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サイクルベースあさひの自転車ツアーがメチャ楽しい! 初めてのカスイチ(霞ヶ浦一周)ライド

日本で2番目に大きい湖、茨城県の霞ヶ浦。ここを一周するサイクリングは通称「カスイチ」と呼ばれサイクリストに親しまれている。ナショナルサイクルルート「つくば霞ヶ浦りんりんロード」の一部でもあるこのカスイチで、全国展開するサイクルショップ、サイクルベースあさひがライドツアーを行った。その楽しすぎる一日をレポートする。

集合場所はサイクルベースあさひ土浦店。JR土浦駅至近にあり、つくば霞ヶ浦りんりんロードを走る際の用品補充やトラブル対応など、頼れる存在だ
駐車場にはすでに参加者用のレンタサイクルが用意されていた。希望に応じてロードバイク、クロスバイク、電動アシスト付きクロスバイクなどがスタンバイ
参加者が集まったところでスタート前ミーティングの開始

参加者は14人。スタート前から和気あいあい

今回のツアーはサイクルベースあさひの相模原店主催。各地の店舗が独自でツアーを企画してお客さんを集め、ライドする地域にある店舗をスタート地として実施するのはよくあることなんだそうだ。こういったツアーは2015年頃から実施されていて、これまで全国でざっと300回くらい開催されているそう。なかでも相模原店はツアーに力を入れていて、年間20回ほどのライドイベントを実施している。

今回のツアーは霞ヶ浦を反時計回りに一周する約95kmのサイクリング。霞ヶ浦は平地だとはいえ、かなりの距離がある。全員完走できるか?

スタート前ミーティングでは今日のコースを説明
交通ルールの確認とハンドサインの説明は、手作りエプロン(!)を使って。説明してくれた吉池さんはもと保育士。なるほど
今回のサポートスタッフ。左から谷口達誉さん(事業企画部)、永井 岳さん(相模原店・店長)、小林将人さん(新座店・店長)、田中健志さん(ひたちなか店・店長)、吉池宗貴さん(新百合ヶ丘店・副店長)。谷口さんがサポートカーで全行程をフォロー、ほかの4人がいっしょに走るガイドライダーだ
スタート前にお約束のストレッチ。大事です
記念撮影時からすでに全員ノリノリ。楽しい一日になる予感しかない

サイクルベースあさひのツアーは、自転車はもちろん、ヘルメットやライト、鍵などライドに必要なものはすべてレンタルできるのが特徴で、初心者も気軽に参加できる。

今回の参加者は14人。2つのグループに分け、自分の自転車で参加する人中心のロードバイク組と、レンタル中心の電動アシスト組それぞれ7人の参加者に、ガイドが2人づつ付く。レベルが違ってもこうやってうまく配慮してくれるので安心だ。
走り出して2km(!)で最初の休憩地、霞ヶ浦総合公園。

霞ヶ浦総合公園は大きなオランダ風車がランドマークとなっている
風車からは霞ヶ浦が一望できる
春はチューリップが咲き誇る公園だが、この日はマリーゴールドがきれいだった
集まるとどこでも撮影大会が始まってしまうノリのよさ
園内にはアクアリウムもあり、霞ヶ浦の生態系なども学ぶことができる
ここで30分も休憩してしまった。まだあと90km以上あるんですが大丈夫?

予科練平和記念館から、お楽しみの昼食会場へ

霞ヶ浦総合公園から30分ほど走ると予科練平和記念館。この周辺には旧海軍の航空施設跡が多く残されていて、特攻隊の歴史や戦争の悲惨さ、命の大切さを伝えている。

霞ヶ浦の湖岸堤防の上を快調に走る。行きは少し向かい風がキツかった
平和記念館の入り口に展示してあった人間魚雷「回天」の実物大模型。日本軍最初の特攻兵器と言われている
記念館横の格納庫には零戦の復元模型。ふだんは格納庫前に出して展示することもあるらしいが、このときはシャッターの不具合で出ていなかった
熱心に見入る参加者たち
予科練記念館を出て、刈り入れ直前の田園風景を走る
ライドはガイドスタッフを先頭に、ハンドサインや声出しをしながら安全第一で走行
前日の雨と風の影響で荒れていたが、日本で2番めの大きさである霞ヶ浦のスケールを実感するには十分な景色を楽しめた

霞ヶ浦名物のうなぎでおなかいっぱい!

昼食はうなぎで有名な「お食事処 旅館 喜久」。ボリュームたっぷりのうな重と、わかさぎフライ定食を選んでオーダー。食事を待っているあいだも食べているときも、笑い声が絶えない今回のツアー。「どっから来たんですか?」「甲府です」「ええーっ! そんなに遠くから!? すごーい」「あなたはどちらから?」「町田です」「あら近いじゃない! また仲間が増えた(笑)」など参加者どうしの交流がどんどん進むというか暴走する店内。

うなぎが到着するやいなや始まるインスタ撮影会
笑顔はプライスレス。うな重は4180円(税込)
参加者とスタッフも楽しく会話できる距離感がいい感じ
うなぎもご飯もボリュームたっぷりのうな重
わかさぎフライ。わかさぎは「県魚」(淡水)にも指定されている茨城県を代表する魚

スタートから5時間。まだ半分も来てないけど大丈夫?

お腹がいっぱいになったところで再びスタート。次に目指すのは「妙岐ノ鼻」というスポット。再び湖岸沿いの道を快適に走る。ここまで東からの向かい風に苦労させられたが、妙岐ノ鼻から先の北利根橋を渡れば追い風になるはず。がんばろー!

「霞ヶ浦」の看板は撮影スポット。「KASUMIGAURA」っていう文字のモニュメントでもあればいいのにね
まだ続く向かい風のなかを走る。先頭であさひのスタッフがスピードコントロールしてくれるので、それほどつらくない
走っていると自然に笑顔になってしまう。参加者だけでなくスタッフも楽しそう
妙岐ノ鼻に到着。ここは霞ヶ浦に突き出た形で広がる湿地帯で、かやぶき屋根に使われるアシが生い茂る。その広さは東京ドーム約10個ぶんあり、関東では最大級の「茅場」だそう
みなさん楽しそうだけど、まだ半分も来てないのにもう15時だって知ってた?
天王崎公園。はしゃぎまくるみなさんですが、時間は大丈夫なんでしょーか?
風は追い風に。しかし風景が薄暮色になり、影がこんなに伸びていることにお気づきでしょうか?
追い風のなかを快調に走る。遠く筑波山のシルエットが見える

道の駅たまつくりで、なめパックン!

最後の休憩ポイント、道の駅たまつくりに到着。ここではスタッフが先回りして注文しておいてくれた、なめパックンを食べる。これはここ行方市のご当地バーガーで、なめパックンは霞ヶ浦でとれるナマズ肉のハンバーガー。ほかにも「かもパックン」(鴨肉)、「こいパックン」(鯉肉)などのバリエーションがある。時刻は日暮れ時。霞ヶ浦に沈む夕日がキレイ……なんて言ってる場合ではないのでは? まだ20km以上ありますが!?

道の駅たまつくりに到着。お疲れさんですー
スタッフが用意しておいてくれたなめパックン
なまずを食らう。ワイルドだ
当然記念撮影マストです
霞ヶ浦の夕景。しかしのんびり鑑賞している時間はないのでは?
夕暮れのカスイチを走る。空がオレンジ色から紫に変わっていく美しい景色のなかを走るのは、なかなかできない体験だ。きっとスタッフは最初からこれをねらっていたんだな。にくいねー!

ついにゴール! 全員で楽しく走りきった!

すっかり日が暮れた18時半。追い風の闇の中をびゅんびゅん飛ばす。街灯なんてものはないので、みんなのライトが頼りだ。ライドの一体感が増す。ガイドが先頭を守ってくれるから安心して走れる。「一人だったら怖くて走れないかもー」

最後の小休止。ここからはゴールまでノンストップだ
遠く土浦の市街が見える。もう少しだ
全員が95kmを走り切ってゴール! サイクリングが初めての人も走り切れた! すごい!
ガイド役の吉池さん(もと保育士)が作ってくれた手作りの「完走証」。これには参加者全員大感激!
スタッフのみなさん、ありがとうございました!

いくら霞ヶ浦はフラットだとはいえ、95kmを初心者も交えて走り切る。それって大丈夫なの?って思っていましたが、プランニングのよさとスタッフの手厚いサポート、そして参加者どうしのコミュニケーションを自然にうながす雰囲気作りとで、とっても楽しく走ることができました。サイクルベースあさひでは、こういった小規模のガイド付きツアーを今後も全国で開催していく予定だという。興味のある人はぜひサイクルベースあさひのサイクリングポータルサイト「ちりりん」をチェック!

最後に参加者の声をご紹介してお別れです。また次のライドでお会いしましょう!

中山隆夫さん

「しまなみ海道をはじめ、いろんなサイクリングツアーに参加しています。以前知人にもらったチネリのロードのヘッドまわりにクラックが入っているのを、点検に出したあさひのお店で見つけてもらったんです。そのとき店長が『このままでは自転車をお返しすることはできません!』って言ってくれて、その言葉に胸を打たれてあさひのファンになりました。今日は帰ってこられるか不安でしたが、みんなで走ったら走り切れました。楽しかった。ありがとうございました」

阿部之洋さん・美千代さん

「あさひのツアーは4回目の参加です。ツアーでどんどん知り合いが増えて、毎回楽しませてもらってます。とにかくあさひのスタッフがいいですよね。楽しくて頼りになる。すべてにわたっていたれりつくせりなのもうれしいです。スタート前や後に自転車の点検してくれたりね。自転車の、走るだけじゃない楽しみ方を教えてくれたのはあさひのツアー。今ではLINEでグループを作って、次はどのツアーに参加する?なんて連絡をとりあっています」

平原吉良さん

「2021年からもう20回くらいあさひのツアーに参加してます。今日は人数が多いですけど、ほかのお店のは2〜3人のツアーも多いですね。私はとにかく相模原店店長の(永井)岳さんの人柄が好き。アットホームな雰囲気をいつも作ってくれている。あちこち行けて楽しいし、企画力もすごい。コロナ禍のとき、ほかのイベントが全然ないなかで、感染症対策をしっかりしてツアーを続けてくれたのもうれしかったです。えっ? 次のツアーは日光? 行く行く!」

内藤 広さん・千恵子さん

「山梨県の甲府に住んでいます。息子が弱ペダの影響でロードに乗っていて、それに感化されてときどき富士五湖あたりをサイクリングしています。クロスバイクとママチャリで(笑)。以前霞ヶ浦を通りかかったときに、いつかカスイチに挑戦してみたいねなんて話してて、ツアーをネットで知って申し込みました。今回は自転車やヘルメットなど全部レンタルで助かりました。今回はあさひさんのホスピタリティー、霞ヶ浦の景色、ナショナルサイクルルートの充実ぶり3つに感動しました!」

蝦原聡一朗さん(左)・古川 翔さん(右)

「職場の人が僕らを自転車に乗せようとして(笑)このツアーを紹介してくれたんです。サイクリングなんてしたことなかったんですが、ノリで走ってみようかと思って。95kmも走ったらどうなっちゃうんだろうって思っていましたが、レンタルの電動アシストのおかげもあって、つらいにはつらかったんですけどなんとか走り切れました。スタッフのみなさんのサポートもあって、みんなで走り切る達成感が味わえました。ありがとうございました!」

初めてのカスイチ(霞ヶ浦一周)ライド

主催者:サイクルベースあさひ相模原店
開催日:2023年9月24日(日)
開催地:茨城県・霞ヶ浦周辺

 

サイクルベースあさひ
サイクリングポータルサイト
「ちりりん」

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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