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【NEW PEUGEOT 408】『OGASAWARA RESTAURANT』の小笠原圭介シェフ夫妻と行く、湘南フードトリップ

豊かな自然と山海の幸に恵まれる土地で、新たなる感動を探す

型にはまらない創意と、堅実な技の集積。驚きに満ちた料理で、夜毎グルマンたちを魅了し続ける荒木町『オガサワラ レストラン』。オーナーシェフの小笠原圭介氏は、『アロマフレスカ』、『カンテサンス』という、イタリアンとフレンチの世界をそれぞれ牽引する、日本屈指の名店で研鑽を積んだ実力派として知られる。独立後に立ち上げた『エクイリブリオ』ではミシュランで星を獲得。現在の店では、自身の料理にさらなる独自性を極め続けている。そんな小笠原シェフが妻・恭子さんを連れ立ち、この休日に訪れたのは美食の宝庫、湘南エリア。旅の相棒に選んだのは、独創性とフランス車のエスプリに満ちたプジョー408だ。

NEW PEUGEOT 408について

走りとスタイルが完璧に融合する「PEUGEOT 408」を相棒に湘南へ

この日、スタートは快晴の七里ヶ浜海岸から。穏やかな海とその先には江の島、そしてまだ雪の残る富士山という絶景が出迎えてくれた。「僕は赤い車が好きで、長年乗り換えてきましたが、プジョーの赤は深い色味にシックなメタリック感もあって、青空にも生えますね」。

2023年夏に新型モデルが登場したプジョー408は、セダンとクーペ、さらにSUVの魅力を融合させながらもそのどれにも属さない究極のクロスオーバーモデルだ。滑らかに傾斜する美しいルーフラインが、クーペのような印象を与えるファストバック。そこに、大型のテールゲートやラゲッジスペースという、SUVの機能性を備えている。さらに、フラッグシップモデルの508に匹敵する、全長4700mmのロングボディでゆとりの空間を設けながら、大型タイヤをはかせることにより、程良い車高も実現。実用性と先進的なデザイン、高級感をも兼ね備えた一台なのだ。

躍動感のある美しい流線形のファストバックスタイルに、大径ホイールとブラックホイールアーチで、スポーティーさをプラスした408。ボディカラーは、見る角度によって様々な赤の色彩を放つ「エリクサー・レッド」。

ボディとの一体感を生む塗装を施したフロントグリルは、放射線状に伸びる幾何学的なデザインが特徴的。

プジョーのアイコンでもあるライオンをイメージした、3本のカギ爪のようなLEDランプや、耳を模したスポイラーなど、立体感と個性を利かせたリアデザイン。

メーター表示を前後2画面にした独自の「3D i-コックピット」は高い位置に設置され、楕円型の小径ステアリングの上から覗くスタイルで視認性も抜群。黒を基調としたレザータッチで仕立てられたインテリアも上質な趣。

ファストバックとは思えないほどの、広々とした居住性を確保した後部座席。ホールド感のある快適なシートと、ゆとりあるニースペースで、ロングドライブでも快適に過ごせる。

普段から自宅と店の往復は、共に車移動をしているという小笠原夫妻。休日には友人宅や先輩シェフの店に訪れるため、湘南エリアへドライブに出掛けることもしばしばあるという。

日本の食を支える農家が直売する朝市へ、上質な野菜を求めて

続いて訪れたのは『鎌倉市農協連即売所』、通称“レンバイ”。その発足は1928年と歴史が古く、風土豊かな鎌倉エリアで育てられた野菜や生花などを生産者自らが直売する市場だ。売り場に並ぶ旬野菜は鮮度も味も良く、さらに直売ならではの価格に目移りしてしまう。この界隈ではシェフズ・マーケットとしても知られ、買い付けに訪れる料理人の姿も多い。「うちの店では、ブランドや産地で食材を選ぶことは普段しません。同じ野菜でも作り手や環境によって、味わいにもそれぞれ個性があります。僕が好きな味わい、作りたい料理に必要なものを基準に厳選しています」。そう語りながら、生き生きとした野菜を前に吟味を重ねる小笠原シェフ。一方、店のマダムも務める恭子さんは草花に造詣が深く、店では季節の花を活けている。この日はまだ走りである桃の花を購入し、店に飾る予定だという。

「大径タイヤやロングボディのわりに、とても小回りが利くので、鎌倉の細い路地での走行や駐車の際もハンドリングがスムーズです」と小笠原シェフ。

かつて外国人牧師のススメから、海外の市場方式で直売を始めたといわれているレンバイ。2度の移転の末、1957年からこの地で販売を続けている。

わけぎや春菊、わさび菜などの伝統野菜をはじめ、プティヴェールなどスーパーなどでは中々見かけない西洋野菜も多く扱う。商品や価格は出店者、販売される日によって異なる。

『アロマフレスカ』での修業時代にサービス担当をしていた恭子さんと出会い、結婚16年目を迎える小笠原夫妻。喧嘩も多いというが、仲睦まじい姿が垣間見える。

鍵の開閉も自動で行うスマートキーを携帯しておけば、リアバンパーの下で足を動かすだけでテールゲートを電動で開くことができる。雨天や荷物が多い時などにも便利な機能だ。

ルーフの傾斜もある5ドアハッチバックだが、ラゲッジルームは536Lと広く、後席を格納すると最大1611Lまで拡張可能。リアハッチも大口径で荷物の出し入れがスムーズに行える。

全国のシェフも認める、新進気鋭のトマト農園を訪ねる

さらなる食材探しに訪れたのは、藤沢で約100年続く『湘南佐藤農園』。海風によるミネラルを豊富に含んだ土壌と温暖な気候に恵まれ、年間約20種類の野菜を栽培している。中でも今回のお目当ては、直販のみでしか手に入らないというこだわりのフルーツトマトだ。ハウス内で特殊なフィルムを使用し、灌水を極力減らしながら栽培する「アイメック農法」を導入。さらに、完熟の直前まで収穫を待つことで、一般的なトマトの糖度を4~6%のところ7~11%まで高めているという。「糖度だけでなく、トマトそのものの味わいが濃厚です。ソースなど加熱料理にも向いていますね」。生産者の元を訪れ、収穫体験も行った小笠原シェフの脳裏には新たな料理へのインスピレーションが沸いていた。

広大な農地と豊かな自然に囲まれ童心に帰る二人。約3ヘクタールを有する農地では、キャベツやトウモロコシ、枝豆などの露地栽培も行われている。

ハウスでは計6000株ものフルーツトマトを栽培。また、栽培時に皮が破れてしまった完熟の果実は自家製のジュースやソースに使用。農園直営のピッツェリア『畑のキッチン』やキッチンカーで味わうことができる。

脱サラ後に義父からこの農園を継承して以来、栽培法などの研究にも熱心に取り組んできた代表の佐藤智哉さん。奥様やスタッフらと共に丹精を込めて野菜作りと向き合っている。

初めて見る栽培方法に興味津々の小笠原シェフ。佐藤さんのアドバイスの下、初めてとなるトマト収穫にも挑戦。

2015年度から取り入れたアイメック農法により、灌水を通常の1/5近くに控え、根域を制限することでトマト本来の味わいや栄養価を高めている。トマトは園内にある販売所や農協の直売所で購入できる。

プジョー408の動力は今回試乗した1.2Lのガソリンターボエンジンと、1.6Lターボ+PHEVの2種類。かつて“猫足”と評された、足回りのしなやかさは健在だ。

地産地消の食材をふんだんに使う老舗レストランで舌鼓

ランチに立ち寄ったのは、葉山の老舗フレンチ『レストラン ラ・マーレ』。旬の三浦野菜や、周辺で水揚げされた魚介を生かした料理と目の前に広がる海の眺めを楽しめる名店だ。この店のスペシャリテといえば何といってもブイヤベース。1977年の創業時に総料理長を務めた、かの熊谷喜八シェフが作りだした味がいまもなお脈々と受け継がれている。主役となる魚介は季節で異なり、この日は地元漁師から届けられたオマール海老。秋から冬にかけては鎌倉海老(伊勢海老の別名)が使用されることもあるという。一方、三浦産の芽キャベツに豚肉と佐島漁港で揚がったアオリイカのミンチを詰めた前菜など、創作性に富んだ逸品も揃う。「伝統的な味も新たな料理にも、しっかりとした料理人の意図が感じられます。とても美味しいし、こういう空間で過ごすひと時が贅沢です」

湘南らしい風情が味わえる、海辺に佇む白亜の一軒家レストラン。目と鼻の先にある姉妹店『パティスリー ラ・マーレ・ド・チャヤ 葉山本店』にも、夫妻でよく立ち寄るという。

「普段は二人で洋食を食べに行くことが少ないので、こういう時間はとても新鮮です。お料理やドリンクはもちろん、サービスや空間も勉強になります」と恭子さん。

この日の前菜は、「アオリイカ 松阪豚 芽キャベツ」。「炙ったイカとラルド(豚の背脂)が擬態しながらも、海と山の異なる味わいでとても面白いですね」と小笠原シェフ。

名物のブイヤベースは、小鍋をコンロにかけながら熱々の状態のまま、客前で取り分けてくれるという心憎い演出も。

メインの海老だけでなく、地場産の白身魚(この日はスズキ)や殻付きのホタテ貝など魚介を贅沢に使用。アリオリソースやガーリックトーストを添えて堪能したい。料理はすべて「ブイヤベースコース(11,000円)」より。

テラス席からは湘南や富士山を臨み、葉山海岸の花火大会は目の前で楽しめる。2階がレストランで、1階は通し営業でドリンクや軽食もいただけるカフェ&ブラッセリ―として営業。

走る楽しさを存分に味わえるから、どこまでも行きたくなる

ドライブの〆には美しい夜景を求め、マリーナの風景を抜けて平塚にある『高麗山公園』へもうひと走り。湘南というエリアは、海を感じさせる場所だけでなく、畑や野山と、車窓の先に走ったぶんだけ多彩な景観が広がる。「今回は食材との出合いを求めて湘南を訪れましたが、東京という小さな街の変わらない景色から解放されて、ドライブをしているだけでも日常を忘れさせてくれます。遊び心やデザイン性もありながら、長旅にも快適なこういう車こそ、オフの日にも相応しい存在ですね」と小笠原シェフも気に入った様子。

ボディに施された凹凸のデザインが印影を与え、角度によって様々な表情を見せてくれる。こうしたフランス車ならではのギミックが細部に生かされている。

一日を通してドライブを見守ってくれた富士山も、夕闇が次第に深まる中、墨絵のようなシルエットに。シャープなカギ爪型に灯るテールランプも美しい。

眼下に広がる夜景にも増して輝くデイライトはライオンの牙をモチーフにしたもの。プジョーならではの個性的な意匠が他の車種とは一線を画した魅力を放つ。

 

独自の道を究めし人と共鳴し合う、独創性と品質に満ちた車。プジョー408とは、唯一無二のイマジネーションをかき立ててくれる一台なのかもしれない。

 

NEW PEUGEOT 408について

 

(SHOP DATA)

鎌倉市農協連即売所
神奈川県鎌倉市小町1-13-10
電話/なし
営業/8:00~日没(なくなり次第終了)
休み/1/1~4
http://kamakurarenbai.com/

湘南佐藤農園
神奈川県藤沢市亀井野2818-3
電話/0466-53-8074
https://www.shonansatonouen.com/

レストラン ラ・マーレ
神奈川県三浦郡葉山町堀内24-2
電話/046-875-6683
営業/1F11:30~21:00(19:00 L.O.)、2F11:30~16:00(14:00 L.O.)、17:30~21:00(19:00 L.O.)
休み/月・第2火曜(祝日の場合は、翌平日)
https://lamaree.chaya.co.jp/

オガサワラ レストラン
東京都新宿区荒木町6-39 GARDEN TREE B1F
電話/03-3353-5035
営業/17:00〜23:00 (21:00L.O.) ※完全予約制
休み/不定休
http://ogasawara-restaurant.tokyo/

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buono 編集部

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使う道具や食材にこだわり、一歩進んだ料理で誰かをよろこばせたい。そんな料理ギークな男性に向けた、斬新な視点で食の楽しさを提案するフードエンターテイメントマガジン。

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