名匠自らが研磨した「アーティザン」で研摩師の業に酔いしれる
EVEN 編集部
- 2021年10月01日
あのレジェンドが愛した形状「SB」も
ツアープロのために特別に仕立てられた、いわゆるプロトタイプは、ギア好きのゴルファーにとって垂涎のアイテムだろう。某メーカーで数多のトッププレーヤーのリクエストを形にしてきた研摩師マイク・テーラーが手掛ける「アーティザン」は、そんな夢のプロトタイプに手が届く稀有なメーカーだ。
現在、日本で購入できるアーティザンには大きく2種類ある。一つはマイク氏が削ったマスターヘッドを3Dスキャニングし精密なCNCミルドで再現したプロパーライン、そしてもう一つが、米国・テキサス州のスタジオで本人自らが研摩した特注品「MTプレミアムグラインドライン」だ。
元々、アメリカ本土におけるアーティザンは、アメリカには珍しいカスタム専業のメーカーで、形状やソールの削り、仕上げなどを自由にオーダーできる。その反面、生産量は自ずと限られてしまう。そこで、カスタムで人気の形状やロフト角を予めチョイスし、まとめてオーダーすることで在庫を確保、つるしでありながら、本物のプロトタイプが味わえるモデルとして、工房研磨の証である「MTプロトタイプ」の刻印を施しリリースしたものが本作だ。
つるしとはいえ、ツアーカスタムレベルの精度と、削り目を残すデザインは秀逸で、5種類用意されるソールバリエーションの中には、あのレジェンドが愛した形状「SB」も用意する。
このバックデザインのMTプレミアムカスタムグラインドラインはゼビオグループのプレミアム店のみの扱い。通常デザインのMTプレミアムカスタムグラインドなら全国のARTISAN ARMY プロショップでオーダー可能だ。
研摩歴30年、大手メーカーでトッププレーヤーのアイアンやウェッジを削ってきた名匠マイク・テーラー。’18年にはパトリック・リードが同社のクラブを使ってメジャーを制覇した。
48°~60°の各ロフト角に全5タイプのソールを組み合わせたモデルを用意。写真はトゥヒールを落としたハイバウンスの「DS」。各71,500円(完成品クラブ)。
問い合わせ:インフィニット(0985-86-7180)
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EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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