海を知るヴェネツィアは日本人のもうひとつの故郷かも 神楽坂『イル・スカンピ』
buono 編集部
- 2016年04月04日
運河の町、ヴェネツィアの料理は日本人の口に合う
そんなことはないのかもしれないが、『食』に対して、どん欲な民族と、そうでない民族がいるような気がする。
全世界の民族を2つに分けたら、間違いなく日本人は『食』に対してどん欲な民族だ。そして、イタリア人もそっちのチームだろう。海に面している部分が大きく、魚介であれ肉であれ、どん欲に食べる。中でも運河で知られるヴェネツィアがあるヴェネト州の料理は日本人の好みに合うように思う。
東京の神楽坂でわずか23平米のスペースで17席をかまえるイル・スカンピはそんなヴェネチアの料理やワインにこだわるお店。毎年、スタッフ一同で、ヴェネト州をめぐり料理を食べ、ワインを探してくるのだという。
トリッパ(ハチノス・牛の第2胃)のヴェネツィア風煮込みも名物。
イカスミもコウイカからとり出して使う。煮込むのに大変時間のかかる料理だ。
イカスミのほかにトマトソースやニンジンも使う。
イワシを捌いて、三枚に下ろし、小麦粉をまぶして揚げる。
日本で言うところの『南蛮漬け』だ。
ズワイガニとラデッキオのサラダ仕立て。
食の好みが近ければ、仲良くなるのも容易だ。イタリア人は日本料理を食べたらなんと言うのだろうか?
DATA
ヴェネツィア料理酒場 Gil Scampi(イル・スカンピ)
住所/東京都新宿区神楽坂2-20-1 102号
TEL/03-3267-6558
営業/18:00〜翌2:00、日曜15:00〜24:00
定休日/月・祝日
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PROFILE
buono 編集部
使う道具や食材にこだわり、一歩進んだ料理で誰かをよろこばせたい。そんな料理ギークな男性に向けた、斬新な視点で食の楽しさを提案するフードエンターテイメントマガジン。
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