょに確認するのがベストですね。2パーツの回転がスムーズかどうか触って確かめましょう」

クランクキャップを外す工具が付属。キャップは樹脂製のため、締め過ぎてダメにしないよう注意を。そして5mmレンチを使って固定ボルトを外し、クランクを外す
クランクを外したら、ボトムブラケットカップにボトムブラケットツールの溝を引っ掛けてボトムブラケットを回し外す。かなり強い力が必要だ。またボトムブラケットは左右で回す方向が異なるので、パーツに書かれた回転方向を確認してから作業しよう

使用工具 FORCE ボトムブラケットツール

シマノのホローテックⅡに対応したボトムブラケットツール。ボトムブラケットカップの全周をホールドし、確実な作業を可能にする。クランクキャップを脱着するツール付き。3300円

E.前後ホイールのベアリングをチェック

「ホイールを外して車軸(=ハブ)を手で回したときに、ゴリッとする・ガタガタするときは内部のベアリングにゆるみやグリス切れなどの問題が生じている可能性があります。ハブコーンレンチを使って中の状態を調べましょう。レンチは同時に2本使うこともあり、事前にサイズを調べておく必要があります」

スプロケットと同様に、共回りを防ぎつつレンチに力をかけていく。ハブによって挟み込む部分のサイズは異なる
ハブ内部には回転を担うベアリングの玉やグリスが入っている。汚れたグリスをふき取ってから新たにグリスを注入する

使用工具 FORCE ハブコーンレンチ

ハブのメンテナンスに最適な薄型のレンチ。13・14・15・17mmの4サイズを展開。各1760円

まとめ メンテナンスの前に「これって異常?」の気づきと確認を

最後に、ここまでさまざまなメンテナンスを教えてくれた山口さんに「メンテナンスに関して大切なこと」を聞くとこう語ってくれた。

「スポーツバイクは買った直後が最高の状態であって、それ以降は徐々にベストな状態ではなくなっていきます。なるべく安全でよい状態を保つために補修や交換=メンテナンスが必要です。しかしまずその前に、『自転車に異常がないか?』に気づき、実際に確認することがとても大事です。『これって異常じゃないかな?』を確かめにショップに持ち込んでもいいくらいです。日頃から自分の愛車をよく見てあげてください」

「部位別に紹介! サイクリストが知るべきスポーツバイクメンテと必携工具|FORCE」【前編】はこちら
部位別に紹介! サイクリストが知るべきスポーツバイクメンテと必携工具|FORCE【前編】

部位別に紹介! サイクリストが知るべきスポーツバイクメンテと必携工具|FORCE【前編】

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自転車を中心にした商業施設「BLOCK47」とは?

今回作業を教えてもらった山口さんがいるBLOCK47は、岐阜県羽島市にある複合商業施設。「食」「運動」「対話」の3つをキーワードに「健康で、ワクワクと楽しく、生き生きと日々を送ること」を提案する場所。スポーツサイクルの販売やレンタル、作業用スペースの貸し出し、各種ツアーやイベントの開催などを行う。地元食材をふんだんに使ったレストランも併設する。

施設情報

BLOCK47

住所:岐阜県羽島市福寿町千代田3丁目54 岐阜羽島ガーデンモール内
電話番号:058-372-3196(BLOCK47 Cycle)
営業時間:10:00~19:00
定休日:月曜日(祝祭日は営業)
URL:https://block47.jp

各種問い合わせ先

■FORCE工具の問い合わせはこちら

フタバ https://e-ftb.co.jp/item/brand/force/

■ネットショッピングはこちら

EGG’S楽天市場店 https://www.rakuten.ne.jp/gold/cycle-shop-eggs/event/tool/

■ブランドサイト

FORCE https://forcejapan.com/

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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