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ざおうさまCUPで渡部春雅が独走勝利、松本一成がエリート初優勝を飾る!

2024-25シーズンJCFシクロクロスシリーズ第9戦であり、JCXシリーズ第8戦となる「ざおうさまCUP 東北シクロクロス 2025」が1月19日、宮城県蔵王町の蔵王町総合運動公園で開催された。2018年から同会場で開催されている本大会は、過去にUCIレースとしても開催された歴史を持ち、今シーズンは2シーズンぶりにJCXシリーズ戦として実施された。女子エリートは渡部春雅(明治大学)、男子エリートは松本一成(W.V.OTA)がそれぞれ力強い走りで優勝を飾った。

女子エリート 渡部春雅が貫録の独走勝利

13時にスタートした女子エリートには9名が参戦。全6周回のレースとなった。スタートと同時に飛び出したのは、昨年12月の全日本選手権で2位に入った渡部春雅(明治大学)。その後方には全日本選手権3位の石田唯(TRKWorks)が続いた。

1周目終了時点で約20秒のリードを築いた渡部は、その後さらにペースを上げ、周回を重ねるごとにリードを広げていく。30秒から1分へと着実にアドバンテージを拡大し、独走態勢を確立した。

3位争いでは、序盤は竹村舞葉(SHIDO-WORKS)がリードする展開となったが、右足のクリートにトラブルを抱えながらのレース展開を強いられた。3周目には小田恵利花(NASK Trading)が竹村をパスし、その後差を広げて3位の座を確実なものとした。

渡部は終始安定した走りを見せ、今シーズン3勝目を手中に収めた。JCXシリーズ戦としては昨年の愛知牧場以来、約1年ぶりの勝利となった。2位には石田が入り、3位には今シーズンJCX戦で初めての表彰台となる小田が入賞を果たした。

男子エリート 松本一成が競合を抑えJCX初制覇

14時10分からスタートした男子エリートには56名が参加。全9周回の熱戦が繰り広げられた。岡山優太(Olanda Base/Watersley)が好スタートを切るも、1周目終了時点では加藤健悟(臼杵レーシング)、松本一成(W.V.OTA)、小坂光(Utsunomiya Lux)の3名が先頭集団を形成。その後方には若干の間隔を空けて、岡山、松田賢太郎(SUPACAZ)、斎藤朋寛(RIDELIFE GIANT)らのグループが追走する展開となった。

2周目に入ると、松本が加藤をパスして単独首位に立つと、徐々にリードを広げ始め、後続との差を20秒程度まで広げることに成功。2位争いは加藤と小坂の一騎打ちとなった。3周目には後続グループに永野昇海(イナーメ信濃山形)と佐々木啄人が合流し、5名による4位集団が形成されたが、5周目には永野と松田の2名に絞られていった。

レース終盤、松本のリードは一時10秒程度まで縮まる場面もあったが、冷静な走りで首位の座を死守。そのまま見事にJCXシリーズ戦での初優勝を達成した。2位には7周目に加藤を引き離すことに成功した小坂が入り、3位には加藤が入った。

松本一成 多才な22歳の躍進

優勝を果たした松本一成は、マウンテンバイカーとして知られる松本駿を父に持つ22歳の若手選手。現在は高崎健康福祉大学のスケート部に所属し、スピードスケート選手としても活躍しており、世界ジュニア選手権のマススタートでは3位入賞という輝かしい実績も持つ。

シクロクロスだけでなく、マウンテンバイクやロードレースなど、様々な自転車競技でも頭角を現している。昨年はXCOアジア選手権U23に出場し、ロードレースでは Jプロツアーの志布志クリテリウムで3位に入賞するなど、その多彩な才能を遺憾なく発揮している。

シーズン終盤戦に向けて

2024-25シーズンのJCXシリーズ、JCFシリーズともに残すところあと2戦となった。2月2日に開催される山口シクロクロス きらら浜を経て、シーズン最終戦となる2月9日のシクロクロス東京では、男子エリートの上位35名による激戦が期待される。

リザルト

エリート女子(WE)

1位 渡部春雅(明治大学) 44m12s
2位 石田唯(TRKWorks) +1m18s
3位 小田恵利花(NASK Trading) +4m42s
4位 竹村舞葉(SHIDO-WORKS) +5m41s
5位 安藤沙弥(SHIDO-WORKS) +6m03s
6位 山崎裕子(Champion System Japan Test Team) +6m05s
7位 原睦(Team CHAINRING) +7m49s
8位 清水知佳(Team CHAINRING) -3Lap
9位 開沼美結(Team CHAINRING) -3Lap

エリート男子(ME)

1位 松本一成(W.V.OTA) 58m55s
2位 小坂光(Utsunomiya Lux) +44s
3位 加藤健悟(臼杵レーシング) +1m08s
4位 永野昇海(イナーメ信濃山形) +2m09s
5位 松田賢太郎(SUPACAZ) +2m29s
6位 岡山優太(Olanda Base/Watersley) +3m08s
7位 久保田冬吾(K’s Offroad Team with Boma) +3m12s
8位 佐々木啄人 +3m15s
9位 折橋孝治(MiNERVA-asahi) +3m16s
10位 高橋壮(新潟食料農業大学) +3m30s

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PROFILE

せいちゃん

せいちゃん

稲城FIETSクラスアクト所属のJプロツアーレーサー。レースを走る傍ら、国内外のレースや選手情報などを追っている。愛称は「せいちゃん」のほか「セイペディア」と呼ばれている

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