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新加入タラマエがシャールジャ・ツアーで総合上位へキナンレーシングチーム

1月24日~28日、キナンレーシングチームが2年ぶりにUAEのシャールジャ・ツアーに出場している。この大会は、アラブ首長国連邦を構成する7つの首長国のうち、シャールジャ首長国が舞台となるステージレースであり、過去にもキナンにとって好相性のレースだ。第3ステージの個人タイムトライアルで新加入のレイン・タラマエが2位となり、総合順位も2位となった。今シーズン初レースとして注目されるレインはじめ、第2ステージで8位となった橋本英也、ここではチームからのレポートをお届けする。

キナンレーシングチーム シャールジャ・ツアー レースレポート

大会は全5ステージで、特に注目されたのは第3ステージの個人タイムトライアル(ITT)と、最終的な総合順位を大きく左右することが予想された第4ステージの山岳ステージだ。キナンレーシングチームは、総合成績を意識した戦いを繰り広げ、レイン・タラマエが第4ステージで総合3位を維持するなど安定した走りが光った。チームは総合順位で上位進出を果たすべく尽力した。

第2ステージ:集団コントロールとスプリント

第2ステージは比較的平坦なコースで行われ、スプリントポイントを目指す選手たちにとっては重要な一戦となった。レースの序盤から、キナンレーシングチームは集団内での位置取りに注意を払いながら、戦術的にレースを進めていった。

宇賀隆貴が集団の前方でコントロールを維持し、その後、レインとトマ・ルバが続き、橋本英也のためにポジションを作り出した。橋本選手はスプリントで勝負できる実力を持っており、レース後半に向けて位置取り争いに加わる形となった。

最終局面では、新城雄大が橋本を前方へと引き上げ、スプリント態勢を整えるシーンが見られた。最後の直線で橋本がスピードを上げ、一時は先頭に立つものの、最終的には8位という結果となった。しかし、これまでの走りと、特に最後の局面でのスプリント力を示した橋本にとっては、大きな手ごたえを感じるレースとなった。連携がさらに高まれば、次回のレースでの勝利は近いと確信できる内容だった。

第3ステージ:個人タイムトライアルでの躍進

第3ステージ、11.16kmの個人タイムトライアル(ITT)では、選手たちが1分おきにスタートし、個々のタイムで順位が決まるため、スピードと持久力が試される。キナンレーシングチームの選手たちは、このタイムトライアルでのタイムを縮めることが、総合順位を上げるための鍵となることを理解していた。

橋本が先頭でスタートし、持ち味のスピードを活かして見事に走り抜けた。最初に出た選手としては14分21秒というタイムを記録し、その時点で一時的にトップタイムとなる瞬間もあった。後続選手が次々とコースを走り、最終的には、レインの登場だ。タイムトライアルの得意なレインは、過去の実績からも好タイムを期待されており、彼はその期待に応え、序盤から快調に飛ばした。

レインはそのペースを崩さず、特に後半の風の影響をしっかりと受け止めつつも、最終的には2位でフィニッシュした。わずかに首位を逃したが、その差は100分の4秒という僅差だった。この走りで、レインは総合順位を大きく縮め、2位に浮上した。大会の総合成績にも大きな変動があり、リーダージャージを狙うチャンスが広がった。

第4ステージ:アル・スフブ・マウンテンへの挑戦

第4ステージは今大会で最も厳しい山岳ステージとなり、選手たちの登坂能力が試された。特に、最後の6kmで急勾配を一気に駆け上がるアル・スフブ・マウンテンは、標高差600m以上を一気に登る難所だ。平均勾配8.4%というこの急勾配は、選手たちにとって厳しい挑戦となり、レースの結果を大きく左右することが予想された。

総合3位につけていたジョシュ・ケンチがステージ優勝し、総合1位となった。いっぽう逆転を狙いたいレインだがこのステージでは先頭のケンチから1分4秒遅れの7位でフィニッシュし、3位と順位を1つ落とした。

残る今大会の最終日となる第5ステージは平坦基調のコース。スプリント勝負が予想されるだけにレインの総合上位はほぼ間違いない。キナンレーシングチームのチーム総力戦に注目したい。

最終日の平坦ステージで、チームはどのように戦うのか。レイン選手が総合順位で上位入賞を果たすためのラストスパートが、ファンにとっても大きな見どころとなるだろう。

リザルト シャールジャ・ツアー(UAE、UCIアジアツアー2.2)

個人総合時間 第4ステージ

1 ジョシュ・ケンチ(Li Ning Star) 9時間17分4秒
2 ジョシュ・バーネット(ブルゴス・ブルペレットBH)+52秒
3 レイン・タラマエ(キナン・レーシングチーム)+1分2秒
4 ロレンツォ・クアルツッチ(チーム ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)+1分8秒
5 ドゥアルテ・マリヴォエ(UAEチーム・エミレーツ Gen Z)+1分21秒
6ジャムバルジャムツ・サインバヤル(ブルゴス・ブルペレットBH)+1分22秒

 

KINAN Racing Team公式サイト

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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