「本間ゴルフ」の『T//WORLD GS PROTOTYPE』試打リポート
フクダトモオ
- 2021年10月07日
“プロトタイプ”という愉悦
アマチュアゴルファーは「プロトタイプ」という響きにめっぽう弱い。市販品とは異なるモデル、ツアープロが使用する特別なクラブ、そんなイメージが気分を高めるからか。人と違うクラブを使いたいという気持ちが、プロトタイプへの憧れを後押ししている面もあるだろう。
で、「本間ゴルフ」から登場したニューモデル『ツアーワールドGSプロトタイプ』の話。このモデルでいうプロトタイプは、試作品やプロ試供品といった意味とは少し違う。本間ゴルフによれば『GS』が誇るバランスの良さはそのままに、プロからのフィードバックを踏まえて鍛え上げられた、「飛びと強さ」を両立するアドバンスモデルとのこと。さっそくドライバーを「ProAmaGOLF」に持ち込み、フィッターの中本裕基氏に試打を依頼した。
「マット仕上げで精悍なヘッドですね。I・IIともに低スピン・高打ち出しの強い球で飛びます。打感が柔らかくて、球がフェースにのる感じが心地良いのも共通です。その上で、Iは適度につかまる特性でミスヒットへの寛容性も持ちあわせています。一方のIIは操作性が高く、左へのミスを怖がらずに叩ける仕様です」(中本)
シャフトバリエーションが豊富なのも魅力。本間ゴルフが誇るプロトタイプの飛びをぜひ体感してほしい。
「つかまり重視ならIを、操作性を求めるならIIがおすすめ。どちらも低スピン・高打ち出しで強い球が打てますね」(中本)
PROTOTYPE I
ヘッド体積(cc):460
ロフト角(°):9.5
長さ(inch):45.25
ライ角(°):57.0
シャフト:VIZARD FZ
総重量(g):305(FZ5)
価格:88,000円
PROTOTYPE II
ヘッド体積(cc):450
ロフト角(°):9.5
長さ(inch):45.25
ライ角(°):57.0
シャフト:VIZARD FZ
総重量(g):306(FZ5)
価格:88,000円
問い合わせ:本間ゴルフ(0120-941-380)
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PROFILE
EVEN / EVEN副編集長
フクダトモオ
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。
1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。