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吹雪の宇都宮で開催されたシクロクロス全日本選手権、マスターズ40歳台は村田が連覇

1月13日から14日にかけて、栃木県宇都宮市にある道の駅うつのみやろまんちっく村にて第29回全日本自転車競技選手権大会シクロクロスが開催。

同会場では2016年12月に全日本選手権が開催されており、約7年ぶりに同会場で全日本選手権が開催されることとなった。

大会初日となる13日は男女マスターズのレースを中心に、オープニングレースとして60分エンデューロも開催。男子マスターズでは4カテゴリー中3カテゴリーで大会連覇となり、女子マスターズでも大会連覇という形となった。

約7年ぶりに宇都宮でシクロクロス全日本選手権が開催

1月13日から14日にかけて、栃木県宇都宮市にある道の駅うつのみやろまんちっく村にて第29回全日本自転車競技選手権大会シクロクロスが開催。
同会場では2016年12月に全日本選手権が開催されており、約7年ぶりに同会場で全日本選手権が開催されることとなった。

同会場で開催されている宇都宮シクロクロスは例年12月に開催されていたが、昨年よりシクロクロス全日本選手権が1月開催へ変更となったため、今大会も1月開催となった。
コースは2022年に開催された宇都宮シクロクロスのコースから大きな変更はないものの、コース奥のドッグランエリアにあるキャンバー区間が従来からは少し変更となっている。

MM50 に渡辺 航先生も参戦

MM60+では序盤から快走を続けた増田謙一(SHIDO-WORKS)が悲願の大会初制覇

オープニングレースである60分エンデューロのあと、今大会最初の年代別全日本チャンピオンを決めるレースとしてMM60+が開催された。

往年の名選手で同カテゴリ2連覇中の佐藤稔(スワコレーシングチーム)や、ロードレース/MTBでも活躍する増田謙一(SHIDO-WORKS)ら28名の選手がスタートラインに並び、10時30分にスタートが切られる。

ホールショットは石田純之(カシャロ水曜夜練)と三谷長生(ダランネーケ白山CX-MONDEMO)が並ぶように1コーナーへと進入していくが、スタートループを抜けて砂場セクションへと集団が姿を見せると増田が力強い走りと先頭へと躍り出る。

増田は後続の選手とのタイム差を20秒から30秒程度つけたまま最終周回へと入ると、ピットエリアではサポートするチームメイトの前で喜びのポーズを取る余裕を見せる。そのまま独走でフィニッシュを迎えた増田はフィニッシュエリアでも喜びのポーズを何度も繰り返し、シクロクロスでは自身初となる全日本チャンピオンの座を獲得することとなった。

WMでは地元の林口幸恵(Gufo cycleworks)が大会連覇を果たす

MM60+のスタートから30秒後、11名のWMの選手たちがスタートを切る。

WE1でも活躍を見せていた西山みゆきを先頭に選手たちは1コーナーへと進入していき、スタートループを抜けてすぐの砂場セクションで西山と林口幸恵(Gufo cycleworks)が若干抜け出す。

西山と林口は中盤まで2人で走行するものの、後半に林口が単独で抜け出し、そのまま単独でフィニッシュエリアに姿を見せる。林口はそのままフィニッシュエリアでガッツポーズを見せ、同カテゴリでの2連覇を決めた。

MM50-59では中盤で逆転した大原満が大会4連覇を果たす

今大会最多のエントリー人数となったMM50-59。

同カテゴリで大会3連覇中であり、初代シクロクロス全日本チャンピオンである「小さな巨人」大原満や、2020年に開催された同大会でMM40-49を制している生田目修(イナーメ信濃山形&大幸ハーネス)ら75名の選手がスタートラインに並ぶ。

11時30分にレースがスタートすると、スタートが得意な浅井秀樹(SNEL CYCLOCROSS TEAM)を先頭に1コーナーへと進入していく。
1周目を終えて生田目が単独で抜け出すと、大原が追走し、後半に大原が逆転する。さらに、残り2周に入ってすぐの林間区間へと入る登り区間で生田目が落車してしまい、大原との差が開いてしまう。

生田目はその後もプッシュを続けるものの、大原が5秒差で逃げ切り、同カテゴリでの4連覇を決めた。

MM35-39では序盤からリードを奪った城島大樹(Cycle shop Re Belle.)が大会2連覇を果たす

13名の選手がスタートラインに並んだMM35-39。12時30分にスタートが切られると、 稲益拓也(DENSO RACING)を先頭に1コーナーへと進入していく。

最初の砂場区間で稲益が若干抜け出すものの、昨年同カテゴリを制している城島大樹(Cycle shop Re Belle.)や渡辺佑樹(team SONIC)が追走を見せる。

2周目には城島が若干抜け出し、稲益や渡辺が追いかける展開となると、城島は徐々にタイム差を広げていき、後続に32秒差をつけてフィニッシュエリアへと姿を見せる。

両手を大きく横に広げ、ガッツポーズを見せた城島が同カテゴリ2連覇を決めた。

MM40-49では中盤から独走となった村田憲治(岩井商会レーシング)同大会・同カテゴリ2連覇を果たす

初日最後のレースとなったMM40-49。一つ前に開催されたMM35-39までは暖かい日差しもあって1月にしては暖かい天候の中でのレースとなっていたが、天気予報の通りMM40-49のレースがスタートする直前に雪が舞い始める。ここまでのレースから一転した天候の中でのレースとなったMM40-49では、38名の選手が13時40分にスタートを切る。

國分圭二(Mt-HASE321)を先頭に1コーナーへと進入していくと、最初の砂場セクションで昨年の同カテゴリ覇者である村田憲治(岩井商会レーシング)が先頭に立つも、その後も1列棒状ではあるものの集団のままレースが進む。

1周目のコース後半にあるキャンバー区間で筧五郎(56)が落車で遅れると、少しずつ各選手の車間が開き始めていく。

2周目には村田、斉藤和哉(シルクロード)、藤田耕志(RINGO ROAD)の3名が抜け出すと、3周目には村田と他2名で少しずつ差が開き始める。

この頃になると雪が本降りとなり、体感温度もかなり低くなるなど、選手たちにとってはかなり厳しいコンディションとなっていく。そんなコンディションの中、序盤に遅れた筧が少しずつポジションを前に上げていく。

筧はレース後に「ペースを上げたわけではなく、僕としてはキープする感じで走っていた。ただ前の選手たちが少しずつペースが落ちてきたために、結果としてポジションが上げることができた。」と話す。

一方で「ここまで寒くなるとは思っていなかったからグローブも薄手のものを使ったりしていて、僕自身かなり寒さを感じていた」とも筧は話し、寒さが味方したというわけでは決してなかったと思われるコメントを残す。筧は最終的に3位にまでポジションを上げ、表彰台へと上がることとなった。

レース後半になると2番手パックの斉藤と藤田の2名もバラバラとなり、村田がこのまま独走でフィニッシュを迎えるかと思われた矢先、フィニッシュエリアに村田が姿を見せるとすぐ後ろに斉藤が迫る。

しかし、最終コーナーを抜けても斉藤が村田に追いつくことはなく、1秒差で村田が逃げ切り、同カテゴリ連覇、そしてMM35-39時代から続く同大会での連勝を4連勝に伸ばすこととなった。

2日めとなる1月14日には男女のエリート、U23、U19、U15、ジュニアが開催される。

シクロクロス全日本自転車競技選手権が1月12日~14日、宇都宮で開催

シクロクロス全日本自転車競技選手権が1月12日~14日、宇都宮で開催

2024年01月09日

リザルト

MM60+

1位:増田謙一(SHIDO-WORKS) 33分30秒
2位:野村 正 +24秒
3位:松井正通(CycleShop Re Belle.) +56秒

WM

1位:林口幸恵(Gufo cycleworks) 35分32秒
2位:片岡 幸(Team轍屋) +20秒
3位:西山みゆき +1分25秒

MM50-59

1位:大原 満 30分27秒
2位:生田目修(イナーメ信濃山形&大幸ハーネス) +5秒
3位:杉原貴弘(チーム バケラッタ) +39秒

MM35-39

1位:城島大樹(Cycle shop Re Belle.) 38分21秒
2位:渡辺佑樹(team SONIC) +32秒
3位:稲益拓也(DENSO RACING) +1分7秒

MM40-49

1位:村田憲治(岩井商会レーシング) 38分25秒
2位:斉藤和哉(シルクロード) +1秒
3位:筧 五郎(56)+28秒

 

大会公式サイト

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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