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落車から復帰後も激しい消耗戦に。3位入賞で日本のパリ五輪出場枠を確保|ユキヤ通信

タイで開催されたアジア選手権ロードレースに出場した新城幸也。
レースの舞台となるのは首都バンコクの国際空港から車で2時間30分~3時間、南東部にあるビーチリゾート地としても人気のラヨーン。内陸からスタートし23kmほどの周回ののちラインレースに入ると、短い上りが1カ所設けられている平坦基調の156kmのレースを走った。

このカテゴリーのスタートとしては異例ともいえる早い時間帯の8時にレースがスタート。雨雲が立ち込め天気が心配されていたが、強風が雨雲を山沿いに運び雨は回避できた。そのぶん、湿度の高い重い空気と吹き付ける強い風が選手たちの敵となった。

常に集団前方でレースを動かしていた新城 Photo Miwa IIJIMA

レースは序盤から激しいアタック合戦の応酬で新城を含む3人の逃げが決まりかかったが長続きせず、また新たな逃げができては吸収されるという展開のまま、山場に入っていく。

新城は不運な落車に見舞われ、左シフトレバーが折れてしまうというアクシデントが発生。ケガはなくマシンを応急処置して走り出した。

人数が絞られた集団に復帰した新城とバーレーン・ヴィクトリアスのチームメートでもあるアフメド・マダン(バーレーン)がうまく同調し、残り50kmを切ったところから2人で逃げが始まった。しかし新城を警戒している有力国の追走により、残り15kmで少人数の集団がこれを吸収。すかさずカザフスタンがカウンターアタックを仕掛けた。

新城だけがこのカザフスタンのアタックに反応し、カザフスタンの選手2名と新城1名の3名での逃げが形成された。

2対1と不利な展開になってしまった新城はここまで脚を使ってきたこともあり、残り5kmでのグレブ・ブレセンカキーのアタックには反応できず、そのまま逃げ切り優勝を許すことになった。

チームメートの攻撃により新城の後ろで脚を貯めていたもう一人のカザフスタン選手、現カザフスタンチャンピオンのエフゲニー・ギディッチが残り1kmを切ったところで新城を突き放しにかかり2位。力を尽くした新城は3位でレースを終えた。

最大の目標としていたオリンピックの国の出場枠だが、今回のレースでは上位2カ国に与えられる。ただ、今回は1、2位が同国だったため、3位の日本にも出場枠が付与され、日本は1枠を確保することに成功した。

フィニッシュラインではさすがにこの表情 Photo Miwa IIJIMA

新城幸也のコメント

「今日は3位で精一杯だった。アジア選手権らしく、序盤からアタック合戦が激しかった。日本チームは後手に回ること無く、常に先頭に送りこんで、レースを上手く進めた。消耗戦になり、残り50kmでチームメートのマダン(バーレーン)と抜け出したのをきっかけに、集団に戻ることなく先頭を走り続けたが、カザフスタンの意気込みは全てのチームを蹴散らす、ワールドチームの走りだった。
残り15kmでカザフスタンの選手と2対1になったときは、その前から脚を使っていたので、太刀打ち出来なかった。勝てなかったのは、とても残念だし悔しい。
しかし、目標としていたオリンピック枠を1席確保できたのは良かった。そのためにタイまで来たのだから。久しくアジア手権を日本チームとして勝ててないので、またリベンジしなくてはならないね!」

3位の表彰台での新城 Photo Miwa IIJIMA

レースの様子はこちらから

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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