右手は下から？上から？ グリップの正しい握り方【飛ばせるスイングはアドレスから】

ドラコンプロといえば飛ばしのプロフェッショナルだが、安楽拓也の理論はひと味もふた味も違う。ゴルフのスイングは自転車に乗るのと同じで、頭で考えながら動かさなくても体が勝手に反応するというのが理想だ。そのためにはスタート地点が重要になる。アドレスの基本中の基本である、グリップの握り方をもう一度見直してみよう。

右手は下から左手は上から握る

右手はグリップを横から握るイメージ

体とクラブの唯一の接点だけに、グリップの重要性は高い。まず右手は、飛ばしたいと思うと上から握って右肩が前に出てしまいがち。それを防ぐために右肩から背中側に手を回すようにして握ろう。するとグリップを真横から握る形になり、右肩が前に出ないアドレスになる。

左手は上から回せば自然とフックグリップになる

左手はややフックグリップに握ることがおすすめだが、どれくらいの度合いで握れば良いかがわかりにくい。そこで右手とは逆回転をさせる感じで、上からグリップをセットしよう。すると、理想的な左手の形になる。グリップは左右の手のバランスが重要で正しいアドレスにもつながる。

教えてくれた人：安楽拓也

あんらくたくや。1970 年生まれ。日本を代表するドラコンプロであり、ツアープロのコーチを務めるなどその指導力は高い評価を得ている。2019年は「第6 回JPDA 全日本決勝大会」でロングドライブシニア部門とアキュラシードライブオープン部門で優勝を飾っている。ゴルフパートナー所属。