現代の名工が「太平洋クラブ御殿場コース」の18ホールを浮世絵で表現
EVEN 編集部
- 2021年09月12日
しりあがり寿が手掛けた唯一無二のアート作品
確か4年ほど前だったか、大規模な改修が始まる前に18番ホールに挑んだ時のこと。ティショットは運良くフェアウェイから少し外れたファーストカットで止まった。そして第二打目。ボールの真芯に当たり、勢いよく飛んでいったボールはフェアウェイに。奇跡が二度も続いた。コースを進んでゆく毎に、大きくなるグリーン横の池とピンフラッグ。より緊張感は高まるが、ここで少し奥に切られたピンに近づけさえすれば、バーディチャンスが来る。力が入るアプローチショット。若干ターフを噛み気味に入ったヘッドから放たれたボールの行方は……。
見事に池に吸い込まれていった、それもスライス気味で池のど真ん中に! そんな思い出の「太平洋クラブ御殿場コース」。18番が非常にメモラブルだけど、他のホールも考えられた、実に趣き深いゴルフ場である。
そんな御殿場を擁する「太平洋クラブ」は2021年、めでたく創立50年となる。この節目を迎えるにあたり、2019年から興味深いプロジェクトが進んでいた。太平洋クラブ御殿場コースを世界に発信するために、日本が世界に誇る天才浮世絵師“葛飾北斎”の世界観を現代的に表現するアーティスト、しりあがり寿氏に作品を依頼したのだ。浮世絵の世界観で、いかにして御殿場コースからの富士を描くのか、完成するまでに多くの時間を要したが、ついてに御殿場コースを浮世絵で表現する「御殿場コース18景」が販売されることに。唯一無二のアート作品は必見だ。
富嶽三十六景・御殿場コース版
土佐和紙にプリント、サイズ縦297mm、横420mm
価格:1枚55,000円、18枚セット990,000円
問い合わせ:ENYSi(03-6721-8447)
※葛飾北斎版も同様に発売
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EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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