偏光レンズの優れた利点とは？日本のパイオニア「TALEX」に聞いた。

EVEN 編集部

2022年08月19日

今業界で話題のレンズメーカーがあると聞いた。それが大阪を拠点にする「TALEX」である。偏光レンズのパイオニア的存在で、日本はおろか世界中にファンがいるほど。「そもそも偏光レンズって何?」から、話を伺ってきた。

偏光レンズのおかげでよりクリアな視界が！

日本のレンズは昔から評判がいい。カメラのニコンやキヤノンが世界を席巻したことからもおわかりのように、光学レンズ分野においてメイドインジャパンは世界中で大人気だ。では眼鏡レンズはどうか？　今では数少なくなってきてはいるが、幕末から続く眼鏡レンズの発祥の地は、大阪の田島という場所。鯖江は？　と思われた方もいると思うがあちらはフレームの街。そんな田島にいまだ工場を置く、世界屈指のレンズメーカーがTALEXなのだ。

TALEXは偏光レンズに特化したメーカー。偏光レンズの作りは、レンズとレンズの間に薄さ実に0.03mmの特殊フィルターを張り合わせたもの。少しのズレや歪みが命取りになるレンズだけあって、職人による細かい丁寧な手仕事、徹底した全数検査による製品管理などが必要になってくる。ここで生まれる偏光レンズは、有害な紫外線をカットし、屋外にある照り返しや反射光などの目に邪魔な光〝雑光〞を遮断し、目に心地よい光のみを通すことができる。余分な光を抑えることで、クリアな視界を確保し、目の疲労を軽減してくれる優れものだ。

それだけではない。光の反射などで見えにくかったもの、道路、水面、そしてターフなどが鮮明に見えることで、運転や釣り、ゴルフではこれを付けるだけでパフォーマンスすら変わってくるという。著名な登山家が長年愛用している理由は、標高の高いエベレストなどといった、特に紫外線の強い異次元の世界でも、効果が発揮されるレンズの実力によるものだ。これ実はあの三浦雄一郎さんの話、今でもずっとサポートしているそうだ。

TALEXのレンズは、全国の信頼のおける眼鏡店で取り扱われている。ただ、レンズがいくら良くても、それの取り扱い、フレームに正確に取り付けることができなければ身も蓋もない。ここ大阪にある唯一の直営店では、豊富なレンズカラーから、ユーザーの求めるピッタリのレンズを提案してくれる。フレームにレンズの装着も可。度付き偏光レンズも完備され、あらゆるサングラスの要望を叶え、悩みを解決してくれる。