ゆりかもめに自転車をそのまま積んでGO! レインボーライドを楽しんだ!
Bicycle Club編集部
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11月23日(木・祝))に開催されたレインボーライド。首都高を交通規制してレインボーブリッジなどを約4500人が走るサイクリングイベントとして注目され、ステージやブース出展などをメインとするマルチスポーツも楽しめた。この日、メディアツアーのために用意された「ゆりかもめ」の特別列車で行くレインボーライドを体験。その様子をバイシクルクラブ元編集長岩田がお届けする。
ゆりかもめに自転車を持ち込み、新橋からお台場まで
GRAND CYCLE TOKYOは東京都が推し進める、自転車をさらに身近なものとするためのイベントの総称。ライドやレースなどさまざまなイベントが用意されているが、11月23日(木・祝)に開催されたのはレインボーライド。そのレインボーライドではゴール地点がマルチスポーツの会場にもなっているから、同時にふたつのイベントが楽しめちゃうって仕組み。
しかも! バイシクルクラブ編集部には新橋からゆりかもめに乗ってレインボーライドのスタート地点まで行くメディアツアーのご案内が。これは楽しそうだ!と早朝の新橋駅に向かった。
ゆりかもめ輪行体験と名付けられてはいたが、輪行はしないのでいわゆるサイクルトレイン。昨年のレインボーライド時にも実施され、今回で2回目となる。社会実証実験ということではなく、あくまでレインボーライドに合わせた特別列車ということだが、バイシクルクラブとしては今後の展開に期待したくなる。
乗車時間を待っているあいだ、ゆりかもめ(東京臨海新交通臨海線)の新橋駅には輪行袋をかついでJR新橋駅から歩いてくる人もちらほら。俺たちだけサイクルトレインで申し訳ない気持ちに。どこで輪行を解くかという違いだけかもしれないけど、一般の人もサイクルトレインが体験できるとなれば、きっとレインボーライドも魅力を増すはず。ぜひご検討いただければと。
車窓からはレインボーライドで走るレインボーブリッジが一望
ホームまで上ってからも、しばらく待ち時間が続く。その間にも一般の列車が発車していく。乗客のみなさんからは「なんで自転車がホームにいるの?」的な視線が。このフツーじゃない感、非現実感がサイクルトレインの魅力のひとつだと思うのは俺だけでしょうか。
小池都知事のお見送りでレインボーライドがスタート
台場駅からスタート地点のお台場海浜公園までは自転車に乗って移動。ウェーブで段階的に出発する方式なので、各ウェーブごとに分かれて待機場所が設定されていて、そのなかを抜けていく。みんな楽しそうに待っているみたい。俺たちは一応(?)メディアなので、スタートは第29ウェーブと遅いんだけど、取材ができるようにスタート地点で待たせてもらうことに。
自転車でレインボーブリッジ、今年は東京ゲートブリッジも走れた!
コースはショート、ミドル、ロングの3コースがあり、選んだのは約32kmのロングコース。30kmなんて全然たいしたことないだろうと思っていたが、レインボーブリッジも東京ゲートブリッジもけっこう上り坂になっていて、ジワジワ脚にくる。YouTuberの愛あむさんはゴール後「もう脚がプルプルしてます〜!」って言ってた。でもふだんクルマでしか通れない場所を走る特別感と、橋の上からのスゴい景色など、このイベントでしか得られない高揚感はすばらしい。参加してよかったと心から思いました。8時ころのスタートだったが、10時半にはフィニッシュしていた。あっという間だなー。
マルチスポーツを堪能して終了、また来年も走りたい!
フィニッシュ後にはそこで開催されているマルチスポーツやステージイベント、ブースなどを見てまわる。そのなかにあったのが、都バスのサイクルラック装着車。フロントにアメリカで使われている市販のラックを装着して、実際にロードバイクを積んで走ってみせてくれた。ここでの反応や意見を聞いたうえで、今後どこかの路線で導入を検討したいという。これが走るようになれば日常の足としての自転車の使い勝手がさらによくなるはず。なんか東京の自転車環境、どんどん前に進んでいますよ!
さて帰ろうか。イベント会場を後にお台場から新橋まで豊洲など新しい東京の風景を見ながらのんびり走る。海と川と新しい建物のコントラストがすばらしい。そして東京ってきれいな街なんだと再認識。もっと東京を自転車で走ろう。そう思いました。
DATA
大会名:GRAND CYCLE TOKYO レインボーライド・マルチスポーツ
主催者:GRAND CYCLE TOKYO実行委員会
開催日:2023年11月23日(木・祝)
開催地:東京都港区・江東区
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PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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