鳥取・米子 白砂青松の絶景を走る! 白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコースガイド
Bicycle Club編集部
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自然豊かなサイクリングを楽しめる、自転車に最適なルートが豊富な中国地方5県。この特集記事では観光旅に「ちょい足し」OKな、レンタサイクルで行く気軽な半日サイクリングプランをご紹介する。今回は、鳥取県・米子市を舞台に、絶景とグルメを楽しむ「白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコース」へ!
皆生温泉から米子市内を巡るサイクリングは初心者にもおすすめ!
日本海沿いに広がる絶景と白砂青松が楽しめる「白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコース」。鳥取県米子市と境港市をつなぐ約15.8kmの平坦なサイクリングロードが整備されている。皆生温泉には手軽に利用できるレンタサイクルが充実しており、初心者から上級者まで幅広く対応している。今回はこのコースを基に、絶景と歴史、グルメを満喫するサイクリング旅を提案する。
①米子市観光センター ②弓ヶ浜展望台 ③さんかくの気もち ④日々花 Hibika ⑤米子城跡 ⑥湊山公園 ⑦山陰歴史館 ⑧駄菓子屋 一銭屋 ⑨皆生海浜公園
白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコースは鳥取県を東西に横断する「鳥取うみなみロード」の一部にもなっている有名なコース。ほぼ平坦でアップダウンが少なく、自転車ビギナーや親子連れにもおすすめだ。さらに米子市は汽水湖「中海」に面しており、その近くにはランドマーク「米子城跡」のある城山がそびえたっている。自転車ならばこの2つのエリアを自由に散策できるため、歴史ある街並みを巡る楽しさも味わえる。
スタート地点は皆生温泉にある「米子市観光センター」。レンタサイクルを活用して、白砂青松の絶景と米子の町を巡るサイクリングに出かけよう。
皆生温泉で自転車を借りてスタート
米子市観光センターでは、幅広い種類の自転車をレンタル可能。電動アシストのMTBやミニベロ、クロスバイク、キッズスポーツバイク、シティサイクルなど多彩なラインナップが用意されており、料金は1日1000円から。手頃な価格で気軽に利用できる点が魅力だ。また、米子市観光センターは鳥取県認定の「コグステーション(レンタサイクル拠点施設)」で、レンタサイクルの貸し出しをはじめ、県内のサイクリンクマップの配架や、工具の貸し出しみなどサイクリストにうれしいサービスを提供している。
皆生温泉 米子市観光センター/レンタサイクル
〒683-0001 鳥取県米子市皆生温泉3丁目1-1
営業時間 8:30〜18:00(不定休)
電話番号:0859-35-0175
https://www.kaike-onsen.jp/rental
大山をバックに弓ヶ浜をサイクリング
皆生温泉を出発し、境港方面へ。白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコースはきれいに整備されているので安心して走りやすく、さらに道はほぼ平坦で初級者でも気軽に楽しめる。日本海の青と松の緑が織りなす絶景が広がり、途中には「はまなす」の花が咲く場所もある。
白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコースは皆生温泉から境夢みなとターミナルまで伸びているが、今回は皆生温泉から約7km西にある弓ヶ浜展望台まで走ってみた。展望台では右手には大山、そして左手には米子鬼太郎空港に離発着する飛行機が時折見られる。
サイクルカフェにも立ち寄ってひと休み
弓ヶ浜展望台近くにあるレストラン・カフェ・バー「オランラウト」は鳥取県が取り組む「サイクリストサポート体制のひとつの「サイクルカフェ」。サイクルラックも配備しており、自転車旅の途中で安心して立ち寄れる。ロコモコが人気メニューで、朝からサイクリングに出かけるのに最適な立ち寄りスポットだ。
オランラウト
鳥取県米子市富益町24-8
https://kaid.jp/orang/
境港で水揚げされた新鮮な魚フライを使ったおにぎり
今回、白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコースから米子市内中心部へ移動する途中立ち寄ったテイクアウト専門店「さんかくの気もち」。地元の素材とこだわりの調理法で作られたおにぎりが評判で、境港で水揚げされた新鮮な魚フライを使用したおにぎりは絶品。このあと湊山公園でのランチを楽しんだ。
さんかくの気もち
鳥取県米子市両三柳58番2(マルイ両三柳店敷地内)
https://sankakunokimochi.com/
米子城跡を目指して中海沿いを散策
中海は島根県の宍道湖とともにラムサール条約に登録された汽水湖。冬にはコハクチョウが飛来し、その景色を楽しめる。
大人の空間「日々花 Hibika」
日々花 Hibika
鳥取県米子市祇園町2丁目262-17
https://www.hibika3.com/
歴史と絶景を楽しめるランドマーク米子城跡
米子城はかつて「日本最強の城」とも称された山城であり、鳥取県米子市の歴史的象徴だ。標高90メートルの山頂に位置し、天守跡からは大山、中海、日本海、そして米子市街を360度一望できる絶景が広がる。特に晴れた日には、大山の雄大な姿や中海に浮かぶ島々が目に飛び込み、その景色に訪れる人々は感動を覚えるのでぜひ登ってみたい。
山頂まで続く道は親子連れでも無理なく歩ける距離で、三の丸や湊山公園などからアクセスできる。歴史好きの人々だけでなく、軽いハイキング気分で訪れるファミリーや写真愛好家にもおすすめだ。
この城は安土桃山時代末期に築かれ、戦国の歴史を今に伝える貴重な遺構として知られる。城内には石垣が多く残っており、当時の建築技術の高さを物語っている。また、周辺には散策路が整備されており、自然と歴史を同時に満喫できるスポットでもある。
米子城跡
鳥取県米子市東町161-2
https://yonagocastle.com/
のんびりできる湊山公園
米子城跡の麓にある湊山公園、中海を眺めながらのんびりと過ごせる人気のスポットだ。公園は広々とした芝生広場や散策路が整備されており、ピクニックや軽い運動を楽しむ家族連れやカップルで賑わう。特に夕刻には、中海を染める美しい夕焼けが見られ、写真愛好家にも人気がある。
湊山公園
鳥取県米子市西町
米子の歴史を感じる赤レンガの洋館 山陰歴史館
山陰歴史館は、昭和5年に建てられた赤レンガの洋館で、かつて米子市役所として長い間市民に親しまれてきた建物。遠くからでも目を引くレトロな洋館のデザインで思わず立ち止まりたくなる。米子市役所として建築された当時は山陰随一の規模を誇り、現在では市の有形文化財に指定されている。館内では、江戸時代から明治時代にかけて商人の街として栄えた米子の歴史を学べる展示が豊富に用意されている。
山陰歴史館
鳥取県米子市中町20
https://www.yonago-city.jp
米子城の外堀がある地区へ
かつての米子城の外堀にあたるのが旧賀茂川。都会の風景のなかに「白壁土蔵」が立ち並んでおり、商人の町として栄えた当時のなごりが感じられる。川沿いには廻船問屋だった「後藤家」など、古い建物が多くの残っている。遊覧船もあり、賀茂川から中海まで楽しむこともできる。
“お寺銀座”と呼ばれる米子の寺町で歴史と静寂を味わう
賀茂川を渡り、寺町へ移動すると全国でも珍しい“お寺銀座”と呼ばれる通りがあある。ここでは九つのお寺が横並びに建ち並ぶ独特の街並みを見ることができる。このエリアは静寂と厳かな雰囲気に包まれ、訪れる人々を自然と清らかな気持ちにさせるスポットだ。
懐かしさと温かさに包まれる昭和レトロな駄菓子屋 一銭屋
寺町近く立町にある「駄菓子屋 一銭屋」は、昭和の風情がそのまま残る懐かしい空間で、親子連れだけではなく、大人でも楽しめる駄菓子屋だ。今では珍しくなった駄菓子やおもちゃがずらりと並び、大人には懐かしく、子どもには新鮮な感覚を与えてくれる。また、名物店主が切り盛りする姿も、この店の大きな魅力のひとつ。
駄菓子屋 一銭堂
鳥取県米子市立町1-4
皆生温泉に戻って足湯でリラックス
皆生温泉で自転車を返却したら、皆生海浜公園の潮風の足湯へ立ち寄ってみるのもおすすめ。皆生温泉といえば日本海を望むロケーションと高い泉質が特徴で、塩化物泉で身体を芯から温める効能があり、疲労回復や美肌効果が期待される。なかでも「皆生海浜公園」に設置された「潮風の足湯」は、気軽に温泉を楽しむことができる人気スポットだ。公共の施設でありながら、泉質は皆生温泉と同じで、日本海を眺めながらリラックスできる特別な空間となっている。開放感あふれるこの足湯は、サイクリングや散策の合間に立ち寄るのにも最適だ。
皆生海浜公園 潮風の足湯
鳥取県米子市皆生温泉4丁目20
鳥取県内の旅は、自転車がおすすめ!
鳥取県では、県内のサイクリングをサポートする情報サイト「とっとり自転車旅」を展開している。このサイトでは、今回ご紹介した「白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコース」や「鳥取うみなみロード」をはじめ、鳥取砂丘や大山を巡るサイクリングルートなど、県内の魅力的なサイクリングコース情報が満載だ。さらに、サイクルトレインや安心サポートとして、コグステーション(レンタサイクル拠点)、鳥取県サイクリストに優しい宿(宿泊施設)、サイクルカフェ(飲食店)、サイクルポート(コンビニエンスストア)、サイクルキャリア搭載UDタクシーなどの情報も網羅されている。自然と文化が融合した鳥取県のサイクリング旅を計画する際には、「とっとり自転車旅」をぜひ活用して、自転車フレンドリーな鳥取県の魅力を存分に体感してほしい!
▼とっとり自転車旅
https://www.tottori-guide.jp/cycling/
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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