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Apple、新型MacBook Pro(2018)を発表。第8世代Intel Coreプロセッサーを搭載

CPU、最大メモリー、最大ストレージとも強化したスーパーノート

Appleから唐突に、新型MacBook Proがリリースされた。

2016年にリリースされたTouch BarとThunderbolt 3ポートを搭載したボディの製品としては3世代目となり、さらなる高性能化が図られている。

最大の特徴はプロセッサのアップデートだろう。Appleは第8世代のIntel Coreプロセッサーと発表しているので、Coffee Lakeと呼ばれるインテルの最新モバイルノート用プロセッサだと思われる。最大スペックのもので6コアのIntel Core i9、最大2.9GHz(Turbo Boost使用時4.8GHz)。

メモリーは16GBまでだったのが、最大で32GBまで選択可能。ストレージも15インチモデルには最大4TBのSSDが用意されるようになった。もっとも、4TBストレージは、512GBに対して35万5200円(税別)プラスと、もう一台MacBook Proが買えるほど高価だが。

True ToneとT2チップ搭載

Apple_macbook_pro_update_True_Tone_Technology_0712201801

ディスプレイには新たにiPhoneやiPad Proに搭載れていたTrue Toneテクノロジーを搭載(クリエイティブに使うMacのディスプレイの色が自動的に変わるのは、ちょっと不安だと筆者は感じるが)。

さらに、iMac Proに搭載されていたApple T2チップ搭載によりセキュリティ強化。セキュアブートとストレージのオンザフライ暗号化に対応、さらにMacでも『Hey Siri』を使って起動することができるようになった。

安価なモバイルノートは今回も登場せず

WWDCには間に合わなかったのか? それとも新OSにフォーカスするために製品発表を控えたのか? 製品単独での発表となった。これで9月から学生生活を始めるアメリカの学生は安心してMacBook Proを購入できることとなった。秋になるとmacOS 10.14 Mojaveを使えるし。対して噂されるMacBook AirもしくはMacBookの新型は今回も発表されなかった。ユーザーの願望が産み出した幻なのか、それともより大きな隠し球として未発表なままとなっているのか。安価なモバイルノートが欲しい人にとっては、まだ迷いは尽きない。

また、今回MacBook Pro用にもレザースリーブが用意された。これはMacBook用としてすでに用意されていたのと同じ仕様のもので、エンボス加工を施した高品質レザーによる外装とマイクロファイバーの裏地のクオリティの高さは、「さすが純正品」とうならされるクオリティを実現している。

New_Apple_MacBook_Pro_Leather_Sleeves_0712201801

製品詳細については、こちらから。
MacBook Pro(https://www.apple.com/jp/macbook-pro/)

(出典:『flick! digital (フリック!デジタル) 2018年7月号 Vol.81』)

(村上タクタ)

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