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香川県知事がSetouchi Véloの2代目会長に就任、eバイクでサイクリングを体験

2023年10月24日、香川県高松市でSetouchi Vélo(セトウチ ヴェロ)協議会の年に1度の総会が開催され、会長が中村時広 愛媛県知事から池田豊人 香川県知事へと引き継がれることが発表された。Setouchi Vélo協議会は瀬戸内地域でのサイクリングの普及・促進を推進、国内外への情報発信を軸に活動を行っており、この日その一環として高松市庵治エリアでトライアルライドも行われ、池田知事がeバイクでのサイクリングを体験した。ここではトライアルライドと高松会議の内容についてお届けする。

池田知事も参加したトライアルライド

四国最北端、⽵居岬で記念撮影をする玉井優子 広島県副知事(左)、池田豊人 香川県知事(右)写真:Setouchi Vélo協議会

Setouchi Vélo協議会の目的のひとつに、より多くの人にサイクリングを知ってもらうためにeバイクの普及・促進が盛り込まれている。今回、池田豊人 香川県知事をはじめ協議会の構成・参加団体によるトライアルライドが行われ、高松市庵治エリアで海を臨むサイクリングルートを走り、eバイクを体験した。

写真:Setouchi Vélo協議会

四国最北端となる⽵居岬で記念撮影をしたのち、鎌野漁港へ移動。道の駅源平の⾥むれまでの10kmの起伏に富んだルートを楽しんだ。

走り終えた池田知事は「特に海沿いのいいところが多いので、アップダウンを気にせず走れるeバイクを活用して、サイクリングを観光のツールにしたいと思います。香川にはサイクリングルートが6ルートあり、庵治はそのうちのひとつ。非常に潜在的な可能性が高いのでPRしていきたい。また、距離表示や案内も充実していきたいと思います」とその可能性について語った。さらに新会長として県境を跨いだサイクリングルートを四国、瀬戸内での広域連携をさらに推し進めていくことを示した。

写真:Setouchi Vélo協議会
竹居観音寺岩窟で祈祷が行われた 写真:Setouchi Vélo協議会

発足1年を迎えたSetouchi Vélo協議会、新たに鳥取県も加入

Setouchi Vélo協議会初代会長の中村時広 愛媛県知事から新たに会長に就任した池田豊人 香川県知事へハンドオーバーセレモニー(盾引継)が行われた。中村知事は「池田 香川県知事に引き継ぐことでますます発展することと信じている」とコメント。それを受けて池田知事は「本四高速から次期会長を依頼され、自転車推進本部の事務局長をしており、天命だと思い引き受けました」とコメントした 写真:Setouchi Vélo協議会

その後の高松会議ではSetouchi Vélo協議会の前会長の愛媛県の中村時広知事、新会長に就任した香川県の池田豊人知事、広島県の玉井優子副知事、四国経済連合会の佐伯勇人会長、本州四国連絡高速道路株式会社の後藤政郎代表取締役社長(以下、本四高速後藤社長)はじめ、各県、国土交通省、各市町村長らが出席した。総会ではSetouchi Vélo協議会規約改正が発表され、鳥取県、経済産業省中国経済産業局、四国経済産業局が新たに加入することとなった。

さらに本四高速後藤社長による報告では以下「サイクリングルートのネットワーク化」、「サイクリングの推進エリア化」、「国内外への情報発信」の3本を軸に進めてきた事業説明が行われた。

サイクリングルートのネットワーク化

瀬戸内地域等それぞれに存在する多数のサイクリングルートを「Setouchi Véloルート」 として行政境界を越えてネットワーク化し、瀬戸内地域等全体が広域に連携したサイクリングエリアとなることを目指してきた。この1年でSetouchi Vélo ルートの登録が県をまたぐ2ルートを追加したことで、80ルートから82ルートへと増えた。さらにSetouchi Véloサイクリングエリアマップの配布も初版(2023年1月、430カ所、計75,000部)、第2版(2023年4月、254カ所、計50,000部)と2回行われている。このほかSetouchi Véloホームページもリニューアルし充実している。

Setouchi Véloホームページではイベント情報や各ルート紹介ページ、さらにスマートフォンアプリでのナビ機能が追加された

Setouchi Véloホームページ
https://setouchivelo.jp/

サイクリングの推進エリア化

瀬戸内地域等を「日本屈指のサイクリングの推進エリア」として国内外にアピールできるよう、歩行者・自転車・自動車等が互いに安全に道路を利用できる快適性の高い自転車文化の構築を目指してきた。そのため各地でトライアルライドを実施。また、このほか有識者との意見交換会や市町村への説明会(WEB)も実施している。

トライアルライドの実施例
瀬戸内8県が連携、県境をつなぐサイクリングワールド「Setouchi Vélo」が発足

瀬戸内8県が連携、県境をつなぐサイクリングワールド「Setouchi Vélo」が発足

2022年10月30日

瀬戸内エリアから世界へ、自転車文化の先進地として「Setouchi Vélo」が国内外へ発信

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2023年06月30日

広がる市町村の輪。構成団体が20から23団体へ、参加団体が9から34団体へ
写真:Setouchi Vélo協議会

「Setouchi Vélo協議会」は兵庫県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、鳥取県さらに国土交通省の四国、中国、近畿の地方整備局と運輸局、経済産業省の中国・四国の経済産業局、経済連合会、さらに各市町村やDMO、このほか瀬戸内地域内のサイクリングルートを管理・運営する団体などによって構成され、本四高速と国土交通省の四国・中国の地方整備局が事務局となって関係各所を調整してきた。発足当時は構成団体20団体だったが、23団体へ。さらに参加団体9団体だったが、市町村を中心に新規団体が増え、新たに34団体と増えている。

国内外への情報発信

世界に誇るサイクリングルートを有する瀬戸内地域等を国内外に向けて発信するためマップ、ホームページの活用やメディア、DMO等との連携し、各構成団体が運用等を行っているウェブサイト(観光HPやサイクリング紹介頁など)や関連サイトへSetouchi Vélo専用バナーを設置したほか、せとうち観光推進機構・四国ツーリズム創造機構との連携、サイクルモードライド大阪2023への出展、2023 淡路島ロングライド 150への協賛などを行ってきた。

eバイクを使ったサイクルツーリズムの活用について

自身がマウンテンバイク選手権、アトランタオリンピックの予選に出場するなどサイクリングやマッターホルン登頂などの経験をもつ浅野さん 写真:Setouchi Vélo協議会

総会に引き続き一般社団法人 社会的健康戦略研究所 代表理事 浅野健一郎さんによる記念講演が「健康と経営の好循環サイクルをまわす」をテーマに行われ、Setouchi Véloはまさに自治体経営で、組織活性のグッドサイクルの肝となる関係の質からスタートしており、今後の発展性と可能性を語った。そして心身と社会的な健康を意味する概念「ウェルビーイング」を紹介。さらに自転車が身体的、精神的そして、社会的にウェルビーイングにとってよい影響をもたらすことを説明した。

このほか、総会前には市民向けのセミナー「サイクリングによる健康増進に関するシンポジウム」が行われ、コーディネーターの門田基志さん、パネリストとして前出の浅野健⼀郎さん、⾹川県健康福祉部医療調整監の星川洋一さん、八重洲出版統括部長の迫田賢一さんが登壇。自転車のメリット、どのように日常生活にとりこめばいいか、さらにシーンに合わせたバイクの選び方などについて議論した。

写真:Setouchi Vélo協議会

Setouchi Vélo公式サイト

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