ミスショットを防ぐためのメンタルコントロール【ナイスショットは打つ前1分で決まる】
EVEN 編集部
- 2020年11月18日
プロや上手い人のスイングを参考に練習しても、それだけでナイスショットが打てるとは限らないのがゴルフの難しいところ。どれだけスイングが良くなっても、番手選びやセットアップ、ルーティンが間違っていたら良いショットは打てない。肝は、ショット直前の考え方や所作にこそあります。そこで、プロや上級者の「打つ前1分間」の秘密に迫る連載がスタート! 今回は「メンタルコントロール」についてご紹介します。
ラウンド中は様々な場面で色々な迷いが生じやすく、その迷いがミスショットにつながる。このような迷いを断ち切るためには、事前に自分の決め事を用意しておくのがおすすめです。
“自分ルール”を決めておくと心を整理しやすくなる
ナイスショットを打つために大切なのは、あらかじめ「自分のルール」を作っておくことです。ティショットで危険なエリアを徹底的に避ける、常にグリーンのセンターに打つ……などと最初から決めておけば、余計な思考が働かずに済み、自分のプレーに集中しやすくなります。
ティアップの高さが一定しないで迷いやすい人なら、高さを均一にできるティペグを用意しておく。球の行方に関係なく、フィニッシュをきちんと決める。緊張が高まった時は、「長い呼吸」を数回繰り返す。このような自分のルールを事前に作っておきましょう。
緊張するのがダメなわけではないですし、怒ってはいけないわけでもありません。適度な緊張感を維持したり、一時的に感情的になってもすぐに気持ちを切り替えたりすることが大事なのです。自分のルールがないと、ミスをいつまでも引きずってしまうことになります。
ナイスショットにつながるメンタルコントロールのメソッド
緊張したら深呼吸を繰り返そう
朝イチのティショットや池越えのショット、ミスを連発した直後など緊張が高まった時は、深い深呼吸を繰り返すのがもっとも効果的。鼻から息を5秒かけて大きくゆっくり吸ったら、口から息を5秒かけて大きくゆっくりと吐き出すのがコツです。
息が浅くて呼吸が早いと重心が上がってミスが出やすくなるので、ゆっくと深呼吸をして重心を下げましょう。深呼吸を数回繰り返すと緊張をやわらげることができます。息が浅くなったり、呼吸が速くなったりしないように注意してください。
使うティペグを決めておく
常に一定の高さでティアップするには、毎回同じ長さのティペグを使用すると良いでしょう。大西コーチが使っているティペグのように、形状の工夫により自然と同じ高さで挿せるタイプのものもあるので、活用してみてください。
どんな時もしっかりフィニッシュをキメる
球の行方がどうであっても、常にナイスショットの気持ちでしっかり振り切ってフィニッシュを作ると決めておくのも効果的。スイングが安定するのはもちろん、これを繰り返すことで不思議と良い流れを呼び込むことも多くなってきます。
ミスショットをした時にクラブから手を離したり、体勢を崩したりするのは良くありません。
ミスした時は5秒間だけ怒ってもOK
失敗をいつまでも悔やんだり、次のショットまで引きずると、ミスを繰り返しやすい。結果が悪かった時は自分に腹が立つのは仕方ないが、スパッと気持ちを切り替える方法を知っておきましょう。おすすめは「ミスが出た時は5秒間だけ怒る」と最初から決めておくこと。そうすれば、次のショットに集中しやすくなります。
教えてくれたのは、大西翔太コーチ
青木瀬令奈プロのコーチやキャディも務めるティーチングプロ。メンタルやフィジカルの知識も豊富で、レッスンだけでなく雑誌やWEBなど幅広いメディアで活躍中。
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PROFILE
EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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