ボーラがついに23mmワイドリム化、カンパニョーロ新型ホイール登場|Campagnolo
Bicycle Club編集部
- 2024年01月30日
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イタリアブランド、カンパニョーロのエアロホイールのボーラがフルモデルチェンジ。ボーラといえば30年の歴史を持つエアロホイールだ。最大の特徴はリム内幅が前モデルの19mmから一気に23mmになった点で、リムの高さは35mm、45mm、60mmの3種類がラインアップする。グレードは従来どおりボーラWTOとボーラウルトラWTOの2つがそろう。
リム内幅23mmのワイドリム採用のBORA WTO
今回の最大のポイントは内幅23mmというトレンドのC23 リムを採用した点だ。細いロードタイヤにも、幅広のグラベルタイヤにも対応するワイドリムだ。
さらに詳細は未定だが、メーカー発表データによると風切り抵抗は前モデルと比較して13%減少し、15°の横風では80%減少させるなど、エアロ性能を向上させている。このため横風に対しても強くなり、コントロール性においてより向上することになる。リムの形状は従来どおりのティアドロップ型だ。
また、最高のパフォーマンスと軽量性を実現させた。リムの重量も全モデルと比べ135g軽くなっている。
エアロMO-MAGシステム
スポークをリムのなかに沈ませることで空気抵抗を減らすAERO(エアロ)MO-MAGシステムを採用。ニップルには強化グラスファイバーポリマーシートを採用する。
H.U.L.C.(Handmade Ultra-Light Carbon)採用のリムは、高光沢の鏡のような表面に仕上がっている。これにより表面に塗装を必要としないほど滑らかなため、軽量化にも貢献する。 この高精度なリム仕上げのおかげで、チューブレスタイヤのビードも上げやすく、タイヤの取り外しも容易になっている。
伝統のG3 レーシングジオメトリーは健在
カンパニョーロのホイールといえばといえば独自のG3 レーシング ジオメトリースポークが特徴だ。今回も2:1のスポーク比率でテンションバランスを高めたデザインは継承され、これにより、効率のよいパワー伝達性能を実現している。
さらにボーラウルトラWTOでは7×3の21本のスポーク、ボーラWTOでは8×3の24本のスポークと、スポーク配置が異なることになる。
ウルトラグレードではフロントハブがカーボン製に
さらに注目点としてはフロントハブのカーボン化があげられる。従来はアルミ製だったが、数十年におよぶ研究の末、ついにフロントハブをカーボン素材とした。 これによりボーラウルトラWTOではさらに軽くなっている。ベアリングについてはウルトラグレードではCULTを採用。
Bora Ultra WTO
価格:667,700円(税込)
重量
ボーラ ウルトラ WTO 60 1395g
ボーラ ウルトラ WTO 45 1325g
ボーラ ウルトラ WTO 35 1285g
Bora WTO
価格:469,700円(税込)
重量
ボーラWTO 60 1460g
ボーラWTO 45 1405g
ボーラWTO 35 1370g
SPEC
- リム材質:UD高強度カーボンファイバー
- タイヤインターフェース:2ウェイフィット
- タイヤ互換性:チューブレス、チューブレスレディ、クリンチャー
- 推奨タイヤサイズ:700c、28mm~35mm
- リム内幅:23mm
- リム外径幅:26.1mm
問:カンパニョーロジャパン
www.campagnolo.com
- BRAND :
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