BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

生活に寄り添う近未来のeバイク! Honda「SmaChari®」搭載の「RAIL ACTIVE-e」試乗レポート|Y’sRoad

ホンダ×ワイズロードのコラボレーションで生み出された電動アシスト自転車モデル「RAIL ACTIVE-e(レイルアクティブe)」。編集部員がこの最新eバイクを公道上で初試乗。史上初の「SmaChari®(スマチャリ)」アプリと連動するeバイクの乗り味とはいかに? モーター制御装置の開発者コメントも添えてお届けする。

スマチャリやレイルアクティブeに関する基礎情報は過去記事よりどうぞ

進化型電動アシストバイクをHonda×ワイズロードで開発! SmaChari(スマチャリ)を備えたRAIL ACTIVE-e

進化型電動アシストバイクをHonda×ワイズロードで開発! SmaChari(スマチャリ)を備えたRAIL ACTIVE-e

2023年03月30日

スマチャリ搭載の「RAIL ACTIVE-e」、7月21日から予約受付&全国24店舗での試乗がスタート

スマチャリ搭載の「RAIL ACTIVE-e」、7月21日から予約受付&全国24店舗での試乗がスタート

2023年07月06日

公道で初試乗! 乗ってわかった「生活に寄り添うeバイク」の特徴

今回行われた試乗会は、都内の「新豊洲Brilliaランニングスタジアム」を起点とした晴海大橋(往復約1.1km)エリアで、適度な勾配があるコース。編集部員・浜田がさっそく試乗。その感想は……。

「安全と安心を最優先する、生活に寄り添ったeバイク」

ワイズロード・レイルアクティブe 22万円(予定価格) 受注開始は7月21日(金)、発売日は10月下旬を予定。車両重量は15.0Kg

「安心と安全を最優先したeバイク」だ。過去に複数のeバイクに試乗しているが、「優れたeバイクとはアシスト力がパワフルで、厳しい山岳をグングン上れるバイク」という思い込みに駆られることが多い。

実際近年バッテリーやモーターの進化により、日本国内でもよりスポーティな走りを楽しめるようになったeバイク、とくにeマウンテンバイクが増えている。それら高出力なeバイクは、スポーツバイクという乗り物に慣れたサイクリストに特に歓迎され、新たな刺激や競技性さえ生み出している。しかしこのレイルアクティブeの魅力はそこではない。

生活圏内にある上り坂やアップダウンに対し、ごく自然かつおだやかにアシストが効く感じ。AIモードによる安全性への配慮だ

今、アシスト受けているよな?という自然さ

それを強く感じたのは、走行特性に応じて最適なパワーへと自動制御してくれるAIモード走行時だ(ちなみにこのモードでは走行中にアシストパワーレベルの変更などはできない)。走り出しや低速走行時はアシスト力もあえて低くなり、「背中をいきなり押されるような」「バイクが前にぐっと出るような」といったアシスト感覚がない。ぬるりとした弱めのペダリングをすると、モーターアシストもぬる~りとアシストを開始してくれるのだ。「ん? 今、アシスト受けているよな?」と足に感じる自然なペダリング感触だ。

ペダリング時のおだやかな感触はAIモードだと顕著に感じられる。またモーター音が静かなのもよかった。「ウィーーン!」という駆動音がほとんどしない

パワフルさではなく穏やかな乗り心地を演出してくる、という印象だ。そしてこれこそが「今サイクリストではない」一般の人たちにとって安心感をもたらす理由になるだろう。ギヤ変速やブレーキレバー操作が不慣れな人でも、スマチャリ搭載eバイクの扱いに慣れるのはラクなはずだ。それほどペダリングに自然さがある。そしてモーター音が他社と比較してかなり静かに感じた。

ホンダの開発スタッフ「まるでモーターが付いていないかのように……」

スマチャリ開発者の一人、服部真さん。主にモーターの制御システムにかかわる。じつは生粋のサイクリストであり、超長距離を走るブルベライダーでもある!

このペダリング感覚についてモーターの制御システムの開発者、服部真さんに聞いてみた。

「ご指摘のとおり、レイルアクティブeのアシスト感覚は、ほかのeバイクに比べるとおだやかに感じると思います。それはこのバイクが街中や近くに歩行者のいる状況を想定しているからです」

「このバイクのコンセプトは『初めてスポーツバイクに乗った人も安心して乗れる』です。通学する学生さんをメインターゲットにしていますので、初めてスポーツバイクに乗る人でも安心して乗れることが優先されています。矛盾していますが、『まるでモーターが付いていないかのような……』という感覚を目指して開発しています」

「そのため上りで踏み込んでもガツンとアシストが効く感じではなく、あくまで自分のペダルを踏む感覚が第一になります。とはいえ、立ち上がりなどの味付けが自然なだけで、アシスト力の絶対値はまさに電動そのものでパワフルです。モーターサイズがコンパクトで駆動音も小さいのは、バイク全体の軽さ・軽快さを目指した結果でもありますね」

慣れたサイクリストならAIモードを切って、マニュアル操作で

アシストパワーとレスポンスの設定もスマホ上で行う。指先のフリックで軽く調整可能(AIモード解除時)

試乗レビューに話を戻そう。スマチャリのAIモードを切ると、ライド中でもアシストパワーやレスポンスがスマホ上で操作可能に。慣れたサイクリストならこちらのモードのほうが操作感があり楽しめる。レスポンスはレベル3~4でも小気味良く反応するくらいでちょうどいい。

スマチャリならではの手や目の感覚もレビュー。「安全」はアシスト能力だけじゃない

使い慣れた自分のスマホにマップ画面が表示される。走行ルート上の注意ポイントの通知や、位置情報の共有も可能

またペダリングにおける「足」の話だけではなく、目や手の話でも伝えられることがある。

使い慣れたスマホの画面には、標準としてマップが表示され、自分の進行状況とその周りの環境がよくわかる。スマホのアプリを介してネットワークに接続でき、走行ルート上の注意ポイントの通知や、家族・仲間との位置共有も行える。スマチャリは単に電動アシストバイクに付いたeバイク操作アプリではなく、こうしたコネクテッド(つながり)を目的にしているのがよくわかる。

コンセプトが明確な一台! 少し先の未来のバイクがついに買えるように⁉

クロスバイクとしても、なるべくシンプル&スタリッシュにまとめた。日常や生活のそばにあるeバイク

通勤・通学する会社員・学生さんや生活圏内を走る一般の人々の「足」としてスマチャリ、そしてレイルアクティブeは存在する。そして優先すべきは「安心・安全」。試乗会を通じて明確に感じられたのはここに尽きる。

パワフルでスーパースポーティーなeバイクとは異なる立ち位置はじつはライバルが少なく、新しい社会のモビリティになる可能性も。「少し先の未来のバイクが、今ようやく形になった」そんな一台だ。

レイルアクティブe 公式サイト

https://online.ysroad.co.jp/shop/pages/smachari.aspx

SmaChari® 公式サイト

https://www.honda.co.jp/SmaChari/

問:ワイズロード https://ysroad.co.jp/

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load