ENS最終戦で2人のチャンピオンが決定、永田隼也と幾田悠雅が同点でタイトルを分けあう
Bicycle Club編集部
- 2023年11月16日
11月11〜12日に、富士見高原リゾート(長野県諏訪郡)でエンデューロ・ナショナルシリーズ(ENS)第4戦が行なわれ、AAクラスの幾田悠雅が優勝。ライツと合わせた5戦の有効ポイント制で争われたシリーズタイトルは、永田隼也と幾田が同ポイントとなったため、両名がチャンピオンとなった。
気温1ケタの中、幾田がタイムドセッション1位
最終戦ということで、注目されたシリーズチャンピオン争いだが、ここまでライツを含め全戦出場の佐々木 博が1160ポイント。ENSのみ3戦出場の永田が1050ポイント。おなじく3戦の幾田悠雅が945ポイントの状況。
金曜日に雨が降ったため、路面コンディションが懸念されたが、朝から風が吹き路面は回復。気温は5~6℃と一気に冬を感じさせる寒さとなった。
トレーニング終了後にステージ1で行なわれたAAおよびAクラスによるタイムドセッションは、幾田が2分44秒67で首位。これにAクラスの平林安里が続き、永田は3位。佐々木は5位のタイムを記録。
土曜の夜に再び雨が降ったものの、コースに影響はなく前日より少し暖かくなってBクラスから競技開始。
ステージ1でトップタイムをマークしたのは幾田。前日より1.5秒以上もタイムを短縮。これに同年代のライバル、Aクラスの土屋聖眞が続き、永田は総合3位。
ステージ2では土屋がトップタイムを記録。佐々木はステージ2でチェーントラブルに見舞われ大きく順位を落とす。
これで永田の2年ぶりチャンピオンかと思われたが、ステージ3で小さなミスが響いて9位のタイムに留まる。
再びステージを制したのは土屋。幾田は手堅く2位フィニッシュ。
この結果、合計タイム6分25秒29で幾田が優勝。2位に土屋、永田は4位。ステージ3で6位と巻き返した佐々木だが26位に終った。
そして総合リザルトは、誰も予想できなかった結果に。
4戦出場で優勝2回。1315ポイントで並んだ永田と幾田だが、優勝以外の成績もまったく同じ(2位と4位が1度ずつ)となったため、主催者により両名のシリーズチャンピオンがアナウンスされた。
リザルト
1位 AA 幾田悠雅 輪娯館 1315ポイント
1位 AA 永田隼也 TEAM A&F / OAKLEY 1315ポイント
3位 AA 佐々木博 Zero Gravity/urge/drop8/EXT/SUBARU 1199ポイント
4位 B 石川啄磨 ニャンコ先生 1016ポイント
5位 AA 藤田翔也 CRAFT/SC/RR 1001ポイント
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Bicycle Club編集部
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