Apple川崎の内覧会レポート。オープンは12月14日(土)朝10時
- 2019年12月12日
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日本初のモール内アップルストア『Apple川崎』
神奈川県川崎市の川崎駅前のショッピングモール『ラゾーナ川崎プラザ』内に、2019年12月14日(土)、アップルストアがオープンする。
新店舗の名前は『Apple 川崎』。
日本で10店舗目となるが、神奈川県初のアップルストアであり、かつ日本初のショッピングモールの中のアップルストアとなる。
今のところ何も明言されていないが、このApple 川崎を皮切りに、日本でも米国のように各地の大規模ショッピングモール内にアップルストアがオープンするといいなぁ……と、思う。
ベッドタウンから、休日のアクセスのいい立地
沿線としては、JRの大動脈、東海道線はもちろん、京急本線が通っており、川崎、横浜全域、特に武蔵小杉や、横浜、南武線沿線、品川や大井町方面の東京などからすこぶるアクセスがいい。
つまり、これまでの大都市のハイブランドが並ぶ目抜き通りにあるApple Storeとちょっと違って、ベッドタウンのショッピングモールのセンターに位置する……というコンセプトなのだ。
駅からのアクセスはすこぶるいい。川崎駅を降りて、ラゾーナへの連絡通路を歩いて(この連絡通路がちょうどApple川崎のあるラゾーナの2階に通じる)、ルーファ広場という広場に出たら、そこの奥手がApple川崎だ。
上の写真の中央奥、公園に面した場所(この公園自体が2F)がApple川崎。
これまでのアップルストアと違って、モールの1テナントとして入っているので、建物外観などは周囲の店と変わらないが、このアングルから撮ると、それぞれのフロアの突き出した部分が、なんとなくApple Parkの本社Ringと似た雰囲気になっているから面白い(笑)
明るく、広い店内。もちろんタウンスクエア型
土曜日オープンなのだが、木曜日の今日、内覧会があって一部のメディアは中を取材できたので、その様子をお伝えしよう。
おそらくモールの限られた条件の中で作られたのだとは思うが、フロア内は十分に広く、おなじみの展示テーブルが合計16台設置される。もちろん、iPhoneもiPadもMacも展示販売されるが、Mac ProやMac miniは見当たらなかった。フロアの広さと顧客層の問題なのだろうか?
フロアの正面中央にはおなじみの巨大なビデオウォールと、キューブと球を組み合わせた椅子が配された『フォーラム』が設けられている。この場所でToday at Appleなどのイベントが開催される。
左右の壁にはiPhoneケースや、ヘッドフォンなどの周辺機器が展示される『アベニュー』が設けられているのも多くのストアと同じ。
ショッピングモールの中とはいえ、駅近の、駅直結のフロアの広場の前という最高の場所を確保しているのが実に素晴らしい。タウンスクエアコンセプトに忠実に、正面はほぼすべて巨大なガラス窓で構成され、前の公園と一体になったかのような解放感が得られる。
ちなみに、Macお宝鑑定団のダンボさんによると、展示什器として新しいのはふたつ。ひとつは、このBeatsのヘッドフォンの展示台。
もうひとつは、この棚の下面内側が光ようになっている展示什器。
たしかに、製品の上面が照らされるので美しく見える。凝ってる。それを知っているダンボさんも、どこから情報を仕入れてるのか謎だが。
その他の什器は他のタウンスクエア型店舗にあるのと変わらない。
店舗の位置づけとして興味深いのは、日本ではじめてのベッドタウン内にある店舗ということで、Today at Appleなどの展開もファミリー層向けのものが多くなりそうだ。
本日プレイベントとして、地元神奈川県の森村学園の初等部4年生を招いて、フィールドトリップが行われた(後ほどレポートする)ように、子供向けのイベントも多数開催されそうだ。
同じモール内のビッグカメラとの関係は?
ちなみにちょっと余談だが、このラゾーナ川崎には最大規模のテナントとして、ビックカメラが入っている。そこには当然Apple製品を売るフロアもある。
価格としてはApple川崎は定価で売るわけだが、ビッグカメラなら値引きもなくはないし、少なくともポイントはつく。
場合によっては、アップルストアで商品を見て、質問までしておいて、ビックカメラで購入するというような人も出てくるだろう。
それでも、アップルは全然かまわないという。聞くところによると、アップルストアには売上ノルマ的なものはなく、ユーザーにアップル製品に触れてもらうこと、不明点に答えるなどのサポート的な要素もアップルストアが担うことなのだそうだから、問題ないのだそうだ。
そういう意味では、ビックカメラとしてはむしろ歓迎かもしれない。
オープンの記念品を確実にゲットするには?
さて、オープン初日の14日朝10時から、先着順で記念品が配られる。
配られるのは最近の他店舗と同様ピンバッチと、ステッカー、そしてトートバッグとなっている。トートバッグは、ナチュラルな風合いの布を使ったかわいらしいデザインのバッグで、なかなか素敵。左の白い箱に入っている。
先着順で用意される個数は非公開。過去の経緯からすると数千というオーダーだと思われる。最近の傾向からすると、正午まで持たないケースが多い。
確実に手に入れようと思ったら、少なくともオープン時には並んでいるようにした方がいいだろう。
モールは深夜1時からだいたい4時頃までクローズ
行列マニアの方のために追加の情報も得ておいた。
実は、ラゾーナ川崎のこのあたりのエリアは、深夜1:00から4:00頃の始発が動き出す時間までクローズとなる。つまりストアの前に夜を徹して並ぶことはできないのだ。
つまり、前夜から並んだら、1:00の時点で一度解散となるようだ。ただ、この場所に並んでられないというだけなので、ラゾーナのゲート前などに移動させられるのかもしれない。
そのあたりは明言されなかったし、渋谷や京都のように、周辺の店に迷惑をかけるわけでもないから、店舗やラゾーナ側が強力に仕切る……というわけでもなさそうだ。
つまり並んでいる人は自主的に、列を作ってゲート外に並び直し、朝には再び列のままストア前に移動する……というような感じになりそうだ。
(このあたりの情報は明言されているわけではないので、あくまで『という可能性が高い』という話だ。実際には違ったとしても当方は責任を持てない)
では、14日、朝、ストア前でお会いしましょう。
(村上タクタ)
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。