アップルの2018年ベストアプリ、音楽、映画、TV、本は何？

2018のApp Storeを騒がせたのは何だったのか？

アップルが、2018年に同社Storeから販売した、アプリケーション、ゲーム、音楽、映画、テレビ番組、ポッドキャストの中からベストを発表した。

Apple、2018年ベストを発表
https://www.apple.com/jp/newsroom/2018/12/apple-presents-the-best-of-2018/

アップルのApp Storeが世界最大のアプリマーケットであることは間違いないし、iTunes Storeが最大級のコンテンツマーケットであることは間違いない。

2018年のコンテンツ市場を賑わせたのは何だったのか？　もし、体験していないコンテンツがあれば、ぜひ年末年始に楽しんでみよう。

ちなみに、上記リンク先のセレクションは、アプリ、音楽がワールドワイドのセレクション、Podcast、映画とTV、Apple Booksは日本国内ドメスティックのセレクションになっているようである（その記述がないのは少々不親切だと思うが）。また、選ばれているコンテンツを見る限りはで、純粋なランキングではなく、アップルのお勧めというニュアンスも入っているように見える。

アップルらしいセレクション

ちょっと気になるところをピックアップしてみよう。まずアプリでは、セルフケア系のアプリがトレンドだったと言っている。ゲーム系ではバトル・ロワイヤル系が人気だったとのこと。

ベストのiPhoneアプリは、iPhone版のProcreateであるProcreate Pocket、iPadアプリはFroggpedia（シカゴでの第6世代iPadの発表会で紹介されたカエルの解剖などができるアプリ）。

Procreate Pocket　https://itunes.apple.com/us/app/procreate-pocket/id916366645
Froggpedia　https://itunes.apple.com/us/app/froggipedia/id1348306157

iPhoneゲームはかわいいアライグマを主人公としたストリーベースのパズルゲームであるDonut County、iPadゲームはアーティスティックなパズルゲームであるGorogoaが選ばれている。

Donut County　https://itunes.apple.com/us/app/donut-county/id1292099839
Gorogoa　https://itunes.apple.com/us/app/gorogoa/id1269225754#?platform=ipad

そして、音楽、Podcast、映画、Booksは？

音楽では、ワールドワイドではDrakeが賞を総なめにしたとのこと。

Drake　https://itunes.apple.com/jp/artist/%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%AF/271256

ここは日本独自のランキングも知りたかったところ。このあとで発表されるといいのだが。

Podcastは日本独自のランキングが発表されている。こちらはぜひリンク先をご覧いただきたい。

映画は、日本独自のランキングが発表されている。アベンジャーズ/インフィニティウォー、グレイテスト・ショーマン、スターウォーズ/最後のジェダイ……など錚々たるハリウッド映画が並ぶ中に『君の膵臓をたべたい』が入っているところが興味深い。

Apple Booksは、Amazon Kindleなどに対してだいぶ立ち後れており、観測範囲では愛用している人はあまり見ないが、iPhoneやiPadだけでなくMacでも本が読めて。かつ画像などのクオリティが高く、インタラクティブなコンテンツなども楽しめるのが美点だ。

セレクションは『翼竜館の宝石商人』『零號琴』『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』『藻屑蟹』などと、ちょっと凝ったものになっているので、冬休みにApple Books体験してみるのもいいかも。ゆうきまさみの『新九郎、奔る!』を勧めているもの面白い。

それぞれ、リンク先の記事（https://www.apple.com/jp/newsroom/2018/12/apple-presents-the-best-of-2018/）からリンクがあるので、ぜひお試しを。

ちなみに、ワールドワイドでのBESTが見たい方は、USのBESTの記事（https://www.apple.com/newsroom/2018/12/apple-presents-the-best-of-2018/）をどうぞ。
（出典：『flick! digital （フリック!デジタル） 2018年12月号 Vol.86』）

（村上タクタ）