BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

心の底から癒される奄美大島「ザ・シーン アマミ スパ&リゾート」

手つかずの自然美に圧倒されるロケーション

奄美大島といえば、鹿児島県と沖縄県の丁度中間に位置する亜熱帯性気候の島で、一年の平均気温は約21℃という温暖な地。東京から2時間と少しという空の旅を終えると、ぬめり気のある空気が露出した肌をつつみ南国にきたことを自覚させる。レンタカーに乗り換え揺られていると、気づくのは緑の深さと起伏に富んだ地形だ。山が多くいわゆる常緑広葉樹林が島の殆どを覆っている。宮崎駿の映画の世界を思い出させる情景をボーッと眺めていると、深淵な森にどこか神々しさを感じる。後で地元のスタッフに聞いたところによれば、冗談ではなく人の数よりハブの数の方が遥かに多く安易に森や山に入ることが出来ないので、自然がそのまま残っているのだそう。古くから残る森や山には神が宿る、なんて話を聞いたことがある。様々な南の島に足を運んだがそのどことも異なる景色だ。

広い奄美大島を空港から2時間ほどかけて移動すると島の最南端に位置する「ザ・シーン アマミ スパ&リゾート」に到着する。木々が覆う山々と南国特有の強烈なグラデーションがかかった海に囲まれたとてもプライベートなリゾートだ。白が基調の広々とした部屋は静かで大きな窓には海と加計呂麻島が映る。低反発ベッドの寝心地があまりに良くて久しぶりに深く長い眠りにつけたことを特に記しておきたい。

料理も素晴らしい。地元で採れた素材をふんだんに使った和とイタリアンのコースはどちらも東京では味わえない絶品。魚も野菜も肉も全て一級品だ。島唯一の天然温泉は肌触りが滑らかで露天風呂は本物の波の音とともに深い癒しを与えてくれる。スタッフも皆さん温かく気づかいもホスピタリティも完璧だ。

さて、とりわけ数多ある高級リゾートとの違いを語るならば、自然の身近さにあると思う。前述した周囲を囲む緑は深くおよそ人工物が見当たらない。「世界中の海を潜ったなかで最も美しかったからこのホテルを購入した」、というオーナーのエピソードは、どんなガイドブックよりも効果がある。“カテツブルー”は必見だ。圧倒的に明媚な海も山もとにかく近い。そう感じるのは、同ホテルが用意する自然を存分に楽しめるアクティビティのお陰かもしれない。ダイビング、シュノーケリング、クルージング、ヨガと種類も難易度も豊富で、その充実ぶりは忙しくなり過ぎないように気を遣うほどだ。大人から子供まであらゆる世代が満喫できる。

趣の違う2つのゴルフ場もあり

そうそう、ゴルファー諸兄にも朗報。奄美大島には本格的な18ホールズの「奄美CC」と、ホテルから30分ほどの高知山山頂付近にダイナミックな借景の広がる9ホールズの「古仁屋ゴルフ場」もあるのでゴルフ旅も叶う。ご安心を。

最後に今回2泊3日の取材旅行だったが、日頃の喧騒を忘れて心の底から癒やされた。とてもリラックスできたし完璧にリフレッシュした気分だ。次は家族を連れてこようと思う。近いうちに。

ザ・シーン アマミ スパ&リゾート

ホテルには様々なアクティビティが用意されている。特にサンセットクルーズと加計呂麻島クルーズがオススメ。ホテル屋上にはサンセットや星空を楽しめるデッキがありソファーベッドも備わる。ホテル近郊の街の山間部に古仁屋ゴルフ場があり、空港から50分ほどの距離に奄美CCがある。
問:ザ・シーン アマミ スパ&リゾート(0997-72-0111)
〒894-1523 鹿児島県大島郡瀬戸内町蘇刈970

http://hotelthescene.com/

SHARE

PROFILE

水上貴夫

EVEN / 編集長

水上貴夫

モノ誌、ファッション誌を渡り歩き2008年に『Real Design』を作りたいと、枻出版社に入社。わずか1年半で編集長となるもその数か月後、朝4時に担当役員から「来週から『EVEN』の編集長やって」といわれて早10年を数える。もうすっかりゴルキチ。

水上貴夫の記事一覧

モノ誌、ファッション誌を渡り歩き2008年に『Real Design』を作りたいと、枻出版社に入社。わずか1年半で編集長となるもその数か月後、朝4時に担当役員から「来週から『EVEN』の編集長やって」といわれて早10年を数える。もうすっかりゴルキチ。

水上貴夫の記事一覧

No more pages to load