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伝説のロードバイクBMC・チームマシンSLRがアップデート 完全内装化でよりエアロに|BMC

BMCが「Teammachine SLR(チームマシンSLR)」の2025年モデルを発表した。20年以上にわたって数々の世界的レースで勝利を収めてきた伝説的なロードバイクが、ケーブル類をフル内装化しらロダイナミクスをさらに向上、さらなる進化を遂げた。

勝利の系譜を受け継ぐ革新 Teammachine SLR

Teammachine SLRは、その歴史において多くのライバルメーカーから模倣されながらも、独自のアイデンティティを貫いてきた。今回のアップデートでは、手頃な価格帯を維持しつつ、プロフェッショナルレベルの性能を一般のサイクリストにも提供する。

新しいTeammachine SLRの最大の特徴は、BMC独自の「インテグレーテッド・コックピット・システム(ICS)」の採用だ。このシステムにより、ブレーキやシフトのケーブルが完全に内蔵化され、外観の美しさだけでなく空力性能も向上している。このシステムはスタックとリーチの調整を容易にしているため、ライダーにとって使いやすい設計となっている。また、ICS Carbon Aero、ICS Carbon、最新のICS Carbon EVOなど、様々なコックピットオプションから選択できるため、個々のライダーが理想的なセットアップを実現できる。

「BMCライドフィール」の秘密

BMCが誇る「ライドフィール」は、単なるマーケティング用語ではない。それは綿密に設計された特性の組み合わせによって生み出される、独特の乗り心地だ。

新型Teammachine SLRは、現代的なジオメトリーと6つのフレームサイズ展開により、あらゆる体格のライダーに最適なフィット感を提供する。各フレームサイズのスタックとリーチは直線的に設計されており、どのサイズを選んでも一貫したライディングポジションが得られる。2020年に発表されたTeammachine SLR Gen4からジオメトリーは変更されておらず、すでに多くのライダーから信頼を得ている設計が継承されている。

全てのフレームサイズで63mmのトレイル値を採用することで、俊敏なフロントエンドの動きとコーナーでの優れたトラクションを実現している。このバランスの取れたハンドリング特性により、プロレーサーのような自信を持ってコーナリングやダウンヒルを楽しむことができる。

長時間のライドでも疲労を最小限に抑える秘訣は、BMCの「チューンド・コンプライアンス・コンセプト(TCC)」にある。フレームのチューブ形状、カーボンレイアップ、D型シートポストに組み込まれたこの技術により、適切な垂直方向のしなやかさと振動減衰が実現し、より長く、より激しく走ることができる。

空力性能の向上

レースでも活躍するSLRにとって、空力特性は重要な要素だ。BMCの「ACE+テクノロジー」は、剛性、重量、コンプライアンス、空力の4つのパラメーターに焦点を当てている。今回のGen 4.5と呼ばれる世代では、ICSによるケーブル統合が実現し、空力性能と見た目の両方が向上した。

BMCは実用性も重視している。メンテナンス時のアクセスのしやすさ、スペアパーツの入手性、そして簡単なスタックとリーチの調整により、ユーザーフレンドリーな設計となっている。

理想的な剛性と重量のバランス

Teammachine SLRは、より上位モデルのTeammachine SLR 01と同じ剛性目標を共有しており、高速走行に最適なバランスを提供する。BMCのACE+技術により、カーボンレイアップと剛性が細かく調整され、サイズレンジ全体で一貫したライディングフィールが実現している。

新型SLRのフレーム重量はカテゴリー最高レベルであり、完成車の重量は約8kgという軽量さを誇る。BMCによれば、このクラスのバイクとしては「おそらく高すぎるほどのプレミアム品質」を提供していると自負している。

具体的な数字で見ると、フレームセットの総重量は以下のようになっている。Teammachine SLR(新モデル)は、フレーム997g、フォーク388g、シートポスト200gで、フレームセット総重量1585g。比較として、上位モデルのTeammachine SLR 01はフレームセット総重量1350g、最上位モデルのTeammachine SLR Mpcは1179gとなっている。

洗練されたデザインの細部

BMC特有のステルススルーアクスルは、ドライブ側からは見えず、非ドライブ側ではフレームとフォークに完璧にフィットするデザインになっている。

フィット感をさらに細かく調整できるよう、3種類のシートポストが用意されている。標準で15mmオフセットのものが付属し、オプションとして0mmまたは25mmオフセットのシートポストも注文可能だ。

タイヤクリアランスは26-28mmのタイヤに最適化されているが、最大30mmまでのタイヤに対応しており、路面状況や好みに応じて選択できる。また、フロントブレーキの調整が容易になり、フォークブレードのデザインもシームレスになっている。

製品ラインナップと詳細

2025年モデルのTeammachine SLRは、複数のモデルバリエーションで展開される。

Teammachine SLR TWO

価格:869,000円(税込)

最上位モデルのTeammachine SLR TWOは、Shimano Ultegra Di2(R8150)電動コンポーネントを搭載し、52-36のクランクと11-34のカセットの組み合わせで幅広い走行条件に対応する。ホイールはAR 27チューブレスレディで27mmリム幅、タイヤはPirelli P Zero Roadの26mmを採用。サドルはFizik Argo Vento R5で、完成車重量は8kgと非常に軽量だ。

Teammachine SLR THREE

価格:682,000円(税込)

中間モデルのTeammachine SLR THREEは、Shimano 105 Di2(R7150)電動コンポーネントを採用し、50-34のコンパクトクランクと11-34のカセットを組み合わせている。ホイールはShimano TC 500ハブとPRD23の23mmリム、タイヤはPirelli P Zero Road Sportの26mmだ。サドルはFizik Antares R7で、重量は8.3kgとなっている。

Teammachine SLR FOUR

価格:600,600円(税込)

エントリーモデルのTeammachine SLR FOURは、機械式のShimano 105(R7100)コンポーネントを搭載し、50-34のクランクと11-34のカセットを組み合わせている。ホイールとサドルはSLR THREEと同じものを使用しているが、タイヤはPirelli P7 Sportの26mmを採用。重量は8.5kg、高性能バイクとしては非常に魅力的な価格設定となっている。

また、Teammachine SLR ONEは2025年後半に発売予定とのことだ。

問:フタバ https://e-ftb.co.jp/

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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