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60年前の英国車をベースに、エロイカジャパンを走るバイクを作る|西山自転車商会EX

日本に上陸して11回目を迎えるエロイカジャパン。伊豆を舞台に古い自転車でファンライド、もしくはロングコースを走る日本最大のヴィンテージ自転車の祭典だ。今年は、4月12日、13日の開催が決定、エントリーも始まっている。そこで今回はエロイカっぽい自転車の作り方を紹介していく。

エロイカジャパン
詳細・エントリーはこちら

楽しんでこその古い自転車の祭典

エロイカジャパンには独特のレギュレーションがあって、89年以前の機構で、手元シフターじゃなくてWレバーでないといけない、ビンディングペダルはなし、スポーク数は28本以上、というようなルールが並ぶ。
とはいえ、厳しくチェックされるわけではないので、あまり厳密に捉える必要はないと思われる。レトロ祭りを一緒に楽しむために、まあそれっぽい感じで。

スゴいコレクションを、この機会にお披露目するというのもありだが、必ずしもお宝じゃなくても良い。
どこにでもあるボロに乗るのが本家のイタリア。そういう意味では、お手軽に楽しんでこそのエロイカと個人的には思う。というわけで、なるべく予算を抑えて実現できるスペックを目指してみた。

イタリア、ガイオーレ・イン・キャンティのエロイカ。老若男女が納屋によくある古い自転車で当時のような砂利道を走る。クラシコと自転車が大好きなイタリア人らしいコンセプトだ。ここが発祥でムーブメントとなり、世界中でブームとなった

ベースは、60年前の英国車

入手したのはイギリスのジロットマニアが所有していた1963年のモデル。ロン・クーパーなる名職人の手による。かなりボロかったので塗り替えても良いというお墨付き。レストアベースの価格は7万円ほどだった。

フレームは徹底的に補修。潰れたシートクランプ部を直し、フレームにいくつかあった凹みにはロウを盛ってキレイに。

ラグや胴巻き部分にカラス口で金線引き仕上げ。

下地にシルバーを塗って、クリアーパープルでキャンディー仕上げに。元の塗装にうっすらと残っていたシルバーの6本胴巻きを再現。

アメリカからレプリカステッカー入手して貼った。

完成したフレームがこちら

実際にレストアしたのは10年前。レストアの様子は本誌で連載していたことも。1964年東京オリンピックの前年で、英国車全盛期の末期モデル。あまり英国車的な特徴は強くないので、それほど人気はない。

もっともな英国車的特徴は、細いところで8mmくらいしかない極細のシートステー。パイプは、レイノルズ・531だ。エンドにリアメカ用の台座がないので、ブラケットの付いたタイプのリアメカが必要だ。

エロイカジャパン4月12・13日開催!エントリー受付中

伊豆の定番イベントとなり、今年で11回目となるエロイカジャパンは4月に開催。今回のエロイカビレッジは、静岡県伊豆の国市、伊豆長岡温泉「伊豆中ビレッジ」。新幹線や東名高速道路など、各地からのアクセスも便利だ。初日の土曜は、どんな自転車でも参加できるフレンドライド、日曜はヴィンテージライド。多彩なコースで伊豆エリアを満喫できる。自転車祭りで盛り上がるビレッジも注目!

初級者からベテランライダー、ヴィンテージでなくても参加できるコースも

MAPEI FRIEND RIDE 80

【距離】75.6km 【獲得標高】1703m

MAPEI FRIEND RIDE 30

【距離】26.4km 【獲得標高】333m

LONG ROUTE SAMURAI

【距離】178.8km 【獲得標高】3836m

MIDDLE ROUTE ODORIKO

【距離】140.6km 【獲得標高】3225m

SHORT ROUTE FUJI 80

【距離】75.6km 【獲得標高】1703m

SHORT ROUTE SAKURA 30

【距離】26.4km 【獲得標高】333m

エントリーはこちら

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PROFILE

ニシヤマ

Bicycle Club / 副編集長

ニシヤマ

自転車暦35年以上。中学時代からランドナーに乗る、ヴィンテージ(ジャンク)自転車大好き人間。バイシクルクラブのバイク&キャンプなアウトドア系記事、自転車レストア&カスタム記事など製作。またマニアックな自転車ムック職人。加えて最近は、付録職人でもある

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自転車暦35年以上。中学時代からランドナーに乗る、ヴィンテージ(ジャンク)自転車大好き人間。バイシクルクラブのバイク&キャンプなアウトドア系記事、自転車レストア&カスタム記事など製作。またマニアックな自転車ムック職人。加えて最近は、付録職人でもある

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