自転車イベント運営を実践で学ぶ、松本情報工科専門学校の現場主義教育
Bicycle Club編集部
- 2024年11月23日
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松本情報工科専門学校スポーツバイシクル学科では、イベント運営実習を通して、学生が実際の現場でイベント運営スキルを習得できる実践的な学びを提供している。 国内トップレベルの大会運営への参加や地域密着型イベントのサポートなど、多様な経験を通して、即戦力となる人材育成を目指している。
マウンテンバイク・ダウンヒルシリーズで実践力UP!
毎年全国各地で開催されるMTB(マウンテンバイク)ダウンヒルレース「ダウンヒルシリーズ」に、学生たちは運営スタッフとして参加する。 白馬岩岳や富士見パノラマといった長野県内の人気会場で、マーシャルや受付などの業務を担当。レースの円滑な運営をサポートすることで、実践的なスキルを身につけている。近年はMTBスキルの高い学生も増え、コースの安全確認を行う「移動マーシャル」などの重要な役割も担うようになっている。
地域密着型イベント「北アルプス山麓グランフォンド」でも貢献
長野県の大北地域で開催される「北アルプス山麓グランフォンド」にも運営スタッフとして参加。大町市をスタートし、白馬、長野、美麻などを巡るこのサイクリングイベントは、地元の美味しい食べ物を楽しみながら雄大な自然を満喫できる人気イベントだ。学生たちはエイドステーションでのサポートやスタート・ゴール業務、さらにはサポートライダーとして、地域貢献と同時にイベント運営のノウハウを学んでいる。
全日本選手権マウンテンバイク DHIで緊張感あふれる運営を経験
岐阜県のウィングヒルズ白鳥で開催された「全日本自転車競技選手権大会 マウンテンバイク DHI」では、コース設営とレース当日の運営に携わった。レース1週間前のコース設営では、雨の中、コース整備やコーステープの設置など、地道な作業をこなし準備を進めた。
レース当日は、マーシャル業務を中心に、安全管理やレスキュー要請など、緊張感の高い状況下でそれぞれの役割を全うした。公式な大会ということもあり、学生たちは大きな責任感を持って業務に取り組み、貴重な経験と大きな達成感を味わった。
イベント運営実習の意義
これらのイベント運営実習を通して、学生たちは実践的なスキルを習得するだけでなく、コミュニケーション能力や問題解決能力、そしてチームワークの重要性を学ぶ。 また、様々な役割を経験することで、自転車業界の多様な側面に触れ、将来のキャリアを考える上での貴重な経験を得ることができる。現場でしか学べない貴重な経験を通して、学生たちは将来、自転車業界を支える人材へと成長していく。
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Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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