今夜は日本酒で乾杯!スマートな大人のカクテルバー 銀座『SAKE HALL HIBIYA BAR』
buono 編集部
- 2016年09月29日
乾杯から日本酒?ここは日本酒カクテルバー
銀座の中央通りを入ったところに「日本酒カクテルバー」があると聞き、狭い階段を降りてみた。扉を開けると、いつぞや映画で見たようなクラシカルなホテルのロビーのようであり、銀座の狭い小路に立ち並ぶ小さなバー街のような雰囲気も感じさせる。ここは『SAKE HALL HIBIYA BAR』。夜な夜な若き男女が集い、乾杯からビールではなく、日本酒のカクテルで杯を上げるのだという。そのカクテルは、トニックウォーターと日本酒を1対1で割った「サキニック」。オレンジピールの香りが鼻をくすぐり、次いでトニックウォーターの爽快な飲み口。最後には、ほのかに日本酒の香りが残る。一気に飲み干せるほどのスッキリ感で、まったく新しい日本酒カクテルだ。2011年4月、新しいカクテル文化を広めたいとの想いと、新しい日本酒の愉しみ方を提案する拠点としてオープンしたこのバーは、7つの蔵元の日本酒と日本酒カクテルが、独自の世界を作り出している。
カクテルと一緒に味わってこその、つまみ
日本酒に合うアテといえば、珍味のように料理を引き立てる旨味。日本酒の香りと味わいを邪魔しないものが好まれる。しかし、日本酒カクテルは少し方向性が違う。「料理屋でしたら料理に日本酒を合わせると思いますが、バーは酒に料理を合わせるという考え方なんです」と、店長でバーテンダーの織部憲司さん。カクテルに合わせたつまみは、単独で食べても本当の旨さは伝わらない。カクテルを飲んだ舌と合わせて初めて、美味しさが相乗効果のように際立ってくる。 基本は麹や酒粕など、酒をベースにした調味料を使う。香りの強いセロリやコショウ類を多用する点も個性的だ。人気は「塩麹香醸焼き」。塩麹に漬けた鶏やイカなどの具材を香ばしく焼き上げ、スパイシーにコショウをかけたもの。香りと具材の旨味、塩気が日本酒カクテルの美味しさを際立たせ、まさにマリアージュと呼ぶにふさわしい。是非、日本酒の新しい表情を試してみてほしい。
DATA
SAKE HALL HIBIYA BAR(サキ ホール ひびや バー)
住所/東京都中央区銀座5-6-12 B1F
TEL/03-3572-7123
営業/17:00~23:30(フードL.O.22:30、ドリンクL.O.23:00)
休み/なし
http://www.hibiya-bar.com/sakehall/
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PROFILE
buono 編集部
使う道具や食材にこだわり、一歩進んだ料理で誰かをよろこばせたい。そんな料理ギークな男性に向けた、斬新な視点で食の楽しさを提案するフードエンターテイメントマガジン。
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