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新城幸也の新天地ソリューションテックが2026ジロ・デ・イタリア出場へ意欲
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Bicycle Club編集部
- 2025年01月19日
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イタリア籍のUCIプロチーム「ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ」は、イタリア・トスカーナでの合宿中に記者会見を開き、新シーズンに向けたチーム体制と今後の展望を発表した。会見には、チームディレクターのセルジェ・パルサーニ氏、新たにチームに加入したベテラン選手の新城幸也らが、メディアからの質問に答えた。
ソリューションテック・ヴィーニファンティーニが新体制を発表 経験豊富なスタッフと多国籍な選手構成
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会見の冒頭、パルサーニ氏はチームの構成について説明。21名の選手に加え、チームマネージャー、3名のディレクター、2名の医師、5名のマッサージ師、5名のメカニック、バス運転手、広報担当者という充実した体制を明らかにした。選手は多国籍で、国際色豊かなチームであることが強調された。
注目の日本人選手 新城幸也が加入 「経験をチームに還元したい」
今シーズン、チームに新たに加入した新城幸也への期待も大きい。パルサーニ氏は新城について「長年の付き合いがあり、以前からフランスの主要チームで活躍していた経験豊富なアジア人選手」と紹介。その加入がチームにとって大きなプラスになると語った。新城自身も「チームに貢献し、年末にはチームを世界のトップ30にランクインさせ、2026年のジロ・デ・イタリアに招待されることを目指したい」と力強く語った。
ヨーロッパとアジアで積極的なレース展開 日本でのレース出場にも意欲
今後のレース予定についても言及があった。来週のツアー・オブ・シャールジャからシーズンが始まり、ヨーロッパではフランスのグランプリ・ド・ラ・マルセイエーズ、2月にはワールドツアーレースのUAEツアーへの出場が決定している。3月以降は、ストラーデ・ビアンケ、ミラノ~トリノ、ミラノ~サンレモといった主要レースに加え、ツール・ド・台湾やツアー・オブ・タイランドといったアジアのレースにも積極的に参加する意向を示した。さらに、中国や日本でのレース参戦も視野に入れていることを明かした。
日本企業が新たなスポンサーに 日本での活動も視野
チームは新たに日本の企業をスポンサーとしてオージーケーカブト、そして弱虫ペダルの著者渡辺航先生を迎えたことも発表。パルサーニ氏は「日本のスポンサーに感謝しており、日本とのパートナーシップを嬉しく思っている。日本での活動も積極的に行っていきたい」と述べた。すでに日本のレースへの招待も受けていることを明かし、チーム一丸となってスポンサーの期待に応えたいと意気込みを語った。
新城幸也の役割、日本のレースへの思い
質疑応答では、メディアから新城に関する質問が集中した。
記者: 新城選手はチーム内でどのような役割を担うのでしょうか?
バルサーニ氏: 新城には経験豊富な選手として、チームを牽引する役割を期待しています。ポイントゲッターとしても期待しており、ジロ・デ・イタリア出場に必要なポイント獲得に貢献してくれると信じています。
記者: 新城選手、今年の目標と評価基準を教えてください。
新城: 個人的にはヨーロッパでの勝利をもう一度味わいたいと思っています。チームとしては、ジロ・デ・イタリアへの出場権獲得が大きな目標です。そのために、一つでも多くの勝利を積み重ねていきたいです。
記者: 日本のレースへの出場について、改めて意気込みをお願いします。
新城: 日本のレースは特別な思い入れがあります。ヨーロッパのチームの一員として日本のレースを走ることに大きな意味を感じています。日本のファンの皆さんの前で走る姿をお見せできるよう、主催者の皆様にはぜひ招待していただきたいです。
ベテラン新城の新たな挑戦 「年齢はただの数字」
40歳を迎えた新城は、プロチーム以上のプロトン内では最年長の選手となる見込みだが、「年齢はただの数字。常に新しいことが起こり、進化し続ける自転車競技の中で、自身の経験をチームに還元したい」と語った。過去の経験を活かしつつ、常に新しい情報を取り入れ、チームの目標達成に貢献する決意を示した。
ツール・ド・九州への関心も
日本の記者から、昨年チームが出場実績のあるツール・ド・九州についての質問も出た。新城自身はまだ出場経験がないものの、「ラインレースは非常に楽しみ。10月の時期は天候も良いと思うので、ぜひ参加したい」と意欲を見せた。
チームメイトとのコミュニケーションは円滑
イタリアのチームということで、コミュニケーションについて質問が出た。新城は、かつてのランプレメリダ時代のチームメイト、ヴァレリオ・コンティやバーレーンヴィクトリアスからともに移籍してきたドゥシャン・ラヨビッチも在籍するほか、英語、フランス語を話せる選手も多く、コミュニケーションに全く問題がないことを強調した。また、チームの拠点はトスカーナだが新城自身の拠点がアンドラに変わりはないという。
エースとしての活躍にも期待
今後のレースで、新城がエースとして勝利を狙う場面があるかという質問に対しては、「どのレースに出場するかは監督が決めることだが、チームとしては多くの選手にチャンスを与える方針だと思う。チャンスがあれば自分のリザルトも作りたい」と答えた。
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