激速! 換装可能! コンパクト! OWCのTB接続SSD、Envoy Expressを試してみた
- 2020年10月13日
なんと、1,200〜1,500MBps
常にストレージ不足に悩んでいる……という人は多いと思う。
Macのストレージもなかなかに高価だし、最初から潤沢な容量を買うことは難しい。それでもデータや写真が増える。「今どきクラウドだよ!」っていう人も多いかもしれないが、大量のデータをブラウズし、一瞬で取り出す……という点において、ローカルストレージの方が有利な業務はまだ多い。
最近のMacは内部のドライブにしてもSSDに最適化されている。実は今の巨大なOSだとHDDからの起動にはとても時間がかかるほどだ。
ちなみに、昔ながらのHDDを速度計測すると、およそ数十MBpsというところだ。もしまだ、HDD外付けストレージとして使ってらっしゃる方がいらっしゃったら、そういう速度だということだ。
対して、比較的安価なUSB-Aのケーブルで接続されるSSDだと、2〜300MBpsといったところ。これでもけっこう速いし、データのストレージという意味では便利に使える。
そして、筆者愛用の前のモデルのEnvoy Pro EXのUSB-C接続モデル(写真右)。これがけっこう速くて880〜930MBpsぐらいの速度を発揮してくれた。あらゆるデータをスピーディに読み書きできる。
Thunderbolt 3接続の威力だ!
本日(2020年10月13日)発売のEnvoy Expressは、非常にコンパクトながらなんとThunderbolt 3で接続される。そして、別売りのM.2 NVMe SSDを組み込んで使う形式だ。
ケース単体で1万7215円(税別)。
内蔵するストレージはOWCのAura SSDで、240GBが8965円、480GBが1万5510円、1.0TBが2万4475円、2.0TBが5万6980円、4.0TBが13万7500円。天国の沙汰もやはり金次第というか、4TBもあれば素晴らしいだろうなぁ……と思うが、やはりかなりいい値段がする。
ともあれ、お借りした1TBのSSDを分解して組み込む。ちなみに、ドライバーはパッケージに同梱されているが、細いし持ちにくいし、質もよくないので、ネジを舐める危険がある。もし、ちゃんとしたドライバーをお持ちなら、そちらを使った方がいい。
そして、いよいよ速度計測。
なんと、安定して、READもWRITEも1,200〜1,500MBpsの速度をマークしてくれるのだ。これは素晴らしい。
さすがに速度も出るからか、ケーブルが固定式(Envoy Pro EXはコネクターで取り外せた)だが、内部的にはコネクターで接続されているので、万が一断線するようなことがっても取り換えられそうだ。
この速度に参ってしまって、筆者は2TBのモデルを購入することにした。2TBモデルが到着したら、また速度計速して、その速さをレポートすることにしたい。
ちなみに、この製品には粘着ゲルで固定するプレートが付いていて、それをパソコンの背面に張っておけば、SSDをスライドさせて差し込むことができる。
もちろん、持ち運ぶ時はアンマウントして取り外した方がいいと思うが、モバイル状態で作業している時に、ドライブが外れてしまう事を考えると、これはけっこう便利なスタイルだ。
粘着ゲルは、はがすこともできるので、プレートを外しておきたい時には外すこともできる。ちょっとユニークなシステムだ。
お求めはこちらから。
ちなみに発売を記念して、10月18日までAmazonなどの各OWC公式ストアで10%OFFになるクーポンが提供されている。
また13日からのAmazonプレイムセールでも、OWCからは
・OWC 14 Port Dock(スペースグレー&シルバー)
・OWC Thunderbolt 3 Pro Dock
が特選タイムセールに選ばれているそうだ。
リンクはこちら。
(村上タクタ)
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。