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TOJ2024の注目選手!3連覇に挑むネイサン・アールに注目|ツアー・オブ・ジャパン

5月19日から26日にわたって8日間・8ステージにてツアー・オブ・ジャパン2024が開催される。UCI2.2クラスでの開催となった今年のツアー・オブ・ジャパンだが、昨年までワールドツアーチームに所属していた選手やトラック世界選手権でメダルを獲得した選手など、今年も実績ある多くの選手たちがスタートリストに名を連ねる。
本プレビューでは5月16日付の暫定出場選手リストをもとに注目の選手たちをご紹介する。

TOJ3連覇なるかネイサン・アール(オーストラリア、JCL TEAM UKYO)

5月19日から26日にわたって8日間・8ステージにてツアー・オブ・ジャパン2024(以下、TOJ)が開催される。
昨年、一昨年とTOJを連覇しているネイサン・アール(オーストラリア、JCL TEAM UKYO)には、過去2連覇を果たしているフォルトゥナ・バリアーニ(イタリア)やオスカル・プジョル(スペイン)を上回る大会史上初の3連覇の期待がかかる。
今シーズンは2月に開催されたツアー・オブ・オマーン(2.Pro)で総合14位に入っているが、このTOJでどのような走りを見せるのか注目したい。
また、チームにはジロ・デ・イタリアで過去ステージ4位や5位に入ったことがあり、今シーズンもイタリアでのUCI1クラスのレースで何度もシングルリザルトを残しているジョバンニ・カルボーニ(イタリア)や、今年のツール・ド台湾(2.1)でポイント賞を獲得しているスプリンターのマッテオ・マルチェッリ(イタリア)、現全日本ロード王者である山本大喜や現全日本個人TT王者である小石祐馬といった豪華なメンバーが名を連ねる。
総合優勝だけではなく、総合表彰台独占やステージ優勝連発を狙える布陣だけに、アールだけでなくJCL TEAM UKYO全体に注目だ。

元ワールドツアー所属選手であるメルハウィ・クドゥス(エリトリア、トレンガヌサイクリングチーム)

1週間前に紀南地域で開催されたツール・ド・熊野(2.1)で総合2位となったメルハウィ・クドゥス(エリトリア、トレンガヌサイクリングチーム)。
今シーズンは4月にトルコで開催されたツアー・オブ・ターキー(2.Pro)でも総合2位に入っており、何より昨年まで8シーズンにわたってワールドツアーチームに所属していた選手だ。
2022年にはEFエデュケーション・イージーポストで中根英登ともチームメイトであり、1週間前の熊野の山岳ステージではレース終盤に抜け出し、集団スプリントでも3位に入るなどマルチな活躍を見せていたクドゥスがTOJでどのような走りを見せるのか注目だ。

トラック王国イギリスチームパーシュートメンバーのリース・ブリットン(イギリス、セント・パイラン)

2021年にフランスで開催されたトラック世界選手権のスクラッチで3位に入っているリース・ブリットン(イギリス、セント・パイラン)。
今年2月にオーストラリアで開催されたネーションズカップではイギリスチームのメンバーとしてチームパーシュートで優勝を果たしているスピードマンだ。
チームには昨年のイギリスジュニア王者のフィン・メイソン(イギリス)らもおり、トラックレースとの兼任選手が多い中で平坦ステージを中心にどのような走りを見せるのか注目だ。

パリ五輪でメダル獲得が期待されるトラックナショナルメンバーで構成される日本ナショナルチーム

チームブリヂストンサイクリングに所属する選手たちで構成された今年の日本ナショナルチーム。
チーム6名中5名の選手は世界選手権やネーションズカップ等トラックレースでもメダルを獲得している国内屈指のスプリンターで構成されており、パリ五輪でもメダルの期待がかかるメンバーだ。
また、国外大会のメンバーには選ばれていないものの山本哲央もナショナルチームのメンバーとして活動をしており、1週間前に開催されたジャパントラックカップ(UCI1クラス)では豪華なメンバーが顔を揃えたポイントレースで優勝を飾っている。
窪木一茂は昨年の東京ステージで大集団スプリントを制しており、セント・パイラン同様、集団スプリントで迫力のあるスプリントを見せることは間違いないだろう。

名選手を家族に持つ選手達

今大会では往年の名選手を家族に持つ選手達も出場する。
昨年開催されたツール・ド・九州(2.1)にも出場していたアスタナ・カザクスタン・ディベロップメントチームのヴィノクロフ兄弟(カザフスタン)は、カザフスタンの英雄であるアレクサンドル・ヴィノクロフを父に持つ。
また、同じくアスタナ・カザクスタン・ディベロップメントチームから出場するシモーネ・ザニーニ(イタリア)は、アムステルゴールドレースでの優勝やジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランスでステージ優勝を挙げているステファノ・ザニーニ(イタリア、現アスタナ・カザクスタン監督)を叔父に持つ。
まだまだ若手の選手達である彼らがどのような走りを見せるのか注目だ。

その他、昨年いなべステージを制したカーター・ベトルス(オーストラリア)も所属するルージャイ・インシュアランスや、一昨年、昨年と2年連続で総合2位となっているベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、ヴィクトワール広島)、安定した走りで好成績を残すキナンレーシングチーム、そしてツール・ド・熊野の第3ステージで集団スプリントを制した岡本隼(愛三工業レーシングチーム)らにも注目したい。

大会公式サイトhttps://www.toj.co.jp

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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