ブエルタ・ア・エスパーニャが開幕、ポルトガルのリスボンからスタート

Bicycle Club編集部

2024年08月16日

8月17日から9月8日まで、第79回目となるスペイン一周レース「ブエルタ・ア・エスパーニ」が開催される。それに先がけポルトガル・リスボンでプレゼンテーションが開催された。今年の大会は1997年以来となる隣国ポルトガルでのスタートで、8月17日にリスボンから始まり、9月8日にスペインの首都マドリードで幕を閉じる。

21日間で距離3304km、過酷な山岳ステージが後半に集中

今年のルートは3304kmにわたる距離をカバーし、獲得標高は52279ｍ。21日間にわたるレースは、過酷な山岳ステージが特徴。大会の始まりと終わりはタイムトライアルで始まり、全体で9回の頂上フィニッシュが設けられている。特に、ステージ9のシエラ・ネバダ山脈を通過する区間以外では、最も困難なステージがレースの後半に集中する。

注目は前回優勝のクス、そしてログリッチ

有力選手の紹介 2023年のチャンピオン、セップ・クス（ヴィスマ・リーサ・ア・バイク、アメリカ）は2024年のブエルタにも出場し、総合優勝の連覇を目指している。ほか3度のブエルタ優勝経験を持つプリモシュ・ログリッチ（レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ、スロベニア）やアダム・イェーツ（UAEチーム・エミレーツ、イギリス）、2016年のブエルタチャンピオンであるナイロ・キンタナ（モビスター、コロンビア）。このほかワウト・ファン・アールト（ヴィスマ・リーサ・ア・バイク、ベルギー）、ベン・オコナー（デカトロン・AG2Rラ・モンディアル、オーストラリア）、アレクサンドル・ヴラソフ（レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ、ロシア）、そして地元ポルトガルのジョアン・アルメイダ（UAEチーム・エミレーツ）、昨年ツール・ド・ラヴ二ールで総合優勝した、イサーク・デルトロ（チームUAE、メキシコ）などに注目が集まる。