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AppleがWWDC 2020(世界開発者会議)の詳細発表。6月22日から史上最高2300万人対象!

withコロナ時代のWWDC

毎年、世界中からシリコンバレーに6000人もの開発者を集めて行われるWWDC(世界開発者会議)。参加費は日本円で約17万円もかかる上に、即座に申し込んでも定員オーバーで抽選となり、参加できない人も多い。

しかし、今年はそんなことはない。

6月22日から開催されるWWDC 2020はオンラインで開催される。

今年の参加費は、なんと無料! しかも、iOS、macOSなどのアプリを開発している人なら、誰でも、Apple Developer Webサイトでホストされるイベントにオンラインで参加できるようになった!

もちろん、COVID-19の影響ではあるが、Keynoteはもちろん、それぞれの希望するテーマのセッションやラボに誰もが参加できるのだから、ある意味こちらの方が効率はいいかもしれない。

きっと、こんなWWDCだと予想する!

テーマとなるのは、大きな異変がなければ、iOS 14、iPadOS 14、macOS 10.16、watchOS 7、tvOS 14。

写真は2019のWWDCでのティム・クック。今年も映像で元気な姿を見せてくれるに違いない。

昨年も昨年も扱われる題材が多すぎて、取材している我々も大混乱したのだが、オンラインでの開催なら、それぞれ興味がある分野にフォーカスできるので、却って良いかも知れない。

まず、Keynoteで、ティム・クックが壇上に上がって最初に語るのは、COVID-19で亡くなった人に対する追悼と、COVID-19と戦い続ける人に対する称賛だろう。そして、COVID-19と戦うために、Appleのデバイスがどのように使われているかも語られるだろう。

Googleとの協調によって実現した感染者と接近したことを検出する技術についても語られるだろう。その他、多くの医療分野でのiOSデバイスでの利用についても。

また、一方Stay Homeに役に立ったデバイス、アプリケーションについても紹介されるに違いない。Apple Watchも運動不足になりがちな我々に、そのことを気付かせてくれる点において、大きく役に立っている。自宅でのフィットネスについても大きく役に立ったという話がされるだろう。

また、休校になった学校で、iPadによってリモートでの授業が継続した点においても大きく紹介されるに違いない。Zoomで朝礼が行われ、Classroomで授業が継続された様子てレポートされるだろう。

ソフトウェアの力が、COVID-19のせいで変わりゆく世界を支えていく。そして、それを作り上げていくのは、今、このKeynoteを見ているあなたなのだとエンパワーされるに違いない。

そして、iOS 14、iPadOS 14、macOS 10.16、watchOS 7、tvOS 14に搭載される機能が紹介されるだろう。

その後、開催される個別の機能について詳細が語られる『セッション』は、Keynoteと同様オンランでストリーミングされるだろう。また、Appleのエンジニアに質問ができる『ラボ』に関しては、Zoomのようなテレビ会議システムを使って行われるのではないかと想像する。ZoomやWebexを使うのか、それともWWDC独自の仕組みを用意するのかは分からないが。

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学生向けのコンペもオンラインで開催

また、Swift Student Challnageという、学生向けのオンラインのコンペティションも開催される。

募集されるのはSwift Playground で作った実際に操作して3分以内で内容を体験できるシーン。大西洋時間5月17日23時59分(太平洋夏時間;日本時間では5月18日15時59分)までに応募する必要があるが、優秀作品には他では入手できないWWDC 20ジャケットとピンバッジのセットが提供されるという。

詳しくはこちらに。
developer.apple.com/wwdc20/swift-student-challenge/

2019のWWDC。世界中から6000人もの開発者が集まって、最新情報を入手した。

2016~2019年まで、3年連続で取材に呼んでいただいていたフリック!としては、サンノゼのWWDCのあの熱気を体感できないのは残念で仕方がないが、世界中で同時にオンラインでWWDCを体験できるという新しい試みにとても興奮している。

開発者の方は、6月22日からの1週間はスケジュールを空けて、アメリカ時間で生活できるようにしておいた方がいいかもしれない(笑)

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(村上タクタ)

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PROFILE

村上 タクタ

flick! / 編集長

村上 タクタ

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

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