アートワークラゲッジを携えてラウンドへ向かう至福「ヘラルボニー」のラゲッジコレクション
水上貴夫
- 2023年01月20日
日本全国の知的障害のあるアーティストとライセンス契約
昔から現代アート作品が描かれた商品に目が無い。中学生の頃、勉強机(勉強はあまりしなかったけど)にロイ・リキテンシュタインのポストカードを貼ってみたり、鈴木英人のカセットレーベルを集めてみたり。今でも色々と使っている。
ただ結構難しいのはそのサジ加減。例えば、ウォーホルのバナナのTシャツはアリだけど、大きなトートバッグに描かれるのはちょっと違う気が……。ジョーンズのアメリカ国旗の膝掛けはアリだけど、マフラーにして巻くのは……。明快な基準は見出せないが、要するに“その商品に描かれて似合う”かどうかなのだと思う。まあそれも好みの問題だから、人それぞれだと思うけど。
先日、「へラルボニー」というブランドを紹介してもらった。知的障害のあるアーティストのグラフィック作品を落とし込んだ様々なアイテムを展開するのだが、今シーズン、そのゴルフアイテムがデビューした。見れば実に華やかな色彩と画面構成で、猛烈な存在感を放っている。これは面白い。ゴルフアイテムにとても似合っている。アリだ。
日本全国の知的障害のあるアーティストとライセンス契約を行い、彼らの作品の描かれたアイテムを展開するヘラルボニー。上のアイテムは小林覚氏の「数字」という作品。キャディバッグ88,000円、ビッグトート38,500円、ミニトート19,800円、ヘッドカバーDr用16,500円、Fw用14,300円、Ut用14,300円、Pt用13,200円。
こちらの青いトートは工藤みどり氏の作品「(無題)(青)」38,500円。
連続した円が特徴的な佐々木早苗氏の「(無題)(丸)」が描かれたトートは38,500円。
問 GOLKANO.(03-5851-8681)