そろそろUSB-Cに切り替えよう【TUNEWIRE C-L】
- 2019年07月17日
多くの方は、USB-Aを中心にバッテリー、充電器、ケーブルを用意されていると思う。
が、そろそろ、USB-Cを中心に揃えた方が良いのではないかと思う。
USB-Cに全取っ換えすると、充電が早くなる
最大の理由は、充電速度が速くなること。
たとえは、従来のUSB-Aだと、iPhone付属の小さい充電器が5W。高速充電可能なバッテリーやアダプターでも5V×2.4Aあたりが最大で、12Wということになる。
これをUSB-C経由に換えれば、スマホやタブレットでも18W充電ぐらいは普通にできる。PD対応の充電器を使えば、iPad Proは実測約35Wでも充電できた。(急速充電の負荷を心配される方もいらっしゃるかもしれないが、充電速度はデバイス側でもコントロールしているので、PDで35Wで充電できるのならそれで問題ないはず)。
ざっくりだが、従来のiPadに標準付属の12Wのアダプターの3倍の速度で充電できるのだから、これは便利だ。
その他にも
・MacBook Pro系と充電器、バッテリーを共通化できる
・充電も放電も同じケーブルを使える
・データ通信も高速
・コネクターの裏表がない
などメリットは多い。
せっかくなので、高性能、高機能、丈夫なTUNEWIREを
デメリットは、まだまだ充電器、バッテリー、ケーブルのバリエーションが少ないことだろうか。
最近、アップルに近しいメーカーさんから順次USB-C to Lightningのケーブルが相次いで発売されている。これがあれば、USB-Cコネクターやアダプターから直接iPhoneやiPadを充電できる。また、MacBook Pro本体に直接接続もできる。
フォーカルポイントから発売された「TUNEWEAR TUNEWIRE C-L」もその流れの製品。性能と品質にはこだわったようで、Lightningへの給電で29W(14.5V/2A)をサポートしている。
データ転送速度も最大480Mbps。ケーブルは高耐久性能を持つナイロンファイバー構造で断線しにくい。なんと3000回以上の折り曲げテストに合格しているそうである。
というわけで、筆者は最近各社から発売されている、ケーブルやバッテリー、アダプターを組み合わせてUSB-C環境に移行している。
充電は速いし、共通のバッテリー&アダプターでMacも充電できるから荷物が軽くなるし、いいことずくめだ。
ヘッドフォンの充電など、たまにUSB-Aが必要になることはあるが、今のところ、バッテリーにUSB-Aポートがかならずあるので、困ってはいない。
希望をいえば、USB-C to Lightningの短いのが欲しい。20〜30cmの。フォーカルさん、作ってもらえませんか?
(出典:『flick! digital (フリック!デジタル) 2019年8月号 Vol.94』)
(村上タクタ)
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。