BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

中井唯晶が山岳賞、マックス・ウォーカーが2勝目|ツアー・オブ・ジャパン相模原

5月19日から26日にかけての8日間・8ステージにて開催されているツアー・オブ・ジャパン2024。大会7日目となる25日は神奈川県相模原市にて第7ステージとして市制施行70周年記念相模原ステージが開催され、マックス・ウォーカー(イギリス、アスタナ・カザクスタン・ディベロップメントチーム)が勝利した。個人総合リーダーであるジョバンニ・カルボーニ(イタリア、JCL TEAM UKYO)がキープ。ポイント賞争いは中間スプリントでポイントを稼いだ寺田吉騎(シマノレーシング)、この日が最後となる山岳賞争いは中井唯晶(シマノレーシング)がこちらもキープ、明日の東京ステージ完走をもって確定させた。

様々な思惑が交錯する相模原ステージ

5月19日から26日にかけての8日間・8ステージにて開催されているツアー・オブ・ジャパン2024。大会7日目となる25日は神奈川県相模原市にて第7ステージとして市制施行70周年記念相模原ステージが開催された。

前日に開催された富士山ステージを終え、ジョバンニ・カルボーニ(イタリア、JCL TEAM UKYO)の個人総合優勝はほぼ決まりという状況になったものの、2位から9位までは中間スプリントおよびフィニッシュで与えられるボーナスタイムで逆転可能という状況。

さらにポイント賞もまだまだ多くの選手に可能性が残されており、こちらも中間スプリントやフィニッシュで与えられるポイント争いが激化することが予想された。

レース当日の朝は少し肌寒さが残るものの、スタート時刻間際になると徐々に気温が上昇。また、予報よりも天候が良く、降り注ぐ日差しによって初夏を思わせるようなコンディションの中でのレースとなった。

個人総合、ポイント賞、それぞれの思惑が交錯した2回の中間スプリント

前日の富士山ステージを完走した83名の選手がスタートラインに並び、8時50分にレースはスタート。

旧小倉橋までの区間はパレードとなり、旧小倉橋を渡ってからリアルスタートが切られると、早速アタック合戦が始まる。しかし、個人総合やポイント賞に対する各チーム・選手の思惑が交錯し、なかなか逃げが決まらない状態で、周回コース1周目に設定された中間スプリントを迎える。

大方の予想どおり、ポイント賞ジャージを着用する寺田吉騎(シマノレーシング)やポイント賞ランキング4位につけるライアン・カバナ(オーストラリア、キナンレーシングチーム)、総合ジャンプアップを狙う小林海(マトリックスパワータグ)やメルハウィ・クドゥス(エリトリア、トレンガヌサイクリングチーム)らが絡むスプリントとなり、小林、寺田、クドゥスの順で通過。

さらに同周回のフィニッシュ地点は1回目の山岳賞ポイントに設定されており、チームメイトである山岳賞リーダーの中井唯晶(シマノレーシング)をアシストする形で入部正太朗(シマノレーシング)が1着通過、2着にはアレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ・カザクスタン・ディベロップメントチーム)、3着にはニル・アギレラ・ホブラ(スペイン、アスタナ・カザクスタン・ディベロップメントチーム)が入り、この時点で中井の山岳賞が確定(東京ステージでの完走をもって最終確定となる)。

その後も散発的なアタックが掛かるものの決まらず、2回目の中間ポイントを迎え、1回目では小林に敗れた寺田が1着で入り、2着にクドゥス、3着に小林が入る。

ウォーカーが堺ステージに続き、今大会2勝目を飾る

その後、メイン集団が逃げを容認し、以下の6名が逃げ集団を形成する。

  • 入部正太朗(シマノレーシング)/風間翔眞(シマノレーシング)
  • アドネ・ファン・エングレン(オランダ、ルージャイ・インシュアランス)
  • 孫崎大樹(キナンレーシングチーム)
  • 織田 聖(マトリックスパワータグ)
  • 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)

メイン集団はヴィクトワール広島やJCL TEAM UKYOがコントロールし、タイム差は1分程度にまで広がる。しかし、5周目に入ると日本ナショナルチームが先頭を固め、メイン集団のペースを上げる。この動きでタイム差が一気に30秒程度まで縮むと、その後もタイム差が縮まっていく。

メイン集団から逃げ集団が射程圏内へと入ると、メイン集団からブリッジを仕掛けようとマックス・ウォーカー(イギリス、アスタナ・カザクスタン・ディベロップメントチーム)や兒島直樹(日本ナショナルチーム)がメイン集団から飛び出す。

2名が先頭に追いつくと、さらにウォーカーがアタックし、最終周回で先頭はウォーカー、エングレン、兒島の3名に。3名のすぐ後ろには集団が迫るものの、最後まで捕まえるには至らず、上り坂で圧倒的なパフォーマンスを見せたウォーカーが優勝。2位にはエングレン、3位には兒島が入った。

メイン集団ではカルボーニやクドゥスが前方で入る一方、ダイボールが少し車間が開いた集団でフィニッシュ。その結果、総合2位と3位が入れ替わる形となった。

リザルト

相模原ステージリザルト

1位:マックス・ウォーカー(イギリス、アスタナ・カザクスタン・ディベロップメントチーム) 2時間24分45秒
2位:アドネ・ファン・エングレン(オランダ、ルージャイ・インシュアランス) +0秒
3位:兒島直樹(⽇本ナショナルチーム ) +2秒
4位:ダヴィデ・トネアッティ(イタリア、アスタナ・カザクスタン・ディベロップメントチーム) +5秒
5位:岡本 隼(愛三工業レーシングチーム) 同
6位:ジョバンニ・カルボーニ(イタリア、JCL TEAM UKYO)
7位:リース・ブリットン(イギリス、セント・パイラン)
8位:クドゥス・メルハウィ・ゲブレメディン(エリトリア、トレンガヌサイクリングチーム)
9位:ニコラス・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ・カザクスタン・ディベロップメントチーム)
10位:アレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ・カザクスタン・ディベロップメントチーム)

個人総合成績

1位:ジョバンニ・カルボーニ(イタリア、JCL TEAM UKYO) 16時間41分34秒
2位:クドゥス・メルハウィ・ゲブレメディン(エリトリア、トレンガヌサイクリングチーム) +2分7秒
3位:ベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、ヴィクトワール広島) +2分12秒
4位:ニコラス・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ・カザクスタン・ディベロップメントチーム) +2分28秒
5位:アドネ・ファン・エングレン(オランダ、ルージャイ・インシュアランス) +2分36秒
6位:ザッカリー・マリッジ(オーストラリア、チームブリッジレーン) +2分53秒
7位:小林 海(マトリックスパワータグ) +2分58秒
8位:カーター・ベトルス(オーストラリア、ルージャイ・インシュアランス) +3分12秒
9位:ドリュー・モレ(オーストラリア、キナンレーシングチーム) +3分15秒
10位:アナトリー・ブディアク(ウクライナ、トレンガヌサイクリングチーム)

個人総合リーダージャージ:ジョバンニ・カルボーニ(イタリア、JCL TEAM UKYO)

ポイント賞ジャージ:寺田吉騎(シマノレーシング)

山岳賞ジャージ:中井唯晶(シマノレーシング)

新人賞ジャージ:ニコラス・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ・カザクスタン・ディベロップメントチーム)

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load