富士グラベル主催者田渕君幸さんに聞く挑戦の先にあるもの｜BC STATION #45

Bicycle Club編集部

2024年05月14日

2024年3月20日に開催されたグラベルイベント「富士グラベル」。小規模ながら何とか初開催を成功させ注目を浴びた待望の関東から無理なく日帰りで行けるグラベルイベントだ。編集部サカモトが実際に参加した記事はこちら。

自転車プロショップ「TRYCLE」の経営者であり主催者、田渕君幸さん

この注目のイベントである「富士グラベル」だが、主催者は2人だ。フランス人ながら中央大学を卒業し富士市に住み活動を行う元プロロードレーサーのトム・ボシスさん。そして、今回BCステーションでゲストにお迎えしたサイクルショップトライクル代表の田渕君幸さんだ。彼の壮絶な自転車人生と、「富士グラベル」開催の経緯を聞いた。

挑戦に次ぐ挑戦。新たな挑戦は「ソフトの創出」

挑戦ばかりの人生を送ってきた田渕さん。過去には学生ながらPBPに挑戦したことや、企業勤めをしつつ実業団レースへの参戦経験もある。また、アメリカ横断（厳密には縦横断らしい）も自転車で達成した。今はTRYCLEを経営しつつ各種イベントなどに参加。昨年はＵＣＩグラベル世界選手権に日本代表として参戦するなど、挑戦のスピリットはまだまだ色あせることはない。

ショップ経営の視点で自転車を「売る」側にまわってきた田渕さん。しかし今、「ソフト」＝自転車での遊び方・遊びの場を提供することが大事だと田渕さんはＢＣステーションに話した。昨今は色々な全国各地でグラベルをはじめとした自転車イベントが雨後の筍のごとく登場している。しかし、その中で真にユーザー目線で実施しているイベントがどれほどだろう。この点、プロの知見をもった田渕さんらが主催するイベントには学ぶべき点も多かろうと思う。詳細はぜひ聞いてみて欲しい。