一体成型アウトソールの衝撃、adidas Golfの最新モデル『ツアー360 22』
藤井順一
- 2022年02月22日
もはやクリーツではない
「TOUR360」と言えばPGAの選手達がこぞって履く「アディダス」のゴルフ用シューズの旗艦モデル。「コードカオス」や「ZG21」などエポックモデルが次々にトップセールスを記録する中、ラスト(木型)から設計を見直し、完全新作として生まれ変わったのが本作だ。
最大の特徴は「スパイクモア」アウトソール。一見、クリーツのような“タービン” はアウトソールと一体成型された、いわばソールパターン。歩行時はバネのようにクッション性を発揮し、スイング時にはタービンが広がり、内部の突起物が芝生を噛んでグリップ力を発揮する革新的テクノロジー。取り外しできるクリーツと違い、台座が必要ないためソフトスパイク特有の突き上げがなく、ソールの端や土踏まずなど従来不可能だった位置への配置など、もはや新カテゴリーに位置づけるべき領域に。
アディダスオリジナルスのスニーカーを思わせるフルレングスのBOOST、シューレースとBOAで別物な構造といい、まさに“アディダスしか勝たん”な傑作だ。同機能のウィメンズモデルもあり。
ソール一体の“タービン”を装着
TOUR360 22
ソールなど各部にリサイクル素材を使いながら、アッパーには天然素材を使用。アスリートが好むシューレース仕様。全4色。オープン価格
TOUR360 22 BOA
BOA社との共同開発による「360WRAP BOA」を搭載し、甲を包み込むラップ構造とタンレスの一体構造はシュレース仕様と別物。全3色。
問い合わせ:アディダスゴルフお客様窓口(0570-033-033)
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