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京都のゴルフセレクト「ラウンドコード キョウト」。京町屋の進化は遂にゴルフにも

京都のゴルフセレクト「ラウンドコード キョウト」。

カフェにアパレルショップにホテルにギャラリーにと、京都が誇る古き良き町屋は様々なジャンルで活用されいるが、遂にゴルフ業界にも京町屋が登場した。場所は京都市中京区三条町。烏丸御池駅から5分という京都市内のど真ん中のような場所である。

取材に訪れてみると、そこには長い年月の経過を感じさせる歴史ある建物があった。白眉なのは外観は元より天板や鴨居等々、建築当時のものがそのまま使われていること。これは「元の建物をなるべくそのまま使いたい」という、オーナーである松村真紀氏の熱意によるところが大きい。

曰く「京町屋に強い憧れがあって、ここを見つけた時にまず“住んでみたい”、と思ったんです」と。そして実際にここで数ヶ月間暮らしながら、この立地や建物の雰囲気をさらに生かすべくゴルフセレクトショップをスタートさせたというのだ。出自からして面白い。ある意味店舗開発のロジックからいうと逆引きともいえるような成り立ちなのだが、ここにはそれだけの価値がある。

さて一方、取り扱うブランドというと「エルグワン」、「TWF49」、「レザレクション」、「CPGゴルフ」、「ジャンティバンティ」、「エマアンドノア」、「バックスピンゴルフ」といった新進気鋭のニューカマーばかり。これだけの品揃えはこの辺りではまず見かけないだろう。

しっかりと差別化を図る狙いと、新しいブランドだから感じられる他にはないファッション性を表現したかったと、ゴルフ事業マネージャーの長江知樹氏は話す。そしてそれが功を奏して、2023年3月のオープンから順調に顧客を獲得してきているというのは、なるほど納得である。

松村氏、長江氏が同じく語るのは“おもてなしの心”という同店のフィロソフィー。接客時にはコーヒーや茶菓子を提供し、ゆっくりと過ごしてもらいたいのだそう。そうやって商品を選んだりスタイリングを提案し、ユーザーと共にゴルフライフを楽しく彩るのがこのお店の在り方だという。

素晴らしい。ここはわざわざ訪れるべき珠玉の場所である。

一般アパレル業に長年従事した長江知樹氏(左)とオーナーの松村真紀氏(右)。店舗2階では元々の事業である女性用の一般アパレルを販売。カップルや夫婦で訪れるユーザーも多い中、ゴルフをやらない女性に非常に喜ばれるという。

ROUNDCODE KYOTO

住所:京都市中京区三条町343-1
電話番号:075-320-5447
営業時間:12時~19時
定休日:火曜日

※2023年8月上旬ECサイトオープン予定

【お問い合わせ先】
ROUNDCODE KYOTO(075-320-5447)

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PROFILE

水上貴夫

EVEN / 編集長

水上貴夫

モノ誌、ファッション誌を渡り歩き2008年に『Real Design』を作りたいと、枻出版社に入社。わずか1年半で編集長となるもその数か月後、朝4時に担当役員から「来週から『EVEN』の編集長やって」といわれて早10年を数える。もうすっかりゴルキチ。

水上貴夫の記事一覧

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